世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

痛しかゆし

2019年10月16日 | 100の力
何のために商社マンを辞めて

宿泊業を営むようになったのか。


それは、

旅をするためだった。


自遊な旅をこよなく愛する者にとって

リゾート地における宿泊業はもってこいであった。


なぜなら、

シーズンとオフがはっきりしていたからだ。


シーズン中は目いっぱい働き、

オフになると思う存分旅をする。


このバランスとリズムが

ボクの感性にぴったりと符合したのだ。


30年間はこの恩恵に授かった。


リーマンショックが起きた2008年からの10年間は

別の意味で充実したチャレンジの10年だった。


JICAでベトナムに行ったのをきっかけに

別の旅の味を覚えてしまった。


しかも、独り身という気楽さが拍車をかけた。


最初の30年間は青春を駆け抜けた。

次の30年間は子育てと家族の幸せと自分の夢の基礎作りだった。


それからが、

実は、人生の本番だった。

今、その真っただ中にいる。


それは

人に寄与すること。

人に尽くすこと。


自分の情熱を煮え滾(たぎ)らせ、

やりたいこと、好きなことを実現させながら。


達成と失敗という試行錯誤を繰り返す中

本当の自分らしさに目覚めていった。


それは恋が愛に変わるプロセスだったのかもしれない。



さて、

約5年ぶりに、

この地(阿蘇・西原村)で

本格的に宿泊業を再開した。


ゲストハウスとして。


ところが思いのほか、お客様が来てくださる。

それも、長期滞在のお客様が。


これは嬉しい誤算でもあり、

ある意味苦痛でもある。


なぜなら、

のべつ幕なく宿泊客あると

旅に出る時期が少なくなるから。


ま、贅沢な悩みでもある。


いま、

待ち受けの状態が2件ある。


一つは、出版。

『老春時代』の刊行が大幅に遅れている。


まだ、2校目(二回目の校正)が届かない。

出稿してから早8か月半。


もう一つは、

「アトミ」のベトナム支社オープンが延び延びになっていること。

そのタイミングでベトナムに行かなければならないのだが、

未だ予定が立たない。


さすがにじれったくなる。


だが、

ここは逸る心を抑え、

じっと耐え忍ぶ時。


待つこと、耐えること

試練であり、

修行の一つ。




『瞑想』によって心を鎮める。


「物事はいつもちょうどいいタイミングで起きる」からと

自らに言い聞かせる日々。

"Everything comes to you in the right moment.

Be patient."


ただ、プラーッと旅に出たい衝動に駆られるのだ。



【追記】


ボクは、

旅をするために生きている。


旅をしている限り、

人は老いない。



地球はこんなに広く、

未知の世界で溢れている。


なぜ、それを見ようとしないんだ。

なぜ、それを知ろうとしないんだ。


せっかくこんなに素晴らしい地球に生まれ、

半径20㎞の世界だけで生きていてはもったいないではないか。



動かず、思考するだけだから

不安や恐怖に襲われる。


動けば自信と希望に繋がるんだ。



危険を冒して前へ進もうとしない人、

未知の世界を旅しようとしない人には、

人生は、

ごくわずかな景色しか見せてくれないんだよ。

(シドニー・ポアチエ)







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