世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

家族と家庭

2014年05月09日 | ライフスタイル
ボクには家族はいても家庭はない。


家庭を無くして5年ほどになる。

家族はそれぞれバラバラに暮らす。


家はあるがもう何年も帰っていない。

基本ホテル暮らしである。


といっても、海外以外は自前のホテル。

阿蘇のコンドミニアムと

街中のゲストハウス。


毎日が旅気分。

まんざらでもない。

むしろ性にあっている。


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家族のあり方が大きく変わってきた。


家族でなく孤(個)族の時代である。

ひとり暮らしの家庭(?)は否応なく増えていく。



おひとり様といえばまだ聞こえはいいが、

近い将来、日本が迎えるのはケタ外れの「独り社会」である。


単身世帯は4割にのぼり、

男性の3分の1、女性の4分の1は「生涯独身」だというから恐ろしい。


かつての「パラサイト・シングル」たちは、今や未婚のまま高齢化。

親が亡くなり、職場を去れば、社会からの孤立は深刻化する。



そしてその先には、「孤独死」が待っている。



若いうちのおひとり様は、まだ「おきらく様」でいられるかもしれない。


友達はいるし、独りは気楽。

結婚はしない、子どももいらない、と。


年を取れば否応なく一人を強いられる。


理想の共白夫婦(㊟))はごくひと握り。

家庭内別居や仮面夫婦は増加の一途だ。


子育ても一段落して、

お互い好きなことをやりましょう、と

不文律や暗黙の了解が夫婦間に出来上がる。


熟年離婚は今は昔。

それすら面倒くさい。


無駄なエネルギーを使うより、

現状のままでもお互い楽しめればいいじゃないと開き直る。


一緒にいる意味もないが、別れる意味もない。

それぞれの収入に干渉することなく

仲間を作って趣味に、恋に勤しむ。


それはまだいい。

幸せならば。



悲惨なのは、結婚することもなく

子供もなく、老いだけが否応なく進むケースだ。


それでも健康で趣味があれば

そのコミュニティーに溶け込むこともできるだろう。


だが、そもそも一人でその年まで生きてきた人は

趣味もなく、コミュニケーションをとるのが苦手な人が多い。


若いうちから家族以外のつながりの中で暮らす訓練ができていないで

いきなり年をとって打ち解けようと思っても所詮無理な話だ。



幸か不幸か、現代は一人の世界が築きやすい。

だが一旦その中に逃げ込んでしまえば、

なかなか人前に出ることは難しくなる。


ボクはこれを「ひとりぼっち症候群」と名付けた。

Lonely heart Syndrome

Alon Syndorom

Isolation Syndrome


こうなると時代の流れはなかなか止められない。


ならば抗うことなく、受け入れ楽しむことだ。



㊟ 共白夫婦とは、

読んで字のごとく、共に白髪の生えるまで末永く仲の良い夫婦のことであること。

Live together until die.

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