世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

旅立ちの春

2014年03月28日 | 国際
老いも若きもボクの周りで海外に飛び立つ人が増えている。


日本において、4月は出立の月でもある。

学校では入学式、会社では入社式が一斉に行われる。


日本のように旅立ちを祝う国は少ないように思う。

そして4月という区切りも少ないようだ。


それは桜と関係があるのだろうか。


桜も年々開花が早くなっている。

そしてその鮮やかさも、心なしか薄れ気味に感じる。



若者が新たな挑戦を求めて海外に飛び出すことは素晴らしいことだ。

加えて、遅まきながら中高年になって初めてパスポートを手にして

恐る恐る海外に出かける人もいる。


こちらも見ていて微笑ましく、その決断と勇気にに拍手を送りたい。


一度海外に出かけると、大概の人は病みつきになるようだ。


海外に出かけると、2つの大きな効果(変化)がある。


ひとつは、もちろん異国を知ることだ。

そしてもうひとつは、自分の国を再認識することである。


いずれも新たな視点が生まれる。


ボクは海外に行くたびに、日本人として生まれたことに誇りを感じる。

素晴らしい星の下に生まれたことに感謝する。


だからといって驕り高ぶってはいけない。

むしろ、謙虚になって相手を敬う気持ちを育てなければならない。


自分の国を誇りに思うことは素晴らしいことだ。

またそうでなければならない。


だが、その裏返しとして他国を見下すこともしてはいけない。


かつての日本はそうであった。

それが戦争へと駆り立てた。

今その同じ道を歩こうとしている。


日本は負けたことで謙虚になった。


本来の日本人としての控えめなところや、

和を持って尊しとする調和の精神はどこの国にもない長所だと思う。



グローバル時代。

国と国との威信が問われ、激しい駆け引きが生まれる。


      日本の国際力が試されている


いま日本は、苦手な外交という大きな壁にぶつかっている。

中国、韓国との関係は今までになく悪化している。


さらに、アメリカともギクシャクし始めた。


そんな中、進む道を、やり方を誤ると、日本は世界から孤立する危険性もある。


ロシア、ヨーロッパ、中東、中国、そしてアメリカ。

この5つどもえの力関係に日本は弾き飛ばされかねないのだ。


アメリカの脆弱化に乗じて、ロシアが影響力を増し、

中東の力関係にも変化が生じ、

その間隙を狙って中国が尖閣を落とし、韓国も竹島を橋頭堡として日本に圧力をかける。


頼みのアメリカは、ロシアを牽制するために日本を見放し中国寄りになるだろう。

少なくとも中国はそう読んでいる。


さらに、今回の日韓会談の様子を見れば、韓国の幼稚さが見えてくる。

血気だけは盛んである。


ただだからといって見下してはいけない。

しかし、相手に心を開く寛容が見られなければ相互の関係はこじれるばかりだろう。



そうした世界情勢を見極めるためにも

日本人一人ひとりが世界に飛び出さなければならない。


そして拙くてもいいから、

笑顔で現地の言葉で言うのだ。


「マンナソ パンガプスムニダ(お会いできてうれしいです)」…と。


たとえ相手が笑顔でなくても、握手を交わそうとしなくても。


日本は大人の国として。


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。