世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

日本が生き残る唯一の道

2012年05月09日 | 国際
輸出大国だった。



重厚長大という


造船に始まり

鉄鋼から

家電、自動車といった分野で



高い技術と加工貿易の輸出で



円安と相まって


貿易黒字を伸ばし


高度成長を引き起こし


国内消費をけん引してきた。





その頼みの綱の

輸出がずっこけた。




原油高、


円高も追い打ちとなった。



国内消費も不振が続く。



新興国の台頭に苦しめられている。






いま日本は

もがいている。



苦しんでいる。





日本の生き残る道はあるのか。


活路はあるのか。






ある。






ある、


一つだけある。




それは


日本の道徳、


思想というべきかもしれない日本精神



それに基づく

サービス技術だ。





東北の震災で見せ

世界をあっと言わせた日本人の奥ゆかしさ


伝授するのだ。




おもてなし精神

布教活動といってもいいだろう。





台湾にも日本旅館がお目見えしたほどだ。





海外に行って


ホテルやレストラン、

バスや列車、飛行機内においてさえ、



対応の悪さにムッとしたことは


きっとボクだけの経験ではないはずだ。








さらに


欧米、とりわけIT業界において


『禅の文化』が浸透していることをご存じだろうか。




スティーブジョブズも嵌(はま)っていた。



それは彼のスピーチの中にも

随所に見られる。


[「ハングリーであれ、愚かであれ」

Stay hungry, Stay foolish)



の有名なくだりは


まさに『禅』の教えによるものだ。




また彼が打ち立てた

アップルの基本理念、



「フォーカスとシンプルさ」



もまさに『禅』の教えだ。




彼は言う。


「シンプルであることは


複雑よりも難しい」
と。





やたらと機能が多い日本のガラケーや


エアコン、TV、自動車などが




ことごとく韓国やスエーデンに持っていかれたのもうなずける。







なんと



シリコンバレーを始め

禅室を設けているIT企業もあるほどだ。



そして


インストラクターを呼んで


『禅』を基にした瞑想法を社員教育として指導している。




柔道と同じく


日本文化が


日本人の知らないところで開花している。






ボクが


中米のコスタリカまで




「盆栽」の指導に行ったことも


今更ながら頷けることなのだ。


(この話は実に笑えることなのだが)



自然と一体化した

日本アートは見事としか言いようがない。








海外の文化博物館の一角には


必ずと行っていいほど茶室が設けられ、


日本文化を楽しめる。











これから日本人は、


海外にどんどん出かけ、

和僑となって日本人の良さを徹底的に教えて回る必要がある。


まさに日本思想の布教活動だ。



震災後に見せた


日本人の勤勉さや、丁寧さ

そしてなりよりも誠実さを教えるのだ。





大和魂というより、


日本魂こそ日本人が誇れる大きな財産なのだから。



武士道精神もその一つだ。







そのためにも、英会話力が急務とされる。



ダライラマの語り口ように、


心をこめて、一語一語語るのだ。



話すというより、語って聞かせるといった方が近い。





これからの日本人の進む道はそれしかない。



いわば社員教育、

コンサルタントしての役割だ。




今までは、技術や製品を売っていたので、


言葉は極力必要なかった。





だがこれからは、


言葉が製品となるのだから、英語力がものをいう。




とりわけ必要なのは


言葉による表現力、説得力、交渉力だ。



日本人が英語をマスターすれば


それだけでも世界に冠たる商品として売り出すことができる。





世界中で


とりわけ東南アジアでは



日本人の英会話能力の低さをバカにしている。


知らぬは日本人だけだ。






翻訳機や、

メールによる伝達手段が主となるようだが




やはり


人間関係の決め手は




生の言語伝達だ。




パーティの席でも


通訳を介するのか。


翻訳機片手にグラスを傾けるのか。





笑いものだ。





海外における


『禅』『瞑想』といった


日本精神
を伝える指導者がなぜ外国人なのか。





日本人は


英語で説明できないからだ。





コスタリカで盆栽を教える時


ボクは最初は英語で指導した。




だが、


一週間もたてば


スペイン語で教えていた。






これからの日本人は


少なくとも英語を習得して


言葉の壁を越えなければならない。






言葉でのコミュニケーションの向上に応じて、


今までの技術開発力も見直されてくる。





多文化、異文化、多様化の中で、


コミュニケーション能力こそ国際力に他ならない。






これからの日本が生き残るため、


そのための第一関門が、




英語力

だということは否定できない。





さあ、


メガネと首からぶら下げたカメラとネクタイを外し、



流暢な英語で




日本精神を説いて回ろう。





日本の陽はまた昇るのだ




【補足】


ボクは

盆栽のことは何も知らずに



コスタリカに行った。






だから


最初は



禅や瞑想から入った。





ごまかして


何とか時間を稼ぐつもりだった。




コスタリカには


盆栽歴30年以上という強者がゴロゴロいたのだ。








こうした中で


何とか日本人としての権威と誇りを保ちたかった。





あなた方は


木を支配しようとしている。




木と一体になることから始めなさい、



なんて


偉そうなことを言っていた。




ね、

笑えるでしょ。





だけどこうして


「やればできる」の根性が


育つのですよ。




詐欺と言われましたけどね。

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