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海外のマッサージ事情 No risk, no gain.

2014年07月18日 | 国際
「いいマッサージ屋を知ってるよ」


露天の土産屋のオヤジが意味するところはわかっていた。

「I wanna just foot massage」

と交わしたものの

「How much?」 ときた。


"60 minutes $7"

と答えると、

"OK, $5" という。

”Really?"


彼は得意げにバイクを持ってきて後ろに乗れという。

"How far?"

"5 minutes, very near"

と言って、ヘルメもかぶらず走り出した。


バイクで走ること約10分。

見るからに怪しげなマッサージ店。




店内に入ると、3人の女が物憂げにソファーに寝そべるように座っている。


改めて値段を聞くと、

店側はボディーマッサージで300、000ドン(1、500円)という。


"No, only foot massage.

He told me $5"

そんなはずがないことは明らかだった。


土産屋のオヤジは”ブンブン(どうやらsexのことらしい)”といいながら、

"Very good" を連発する。

ボクはキッパリと"No thank you" といった。



だいたい予想はしていたが、

ボクの好奇心がここまで連れてきた。


同じ経験はマレーシアでも、フィリピンでもカンボジアでもラオスでもタイでもある。

これは当たり前の光景なのだ。


ただ、下手をすると危険が伴う。

常に出口は確保しておかなければならない。



お土産屋のオヤジは、ボクを置き去りにすることはなかった。


帰りのバイクに乗りながら、

”Pay for my motorbike"と泣きつくように言う。


”You kidding me?

You told a lie to me.

Your fault, not my fault"

と言ったものの、あまりに可哀想だ。


あんたの売ってるお土産を買ってやるよ、とその場をかわした。

切り絵細工のようなものを$1で売っている。

今まで買ったことはない。



そのあと行きつけのマッサージ屋へ足を運んだ。

ところが、通常$7が、この日は特別割引と称して$5の看板が。



思わず笑ってしまった。


結局$5にありついたわけだ。

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