カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

国立母子保健センター

2008年01月20日 | 社会・風土
 プノンペンの国立母子保健センターを見学する機会がありました。このセンターの設立・運営には、日本からの無償資金協力と技術協力が活用されています。
国立母子保健センターは、カンボジアの母子保健のレファラルシステムの頂点に立つ重要な役割を果たしています。病院として、最も高度な医療(産科、婦人科、新生児科の第3次医療)を提供するだけでなく、助産師の育成、母子保健システム・政策の改善等を実施されています。センターは、1997年に設立され、既に6万人が出生しているそうです。
 カンボジアの妊産婦死亡率は、日本の100倍です(日本5人/10万人、カンボジア470人/10万人)。この状況を改善するために日本の国立国際医療センターから派遣された先生方が文字通り日夜奮闘されています。その活動振りには、本当に感銘を受けました。
 詳細は、外務省、JICAの下記のページをご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/report/cambo2.html
http://project.jica.go.jp/cambodia/0609377/01/index.html

母子保健センターの新生児室


停電に備えて、エレベーターではなくスロープが設置されています


中庭で、忙しい合間にランチを取る看護師さんたち

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする