カンボジア経済

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英国 EU離脱後もカンボジア等に関税優遇継続へ

2017年07月12日 | 経済
 6月24日、英国国際貿易省は、英国が欧州連合(EU)から離脱した後も、カンボジア等の49カ国の後発開発途上国(LDC)を対象に、武器以外のすべての製品の輸入関税を無税とするほか、輸入割当も行わないとする特恵関税制度「武器以外全て(Everything But Arms: EBA)」の取り扱いを継続すると発表しました。英国のEU離脱に伴う様々な貿易制度への影響については、不透明な状況が続いていましたが、今回の発表でカンボジア向けの特恵関税制度が維持されることが確実となりました。
 英国は、カンボジアの主要輸出品である縫製品の輸出先として重要なマーケットとなっています。カンボジアから英国やEU向けの輸出に関する懸念が払拭されたことにより、カンボジアへの海外直接投資や今後の貿易等への悪影響を回避できるものと見られます。
(写真は、カンボジアからEU向けの輸出を支えるシアヌークビル港)

英国国際貿易省の新聞発表
https://www.gov.uk/government/news/government-pledges-to-help-improve-access-to-uk-markets-for-worlds-poorest-countries-post-brexit


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