7月20日、国際協力機構(JICA)は、2005年から12年間も取り組んできた国道1号線の整備が7月中に完工すると、ニュースレターで発表しました。国道1号線は、プノンペンからメコン河を渡り、ベトナム・ホーチミン市へとつながる南部経済回廊の大動脈です。この事業は、プノンペン都心部からメコン河の「つばさ橋」に至る計56kmの区間で、道路の改修や橋の掛け替えを実施したもので、工事費の援助額(日本政府の無償資金協力)は約94億円でした。今回、完工したのは最後の工事区間の第4期工事で、モニボン橋を始点とする4キロの区間です。この区間だけは、片側2車線となっています。
56kmの区間の全線整備に12年間もかかってしまったのは残念なことです。日本の援助は「遅い」「逐次投入」と言われてしまうかもしれません。また、最終区間だけでも片側2車線化できたことは良かったのですが、残りの区間はつばさ橋も含めて片側1車線であり、5~10年で容量の不足に直面することも危惧されますので、計画中のプノンペン~ホーチミン間高速道路の早期具体化が期待されます。中国や韓国の援助のように質が低くて1年で損傷するような道路は困りますので、日本の援助には「質の高いインフラ」をキーワードに、「迅速化」も含めたたゆまぬ改善が望まれます。
(写真は工事中の最終区間)
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56kmの区間の全線整備に12年間もかかってしまったのは残念なことです。日本の援助は「遅い」「逐次投入」と言われてしまうかもしれません。また、最終区間だけでも片側2車線化できたことは良かったのですが、残りの区間はつばさ橋も含めて片側1車線であり、5~10年で容量の不足に直面することも危惧されますので、計画中のプノンペン~ホーチミン間高速道路の早期具体化が期待されます。中国や韓国の援助のように質が低くて1年で損傷するような道路は困りますので、日本の援助には「質の高いインフラ」をキーワードに、「迅速化」も含めたたゆまぬ改善が望まれます。
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