シアヌークビル港は、これまでも日本の支援でコンテナターミナル等を完成させてきました。現在は、多目的ターミナルの建設がほぼ完成した状況です。この多目的ターミナルが完成すれば、木材チップや石炭等のバルク貨物を大型船に直接積込・積降が可能となる見込みです。また、既存のコンテナターミナルは、当初の取扱能力が50万TEU/年でしたが、2016年実績で既に約40万TEUとなっており、インフラ不足が心配されていました。このため、シアヌークビル港湾公社では、2017年に岸壁用ガントリークレーンをこれまでの2基から4基に倍増させ、ヤード用ガントリークレーンも5基追加して、70万TEU/年までは対応できる体制を構築しています。更に、日本政府が2017年に円借款(約235億円)を供与した新コンテナターミナル整備事業が進められており、5万トン級のコンテナ船も接岸可能な350メートルのバースを備えた新たなコンテナターミナルを2022年までに完成させ、コンテナ取り扱い能力を更に45万TEU増加させたいとしています。
シアヌークビル港は、カンボジア唯一の深海港として、カンボジアの貿易を支える最も重要なインフラの一つです。2017年のシアヌークビル港湾公社の新規株式公開では、日本政府や民間企業の支援によって、株式が中国に取得されるのを何とか阻止しています。周辺の不動産開発等は、中国資本に圧倒されていますが、この港だけは、カンボジア政府が日本と協力して、カンボジア・ファーストでの開発を進めていくことが期待されます。
ブログ「カンボジア経済」2017年8月11日「カンボジアに過去最大規模の円借款を供与 シアヌークビル港に235億円」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/7cf8c9fb73526938c5f342c5be722224
円借款が供与された新コンテナターミナルは、クレーンの向こうの海面を埋め立てて新しい埠頭とコンテナヤードを建設します。
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