2月1日、スン・チャントル副首相兼カンボジア開発評議会第一副議長は、カンボジアの空港に投資してきたフランス系のVINCI社と面談しました。この中で、VINCI社は、シアヌークビル空港のターミナル拡張工事を2026年までに完了させたいと述べたとのことです。VINCI社は、子会社のカンボジア・エアポーツ社を通じて、シアヌークビル空港の運営を受託しています。
シアヌークビル空港ターミナル拡張計画については、2019年9月に承認されていましたが、新型コロナの影響等で延期されていました。当初計画では、2020年初頭に着工予定の第1期工事で空港の旅客処理能力を360万人規模に拡大し、2022年に開始予定の第2期では旅客処理能力を1000万人まで拡大するとしていました。
既存のシアヌークビル空港のターミナルは、2018年6月に拡張工事を完了したところでしたが、更なる拡張が必要となっていました。滑走路については、大型機の発着を可能とするため、2500メートルから3300メートルまで延長する工事が実施され、2020年に完工済です。
カンボジア観光統計によりますと、カンボジアへの外国人訪問客数は、ピークだった2019年の661万592人から、2020年130万6143人、2021年19万6495人へとピーク時の40分の一にまで大幅に減少していました。しかし、2022年は227万6626人、2023年は545万3231人まで回復してきています。
シアヌークビルに数多く滞在していた中国人の多くは、2019年以降新型コロナ中に帰国しています。中国からの観光客が今後も安定的に増加するかについては、慎重な見極めが必要と見られますが、現在のシアヌークビル空港はさすがに手狭となっており、着実な整備を実施して行く必要性は高いものと見られます。カンボジア政府とカンボジア・エアポーツ社の地道な努力が期待されます。
(写真は、既存のターミナル。2018年撮影)
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シアヌークビル空港ターミナル拡張計画については、2019年9月に承認されていましたが、新型コロナの影響等で延期されていました。当初計画では、2020年初頭に着工予定の第1期工事で空港の旅客処理能力を360万人規模に拡大し、2022年に開始予定の第2期では旅客処理能力を1000万人まで拡大するとしていました。
既存のシアヌークビル空港のターミナルは、2018年6月に拡張工事を完了したところでしたが、更なる拡張が必要となっていました。滑走路については、大型機の発着を可能とするため、2500メートルから3300メートルまで延長する工事が実施され、2020年に完工済です。
カンボジア観光統計によりますと、カンボジアへの外国人訪問客数は、ピークだった2019年の661万592人から、2020年130万6143人、2021年19万6495人へとピーク時の40分の一にまで大幅に減少していました。しかし、2022年は227万6626人、2023年は545万3231人まで回復してきています。
シアヌークビルに数多く滞在していた中国人の多くは、2019年以降新型コロナ中に帰国しています。中国からの観光客が今後も安定的に増加するかについては、慎重な見極めが必要と見られますが、現在のシアヌークビル空港はさすがに手狭となっており、着実な整備を実施して行く必要性は高いものと見られます。カンボジア政府とカンボジア・エアポーツ社の地道な努力が期待されます。
(写真は、既存のターミナル。2018年撮影)
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