カンボジア経済

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腐敗認識指数 8ランク後退の158位

2024年02月21日 | 経済
 1月30日、世界各国の汚職を監視している非政府組織トランスペアレンシー・インターナショナル(本部ベルリン)は、2023年版「TI腐敗認識指数」を発表しました。カンボジアの今年の指数は22点(100点満点)で、順位は180か国中158位でした(昨年は24点、150位)。東南アジア諸国の中では、ミャンマーに次いで下から2番目となっています。カンボジアは指数を、2019年の20点から、2020年21点、2021年23点、2022年24点と、地道に改善してきていましたが、2023年は22点にとなりました。
 腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index: CPI)は、トランスペアレンシー・インターナショナルが、1995年以来毎年公開しているもので、公務員と政治家がどの程度腐敗していると認識されるか、その度合を国際比較し、国別にランキングしたものです。1位はデンマークで、90点でした。日本は73点で16位となっています。
 今年の報告書では、「ほとんどの国では公共部門の腐敗への取り組みがほとんど、あるいはまったく進んでいないことが示されています。腐敗認識指数(CPI)の世界平均は12年連続で43と横ばいで、3分の2以上の国が50を下回っています。」と指摘しています。
 TIでは、「司法制度が不正行為を処罰し、政府を牽制できるようになるまで、汚職は蔓延し続けるでしょう。正義が買収されたり、政治的に干渉されたりするとき、苦しむのは人々です。指導者は、法を守り、腐敗に立ち向かう機関の独立性に全面的に投資し、その独立性を保障すべきです。」と訴えています。
(写真は、プノンペンのセントラルマーケット。記事とは直接関係ありません)

トランスペアレンシー・インターナショナルの発表(英文です)
https://www.transparency.org/en/press/cpi2023-corruption-perceptions-index-weakening-justice-systems-leave-corruption-unchecked


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