カンボジア経済

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JETRO・JAXAミッション フン・マネット首相を表敬訪問

2024年08月21日 | 経済
 8月6日、日本貿易振興機構(JETRO)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で実施した日本企業の訪問団は、フン・マネット首相を表敬訪問しました。訪問団には、衛星や人工知能(AI)技術、脱炭素技術などを有する日系企業19社が参加しました。
 フン・マネット首相は訪問団に対し、「日本はかねてカンボジアの重要なパートナーだ。脱炭素の分野で日本の技術とカンボジア企業の協業を歓迎し、政府として支援していきたい」と述べました。また、脱炭素やカーボンクレジットに関連した分野での日本とカンボジアの協業や投資を支援するためのワーキンググループ設置を関係省庁に指示しました。このワーキンググループは、カンボジアの環境相をとりまとめ役とし、環境省、農林水産省、産業・科学・技術・イノベーション省、鉱工業・エネルギー省、租税総局などの関係省庁が参加し、ビジネス環境の整備を進める予定です。
 訪問団は、8月7日に「日カンボジア経済共創交流シンポジウム 衛星技術、脱炭素技術を利用したカーボンクレジットビジネスの創出に向けて」に参加しました。ネットワーキングシンポジウムでは、自社技術を紹介し、カンボジア企業との協業に期待を示しました。カンボジア側も、ディット・ティナ農林水産相とイエン・ソポルレット環境相が参加し、脱炭素に関連する技術を持つ日本企業とカンボジア企業の協業を歓迎し、政府が全面的に支援すると強調しました。
 カンボジアは遅れた国と見られていますが、実際は、フィンテックやITの分野で日本に追いつき、追い越す勢いです。日本企業が日本ではしがらみがあって簡単ではない先端技術の開発や展開を行うにはカンボジアは適地の一つと言えます。日本企業がこうした機会を活用してカンボジアでのビジネス展開を図っていくことが期待されます。
(写真は、AKPより)

日本貿易振興機構の発表
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/08/5719ff1524f15bc2.html


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