2月24日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)と世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は、「カンボジア金融市場サプライチェーン開発事業」に関する覚書に調印しました。中小企業が経済開発に果たす役割の重要性に注目して、カンボジアの国家金融包摂戦略(2019年~2025年)に沿って、中小企業向けの革新的な金融商品を促進していくことを目指すとしています。具体的には、法規制支援の強化、市場慣行と市場知識の敷衍、望ましい環境の開発等を通じて、中小企業向け金融システムの改善と政策決定の道筋造りに貢献することを目的としています。
カンボジア中小企業協会連盟(FASMEC)では、現在の金融市場では、中小企業が金融にアクセスするには様々な課題があり、特に、厳しい担保設定が問題であると指摘しています。カンボジア政府は、昨年、中小企業銀行を設立して、1億5000万ドル規模の出資を行い、民間金融機関との協調融資方式で中小企業向け融資の拡大に努力してきています。
カンボジアにとって、地場中小企業の育成と振興は、外資の誘致と並んで重要な課題となっています。中小企業振興にまず重要な金融アクセスの改善について、政府、民間、国際機関等が取り組んでいく必要が高いものと見られます。日本は、自国での成功経験に加えて、アジア各国で中小企業金融の発展を支援してきた経験があり、カンボジアでもその経験を活用した支援が実施されていくことが期待されます。
(写真は、中央銀行のフェイスブックより)
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カンボジア中小企業協会連盟(FASMEC)では、現在の金融市場では、中小企業が金融にアクセスするには様々な課題があり、特に、厳しい担保設定が問題であると指摘しています。カンボジア政府は、昨年、中小企業銀行を設立して、1億5000万ドル規模の出資を行い、民間金融機関との協調融資方式で中小企業向け融資の拡大に努力してきています。
カンボジアにとって、地場中小企業の育成と振興は、外資の誘致と並んで重要な課題となっています。中小企業振興にまず重要な金融アクセスの改善について、政府、民間、国際機関等が取り組んでいく必要が高いものと見られます。日本は、自国での成功経験に加えて、アジア各国で中小企業金融の発展を支援してきた経験があり、カンボジアでもその経験を活用した支援が実施されていくことが期待されます。
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