1月18日、EUのカンボジア産のコメに対するセーフガード課税の期限が満了し、再び関税がゼロに戻りました。EUは、カンボジアを含む後発途上国(LDC)に対して、関税を免除する特恵関税制度「EBA」を適用しています。カンボジアは、この制度を活用して、EU向けに縫製品やコメを無税で輸出してきました。これに対し、イタリア・スペイン等のコメ生産者が、自国のコメ生産に影響を及ぼすとして不満を表明し、2019年1月18日からセーフガード課税を行っていました。セーフガードとは、特定品目の貨物の輸入の急増が、国内産業に重大な損害を与えていることが認められ、かつ、国民経済上緊急の必要性が認められる場合に、損害を回避するための関税の賦課又は輸入数量制限を行うものです。今回は、2019年1月18日から、1年目175ユーロ/トン(約2万2000円)、2年目150ユーロ/トン、3年目125ユーロ/トンの関税が賦課されていました。
EUは、カンボジア産のコメの主要取出先の一つであり、2016年には輸出の50%以上を占めていました。しかし、セーフガード課税の影響もあり、その比率は最近20%程度に低下していました。カンボジアコメ協会(CRF)では、今年はEU向けに20万トン以上を輸出したいとしています。
(写真は、EU向けの輸出の主要港であるシアヌークビル港)
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EUは、カンボジア産のコメの主要取出先の一つであり、2016年には輸出の50%以上を占めていました。しかし、セーフガード課税の影響もあり、その比率は最近20%程度に低下していました。カンボジアコメ協会(CRF)では、今年はEU向けに20万トン以上を輸出したいとしています。
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