12月10日、日本の外務省は、プラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣と植野篤志大使との間で、警備艇を供与するための10億100万円を限度とする無償資金協力に関する書簡の署名・交換がプノンペンにおいて行われたと発表しました。
カンボジアは、タイ湾に沿って約443kmの海岸線を有しており、海洋の脅威に直面する中で、老朽化した船舶を含む限られた機材により海上捜索・救助活動を実施しています。今回の協力により、カンボジア政府に対して警備艇を供与し、海洋法執行能力の向上を図ることにより、経済・社会の安全な発展に寄与することが期待されるとしています。
日本政府は、カンボジアの持続的発展と社会的価値の共創に向けた「3つの新たな協力アプローチ」を本年7月に打ち出しています。今回の協力は、その一つである「海の連結性強化」の一環であり、海洋航路の安全確保に資するものとのことです。
カンボジア南部のリアム海軍基地は、中国の支援でほぼ改修工事が完了しています。この海軍基地に中国の軍艦2隻がここ1年程常駐しているのが実情です。米国はこの状況に神経をとがらせています。12月16日には、米国海軍の軍艦が海軍基地近くのシアヌークビル港に「親善訪問」しています。
日本としては、これまでも4隻の警備艇を供与してきています。引き続き様々なチャンネルを通じてカンボジアが中国に傾き過ぎないようにしていくことが重要と見られ、今回のような協力は大きな意義があるものと見られます。
(写真は、日本が供与した監視艇)
外務省の発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press7_000296.html
ブログ「カンボジア経済」2018年7月12日「日本の税関からカンボジアへ税関監視艇を譲与」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/9922f69fb01e9b60ae091c89da11fbf0
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カンボジアは、タイ湾に沿って約443kmの海岸線を有しており、海洋の脅威に直面する中で、老朽化した船舶を含む限られた機材により海上捜索・救助活動を実施しています。今回の協力により、カンボジア政府に対して警備艇を供与し、海洋法執行能力の向上を図ることにより、経済・社会の安全な発展に寄与することが期待されるとしています。
日本政府は、カンボジアの持続的発展と社会的価値の共創に向けた「3つの新たな協力アプローチ」を本年7月に打ち出しています。今回の協力は、その一つである「海の連結性強化」の一環であり、海洋航路の安全確保に資するものとのことです。
カンボジア南部のリアム海軍基地は、中国の支援でほぼ改修工事が完了しています。この海軍基地に中国の軍艦2隻がここ1年程常駐しているのが実情です。米国はこの状況に神経をとがらせています。12月16日には、米国海軍の軍艦が海軍基地近くのシアヌークビル港に「親善訪問」しています。
日本としては、これまでも4隻の警備艇を供与してきています。引き続き様々なチャンネルを通じてカンボジアが中国に傾き過ぎないようにしていくことが重要と見られ、今回のような協力は大きな意義があるものと見られます。
(写真は、日本が供与した監視艇)
外務省の発表
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