カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

ASEAN観光フォーラム シアヌークビルで開催

2022年02月04日 | 経済
 1月16日から22日まで、シアヌークビルでASEAN観光フォーラムが開催されました。各国の観光大臣等や観光業界関係者500人以上が参加しました。1月19日に、ASEANとして、公式に観光セクターの再開を宣言しました。観光の再開は、各国での健康安全規則等に従うとともに、共通デジタルワクチンカードの導入等を行いつつ実施されるものです。
 ASEAN観光フォーラムにあわせて、1月 19日に、ASEAN+3観光大臣会合(ASEAN10カ国、日本、中国、韓国)が開催され、日本から渡辺国土交通副大臣がオンラインで参加しました。会合では新型コロナウイルス感染症の影響下においてASEAN+3各国がこれまで実施した観光施策に関する情報・意見交換を行い、共同声明を採択しました。渡辺副大臣からは、今後の国際交流の再開に向けて持続可能な観光に関する取組や無料Wi-Fiなどの受入環境整備を進めていく旨発言するとともに、日本アセアンセンターによる人材育成支援をはじめとした我が国のASEAN各国との交流拡大に向けた取組を紹介し、多くのASEAN諸国から感謝の意が述べられました。
 カンボジアへの訪問客数は、2019年に過去最高の661万592人を記録しました。しかし、新型コロナの影響で、2021年には19万6491人まで減少しています。カンボジア観光省では、2019年のレベルまで回復するのは2025年までかかる可能性があるとしています。
 カンボジア経済にとって、観光業は主要エンジンの一つであり、海外からの観光客の激減は、厳しい打撃となっています。早期の回復を図るために、カンボジア政府では入国規制の全面的緩和に加えて、観光回復に向けた政策の実施を行っています。カンボジアと周辺諸国を結ぶ航空便も2021年12月から再開が相次いでいます。官民協力して観光回復に向けた努力を継続していくことが必要と見られます。
(写真は、整備されたシアヌークビルのビーチ)

日本の国土交通省の発表
https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics07_000121.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« EUのカンボジア産のコメに対... | トップ | 中国正月2022 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

経済」カテゴリの最新記事