国家統計庁から発表された2024年11月の消費者物価上昇率(対前年同月比)は、2.0%でした。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しており、2018年1月以降は概ね3%未満で推移していました。2021年9月からは久しぶりの大幅上昇となっていましたが、2022年7月以降は低下傾向となっていました。2023年7月以降、若干の上昇に転じていましたが、今年に入り低い水準で推移しています(2019年1月1.6%、2月2.4%、3月2.3%、4月2.6%、5月2.3%、6月1.6%、7月2.2%、8月3.1%、9月1.7%、10月1.3%、11月1.8%、12月3.1%、2020年1月3.6%、2月2.7%、3月2.8%、4月1.9%、5月2.4%、6月3.2%、7月3.1%、8月2.0%、9月2.9%、10月3.7%、11月3.7%、12月2.9%、2021年1月2.6%、2月1.7%、3月2.1%、4月2.7%、5月3.0%、6月2.7%、7月3.3%、8月3.4%、9月5.9%、10月6.8%、11月7.9%、12月6.7%、2022年1月4.1%、2月6.3%、3月7.2%、4月7.3%、5月7.2%、6月7.8%、7月5.4%、8月4.9%、9月4.4%、10月3.6%、11月3.2%、12月2.9%、2023年1月3.0%、2月2.2%、3月0.7%、4月1.1%、5月0.5%、6月0.0%、7月1.9%、8月3.2%、9月3.8%、10月3.9%、11月2.7%、12月2.7%、2024年1月マイナス0.5%、2月マイナス0.3%、3月0.0%、4月0.5%、5月1.1%、6月0.7%、7月0.6%、8月0.3%、9月0.8%、10月1.5%)。なお、10月と比べると11月は0.1%の下落でした。
ガソリン価格は、政府による価格メカニズムにより国際価格に概ね連動して動いています。10月の3942エル/リットルから、11月は3950リエル/リットルに上昇しました。ディーゼルは、10月の3784リエル/リットルから、11月は3832リエル/リットルに上昇しました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、ロシアのウクライナ侵略の影響を受けて急激に上昇し2022年3月初めに130ドル台にまで上昇した後、足元は70ドル前後で推移しています。カンボジアはガソリン類を全量輸入に頼っているため、カンボジアのガソリン価格も国際価格に連動しています。2023年中盤に上昇した後、最近落ち着いてきています。
国際機関は、2024年のカンボジアの物価上昇率については安定的と予測しています。アジア開発銀行は0.5%、世界銀行は2.2%、IMFは0.7%、AMROは0.4%と予測しています。
(写真は、プノンペンのセントラルマーケット)
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ガソリン価格は、政府による価格メカニズムにより国際価格に概ね連動して動いています。10月の3942エル/リットルから、11月は3950リエル/リットルに上昇しました。ディーゼルは、10月の3784リエル/リットルから、11月は3832リエル/リットルに上昇しました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、ロシアのウクライナ侵略の影響を受けて急激に上昇し2022年3月初めに130ドル台にまで上昇した後、足元は70ドル前後で推移しています。カンボジアはガソリン類を全量輸入に頼っているため、カンボジアのガソリン価格も国際価格に連動しています。2023年中盤に上昇した後、最近落ち着いてきています。
国際機関は、2024年のカンボジアの物価上昇率については安定的と予測しています。アジア開発銀行は0.5%、世界銀行は2.2%、IMFは0.7%、AMROは0.4%と予測しています。
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