国際協力銀行(JBIC)では、毎年、海外で事業を行っている日本の製造業企業を対象とした「わが国製造業企業の海外事業展開」に関するアンケート調査を実施しています。今年は495社から回答を得ています。今回の調査では、「事業実績評価」、「中期的な事業展開姿勢」、「有望事業展開先国・地域」などの定例テーマに加え、個別テーマとして「変容するサプライチェーンへの対応」、「ビジネスの変革や新たなビジネスの拡大(イノベーションを含む)に向けた取り組み」、「サステナブルな社会の実現に向けた取り組み」等について調査を実施しました。
調査の結果として、「今年度の調査では、2023年度の海外生産比率(36.0%)及び海外売上高比率(40.0%)ともに上昇基調を維持し、海外売上高比率は過去最高の水準となった。一方で、今後の海外事業展開にかかる強化・拡大姿勢については、コロナ禍からの上昇基調がマイナスに転じた。世界的な需要の鈍化や中国経済の減速、米中対立を含む地政学リスクの高まり、他国・地場企業等との競争激化等が背景にあると考えられる。」としています。
中期的な有望国では、第1位はインド(前回1位)、第2位ベトナム(前回2位)、第3位米国(前回4位)、第4位インドネシア(前回5位)となっています。カンボジアは20位(前回19位)となりました。周辺国では、タイ5位(前回6位)、中国6位(前回3位)、マレーシア8位(前回9位)、フィリピン9位(前回8位)等でした。なお、中堅・中小企業に限りますと、カンボジアの順位は12位(前回15位)となっています。
個別テーマの「変容するサプライチェーンへの対応」については、「経済合理性の追求や米中対立を含む地政学リスクの高まり等を背景に、製造業企業の間にサプライチェーンを見直す動きが拡大。製造・販売拠点や原材料等の調達先に関して「脱中国」を進めつつ日本や他国を組み入れることによるサプライチェーン強化を図る動きがみられた。」と分析しています。
(写真は、水祭りで賑わうプノンペンのリバーサイド)
国際協力銀行のサイト
https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2024/press_00110.html
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中期的な有望国では、第1位はインド(前回1位)、第2位ベトナム(前回2位)、第3位米国(前回4位)、第4位インドネシア(前回5位)となっています。カンボジアは20位(前回19位)となりました。周辺国では、タイ5位(前回6位)、中国6位(前回3位)、マレーシア8位(前回9位)、フィリピン9位(前回8位)等でした。なお、中堅・中小企業に限りますと、カンボジアの順位は12位(前回15位)となっています。
個別テーマの「変容するサプライチェーンへの対応」については、「経済合理性の追求や米中対立を含む地政学リスクの高まり等を背景に、製造業企業の間にサプライチェーンを見直す動きが拡大。製造・販売拠点や原材料等の調達先に関して「脱中国」を進めつつ日本や他国を組み入れることによるサプライチェーン強化を図る動きがみられた。」と分析しています。
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