2月29日、公共事業運輸省の年次会合で、スン・チャントル副首相兼カンボジア開発評議会第一副議長は、フナン・テコ運河事業について、中国路橋工程公司(CRBC)とのコンセッション契約交渉を早期に進め、6月~7月にも合意・契約にこぎつけたいとの意欲を示しました。
フナン・テコ運河(Funan Techo Canal)は、プノンペンを流れるバサック川から、カンダール州、タケオ州、カンポット州を経てケップ州の海岸までを結ぶものです。延長180キロメートルで、水路の幅は80~100メートルで、水深は5.4メートルとしています。総工費は17億ドル(約2480億円)を見込んでいます。
この事業の進捗に合わせ、3月1日、国民議会(下院)は、内陸水運法案を承認しました。この法案は、インフラ開発、環境保護、投資機会、公正な競争を促進し、経済成長のための貿易を支援しながら、水路輸送の秩序を維持し、安全と安保を確保することを目的としています。
フナン・テコ運河事業は、かなり野心的な計画と見られますが、プノンペン港とシアヌークビル港間のコンテナ輸送やガソリン類の輸送には一定の効果があるものと見られます。しかし、総事業費が大きいことや高速道路・鉄道等と競合することもあり、カンボジア政府内で引き続き慎重な検討がなされることが期待されます。
(地図は、AKPより)
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フナン・テコ運河(Funan Techo Canal)は、プノンペンを流れるバサック川から、カンダール州、タケオ州、カンポット州を経てケップ州の海岸までを結ぶものです。延長180キロメートルで、水路の幅は80~100メートルで、水深は5.4メートルとしています。総工費は17億ドル(約2480億円)を見込んでいます。
この事業の進捗に合わせ、3月1日、国民議会(下院)は、内陸水運法案を承認しました。この法案は、インフラ開発、環境保護、投資機会、公正な競争を促進し、経済成長のための貿易を支援しながら、水路輸送の秩序を維持し、安全と安保を確保することを目的としています。
フナン・テコ運河事業は、かなり野心的な計画と見られますが、プノンペン港とシアヌークビル港間のコンテナ輸送やガソリン類の輸送には一定の効果があるものと見られます。しかし、総事業費が大きいことや高速道路・鉄道等と競合することもあり、カンボジア政府内で引き続き慎重な検討がなされることが期待されます。
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