2月18日、国際的格付機関のムーディーズは、「EUによる特恵関税制度一部停止が輸出と投資誘致に重荷(Partial suspension of Cambodia's preferential access to the EU will weigh on its exports, investment potential)」と題するレポートを発表しました(有料です。200ドルです。)。
レポートで、今年のGDP成長率が5.5%に留まると予測しています。国際通貨基金(IMF)、世界銀行、アジア開発銀行等の予測では、これまで7%程度の成長を見込んでいたため、かなりの減速となります。ムーディーズによると、EUの特恵関税制度EBAの一部停止による輸出額の減少額は1億5000万ドル(約165億円)程度となると予測されています。今回は、一部停止であり、EU向け輸出の2割程度に関税を付加することとなりますが、全面停止ではなかったため、影響は限られるものと見ています
また、賃金上昇が生産拠点、投資先としての魅力を減じる恐れがあると指摘しています。さらに新型肺炎問題によって、観光産業の成長や消費の伸びを押しとどめる可能性も無視できないとしています。
なお、ムーディーズでは、現在のカンボジア政府の格付け「B2」は変更なく、今後の見込みも「安定的」を維持するとしています。格付け「B2」は、「投機的とみなされ、信用リスクが高いと判断される債務に対する格付け」と定義される「B」のうち中位にあることを示しています。
ムーディーズのサイト(英文です)
https://www.moodys.com/
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レポートで、今年のGDP成長率が5.5%に留まると予測しています。国際通貨基金(IMF)、世界銀行、アジア開発銀行等の予測では、これまで7%程度の成長を見込んでいたため、かなりの減速となります。ムーディーズによると、EUの特恵関税制度EBAの一部停止による輸出額の減少額は1億5000万ドル(約165億円)程度となると予測されています。今回は、一部停止であり、EU向け輸出の2割程度に関税を付加することとなりますが、全面停止ではなかったため、影響は限られるものと見ています
また、賃金上昇が生産拠点、投資先としての魅力を減じる恐れがあると指摘しています。さらに新型肺炎問題によって、観光産業の成長や消費の伸びを押しとどめる可能性も無視できないとしています。
なお、ムーディーズでは、現在のカンボジア政府の格付け「B2」は変更なく、今後の見込みも「安定的」を維持するとしています。格付け「B2」は、「投機的とみなされ、信用リスクが高いと判断される債務に対する格付け」と定義される「B」のうち中位にあることを示しています。
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