初めての海外進出セミナー（カンボジア編）

　3月24日（東京）、3月25日（大阪）に、「初めての海外進出セミナー（カンボジア編）」が開催されます。
　セミナーでは、国際協力機構（JICA）によりカンボジア開発評議会（CDC）に投資環境改善アドバイザーとして派遣されている今村専門家から、カンボジアの投資環境等について説明される予定とのことです。
　今年に入ってから日本で数多くのカンボジア関係のセミナーが開催されるのは大変喜ばしいことです。

セミナー詳細は下記のサイトをご覧ください。
http://www.forval-consul.com/seminar/

にほんブログ村　　

ANZ銀行は５％の成長を予測

　ANZ銀行CEOのMr. Mike Smithは、3月4日、プノンペン。インターコンチネンタルホテルでの講演で、2010年のカンボジアの成長率を5％程度と見ていると公表しました。カンボジア経済については、2009年の厳しい状況からの回復を予測しています。ただし、これまで経済のエンジンだった縫製業（については、欧米への輸出偏重の状況下で、欧米の経済回復に時間がかかるため、今年（写真上）の回復はそこそこに留まると見ています。今後の重要ポイントとして、カンボジアの大メコン経済圏への更なる統合の必要性をあげていたのが印象的です。



にほんブログ村　　

欲しかったもの

　ずっと欲しかったものをバイヨンスーパーマーケットで見つけたので、買ってしまいました。3.5ドル（約300円）です。
　ラケットのように見えますが、虫を取る道具です。ラケットには電気が流れていて、虫に触るとバチッと言う音がしてイチコロです。電源は、充電式というところも良くできています。手ではなかなか取れない蚊なども一振りで簡単に撃墜できます。




にほんブログ村　

ユニクロを勉強（？）

　プノンペンのセントラルマーケットのすぐそばに開店した「W Export Shop」。
入っていただくとすぐ分かりますが、ユニクロのお店作りを真似たものです。衣料品の陳列方法やレジのデザインなどがそっくりです。
　先進国のまねをすることは、知的財産権に触れない限りでは、途上国では重要なことです。ぜひ、日本の技を「盗んで」頑張ってもらいたいものです。
（手ブレの写真ですいません）


にほんブログ村　

国際電話の値下げ競争

　カンボジアでは携帯電話各社が厳しい競争を繰り広げています。その中で、国内電話料金のダンピングが問題となり、昨年12月に郵政通信省は、携帯電話の国内通話料金について、1分間4.5セント（約4円）以上とするように指針を発表し、携帯各社はこれにしたがって価格の適正化を行ってきました。
　その中で価格規制の無い、携帯からの国際電話料金の値下げ競争が激化しています。最安値は、Beelineの6セント／分。最初に179、続いて国番号、電話番号と続けます（もちろんBeelineのSIMカードが必要です）。10セント／分で並んでいるのが、Smart(+)、 Hello(166)、Cellcard(177)です。（各社とも最低料金は特定の国、特定の期間に適用となっていますのでご留意ください。ただし、最低料金でなくとも、最高25セント／分程度です。各社のサービスを使うには、各社のＳＩＭカードの購入が必要です（5ドル程度））
　カンボジアはおそらく世界でも、国内も国際も携帯電話料金が一番安いレベルにいると思います。これは、固定通信網を飛ばして、ほぼ最初からＩＰ通信網が発達し、携帯も３Ｇ（第三世代）を取り入れたことが理由です。後ろから来た国が最高の技術で一気に突き抜ける事実を眼前で見せられている気分です。

このブログの2008年7月4日版もご覧ください。この2年で携帯会社が入れ替わっています。
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/777311077919ffe02f533ef22eacfbbb


にほんブログ村　　

ＪＥＴＲＯプノンペン事務所開所式典

　3月10日に、プノンペンのラッフルズホテルで日本貿易振興機構（ＪＥＴＲＯ）のプノンペン事務所開所式典が行われました。式典には、チャンプラシット商業大臣、林ＪＥＴＲＯ理事長、黒木日本大使、篠原前大使ほか230名もの方々が参加しました。林理事長は、ＪＥＴＲＯカンボジア事務所の重点事項として、①日本からの投資誘致（情報発信、セミナー、ミッション等）、②貿易促進（一州一品見本市等）、③カンボジアの輸出産業育成（専門家派遣、ワークショップ等）に取り組むと強いメッセージを発信されていました。
　ＪＥＴＲＯがカンボジアに事務所を開くことは、ここ数年、日本、カンボジアの官民がこぞって望んでいたことで、ついに実現したことを大変うれしく思っています。今後の活躍が期待されます。

住所　Attwood Business Center #57E3
電話　023 890 500



にほんブログ村　　

鉄道修復事業の進展

　3月2日にアジア開発銀行、オーストラリア政府等はカンボジア政府の鉄道修復事業に対する追加支援の協定に調印しました。アジア開発銀行は4200万ドル（約38億円）の借款（金利1.5％）、オーストラリア政府は2150万ドル（約19億円）の贈与をカンボジアに供与しました。
　この供与によって、総額141億ドルの鉄道修復事業は全額の資金を得ることなり、2013年の完成に向けて工事が進捗することが期待されます。工事の完成後は、オーストラリアのToll社が民活で運営維持管理を行う契約となっています。
　写真は隣接するカナディア銀行タワーから見たプノンペン駅です。修復工事の完成が待たれます。なお、駅の奥側は埋め立て工事の進むボエンコック湖です。

カンボジア鉄道事業の民活契約締結（このブログの2009年6月17日）
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/39b58ecf84b8aecdada3ca2b57b4c5c5

カンボジア鉄道修復起工式（このブログの2008年3月6日）
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/2ff75600662ddd7a172b257a3586530c


にほんブログ村　　

オールドマーケット

　オールドマーケット（クメール語では、プサーチャッ）は、プノンペン北部にあります。ナイトマーケットの会場のすぐそばです。朝から夕方まで、食品、衣類その他各種のものが売られています。独特の雰囲気があって、ぶらぶら見て回るのも楽しいものです。

東側には果物屋さんが並んでいます。


マーケットの周りはお惣菜（焼き鳥等）も売られていて賑わっています。



にほんブログ村　

バッタンバン香り米の直売所

　日本は、カンボジアの米どころ、バッタンバンで米作りの支援をしてきています。首都プノンペンにこの「バッタンバン香り米（Battambang Aromatic Rice）」の直売所が1月13日にできました。プノンペン駅のすぐそばです。我が家からも近いので見に行ってみました。
　ＪＩＣＡのロゴも入った50キロ入りの袋は、15万リエル（36ドル、約3240円）で販売されています。日本（新潟県魚沼のコシヒカリ：640円／キロ）に比べれば格安ですが、キロ当たり3000リエル（約64円）は、直売所の周りのお米屋さんで売っているお米に比べると高級な値段です。
　
詳細は国際協力機構（ＪＩＣＡ）のサイトをご覧ください。
http://www.jica.go.jp/topics/2009/20100127_01.html


ＪＩＣＡのロゴも入った50キロ入りの袋です。




にほんブログ村　

モンドルキリコーヒー

　オールドマーケットのそばにモンドルキリコーヒーを販売するお店ができました。モンドルキリはカンボジアのスイスとも言われる高原地帯です。モンドルキリはベトナムのすぐ隣ですので、ベトナムと同様にコーヒーが名産です（ベトナムはいまや世界第二位のコーヒー生産国です）。プノンペンで直売しているお店ははじめて見ました。250グラム入りが7000リエル（150円）、500グラム入りが15000リエル（320円）です。
　他にもモンドルキリ名産のお酒や手工芸品を販売しています。

No. 50, St. 108
Tel 012 540 844


しっかりしたパッケージです。


モンドルキリ名産のお酒です。このブログの2008年4月27日版もご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/0639a09e30bdb142083eed4d66ba9563




にほんブログ村　

Artisans d’ Angkor

　アルティザンダンコールは、1992年にフランスのＮＧＯとして設立され、その後2003年に有限会社となり、現在は1000人以上を雇用しています。カンボジアでは、貧しい農民を教育指導して、様々な製品（シルク、アロマ、石像等）を手工業で製造、販売しています。
シェムリアップのお店はいつも観光客で賑わっています。プノンペンでは、空港2階にお店がありましたが、1月22日にプノンペン店を開店されました、場所は郵便局のまん前で、写真のような真っ赤なお店なのですぐ分かります。
　店内はシェムリアップ店ほど広くは無いものの、高級なイメージで様々な製品を販売しています。カンボジアでは買うものが無いとお嘆きの方は、ぜひ一度ご覧ください。
http://www.artisansdangkor.com/

店内は高級イメージ。



にほんブログ村　

証券会社ライセンスに22社が申請

　カンボジアの証券取引所は今年中の開設を目指していますが、その一環として証券会社のライセンス発行の手続きが進められています。3月1日に、申請が締め切られましたが、新聞報道によりますと、22社が申請書を提出したとのことです。今後、カンボジア証券取引委員会（ＳＥＣＣ：写真）で書類審査が行われ、一次審査結果は1ヶ月程度で発表される見込みです。新聞では、ＡＣＬＥＤＡ銀行や韓国の東洋証券が申請を提出したと報道されています。
　株式市場の開設が楽しみです。



にほんブログ村　　

プノンペン地図帳 STREET WiSE

　プノンペンの便利な地図帳です。これまでなかなか良い地図が無かったのですが、これは結構便利に使えます。縮尺は1万分の１です。プノンペン全域を30枚の地図でカバーしています。
　お値段は5ドル（450円）。Cambodia Pocket Guide社より出版され、モニュメント・ブックス等で販売されています。

Cambodia Pocket Guide社
http://www.cambodiapocketguide.com/

モニュメント・ブックス
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/41e5f50b1c330a560ee78afe2223981d

細かい地図です。老眼にはちょっときついです。




にほんブログ村　

ＩＶＹの野菜即売会

　2月28日にプノンペンのクラタペッパーで、山形県のＮＧＯ「ＩＶＹ」による野菜即売会がありました。ＩＶＹは、カンボジアの農村で女性グループに野菜の栽培や加工、販売等を指導・支援しています。ＩＶＹの支援を得ている農村で作られた野菜を時々プノンペンで販売されています。今回はクラタペッパーさんのお店とお庭で即売会を開催されました。今回は、他にも王立農業大学で製造している味噌や納豆、有志による五平餅やクロマーの販売もありました。次回が楽しみです。

ＩＶＹ
http://www.ivyivy.org/

クラタペッパー
http://plaza.rakuten.co.jp/ksline/

このブログの2009年2月1日版
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/2b5081f0fafba9fb68793b1f435f8261




にほんブログ村　

ＡＳＥＡＮ中央銀行総裁会議

　2月26日～27日にカンボジア・シェムリアップで、ＡＳＥＡＮ各国の中央銀行総裁が集まる会議が開催されました。ＡＳＥＡＮ各国に加え、韓国、台湾、ネパール、モンゴル、パプアニューギニア等の各国、ＩＭＦやアジア開発銀行等の国際機関も参加しました。特段の協定等が結ばれたわけではありませんが、じわじわと高まる物価上昇を背景に「出口戦略」の時期等が話し合われた模様です。
　カンボジアについては、銀行監督の強化とカンボジア通貨のリエルの使用促進を主要課題とし中央銀行（ＮＢＣ）は取り組んでいきたいとしています。


にほんブログ村