英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「山口百恵」考 その2

2013-01-10 21:50:59 | 芸能
歌のうまさには、2つの要素があって、
1.音程やリズムが正確、声量がある、音域が広いなど、いわゆる歌唱力と言われるもの
2.その歌の意味や気持ちを伝える力、表現力
   と私は考えている。

 もちろん、両方兼ね備えている方が良い。山口百恵の場合は、1はプロとしては疑問符を打ちたくなる人も多いであろう。特に、初期のころはアイドルとして忙しく、収録やレッスンの時間も取れなかったと思われ、ベスト盤を聴くと半音以上はずれている個所も時折見られる。
 それでも、彼女の歌が愛されているのは、曲が素晴らしいこともあるが、2が秀でているからであろう。
 それについては、デビューから印象に残っている曲について振り返る過程で、追々語っていきたい。

 デビュー曲『としごろ』、その後の『青い果実』『禁じられた遊び』『春風のいたずら』『ひと夏の経験』『ちっぽけな感傷』までの時期はその1で語っていて重複するが、乙女の純潔とそれを捨てても構わないという危うさをテーマにしていて、当時の私は引き気味で距離を取っていた。しかし、深く考えると、いやらしさを感じさせずに、この世界観を表現できるのは彼女しかいない気がする。
 桜田淳子もよく似た世界観のように感じられるが、桜田淳子は同世代の異性への気持ち、山口百恵は年上の男性への背伸びをした気持ちで、淳子はさわやかな風の陽、百恵は翳りのある陰である。
 この時期の名曲は『ひと夏の経験』。乙女の純潔をささげる覚悟と、その正反対の軽快で清々しさを感じさせる旋律が、不思議なほどマッチしている。
 この次の曲の『ちっぽけな感傷』はそれまでの路線(「青い性路線」と呼ばれていたらしい)を継承していたが、その次の曲『冬の色』は、心の奥にしまい込んだ恋心が滲み出してくる名曲であった。曲調もしっとりしていたということもあるが、彼女自身、大人の女性の階段を上り始めたという印象を感じさせていた。もしかしたら、この時期、彼女は映画初主演『伊豆の踊子』を演じており、この経験が大きかったのかもしれない。
 次の曲『湖の決心』も同様なテーマの曲。冒頭に「運命を信じますか そしてそれに従いますか 私は私は あなたに従います」という台詞があった。私は台詞入りの曲は好きではない。しかも、この台詞はあまりにも相手に委ねすぎで、男性ファン受けを狙ったのではないかと感じられ、大きな減点対象だった。今考えると、百恵さんにこんなセリフを言われたら昇天してしまいそうなくらい嬉しい。このころは私もまだ子供であった。
 それはともかく、曲そのものはいいと思うが、「ひとつだけ教えて下さい 倖せになれるでしょうか」というように、やや内容がストレートであった。
 『夏ひらく青春』は一転して動きのある曲。「ぱぱぱぱぱぱぱぱ ぱらぱ~」というイントロから始まり「ひとつ結ぶ ひとつひらく 恋という名前の夏の花  ひとつ結ぶ ひとつひらく めくるめく光の中で」と畳み掛けるような冒頭。その後もアップテンポな曲調で押し通す、桜田淳子が歌っても不思議ではない弾けた一曲だった。大好きな曲である。(以下続く)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「山口百恵」考 その1

2013-01-08 22:29:10 | 芸能
流行のドレス着ているマネキン人形
動かない大きな目が泣いてるみたい
ショウウィンドウを鏡にあなたはいつでも気取って
自分の姿だけ見つめているのよ ん~…悲しいわ


 さて、この一節を見て、「ああっ、あの歌か!」とピンときた方は、私と気が合いそうです(笑)




 山口百恵さんの『美・サイレント』(作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童)の2番の歌詞の出だしの部分です。
 1番も素敵なのですが、ネタが割れてしまいやすいと思ったのと、「流行のドレス着ているマネキン人形 動かない大きな目が泣いてるみたい」…この詩、感性にしびれ、こちらを引用しました。

 私にとって百恵さんは、少女の面影を残しつつ色気が馨しい大人の女性、そして、やや翳りがあり芯の強さを感じました。


 山口百恵は当時、森昌子、桜田淳子と共に「中三トリオ」として、人気を博していたが、デビュー曲の『としごろ』はパッとしなかった。歌唱力は森昌子に遠く及ばず、アイドル性は太陽のように明るく輝く桜田淳子に比べると、月のような静かな光だった。声もやや低く、雰囲気も翳りがあり、アイドルには向いていないんじゃないかと感じさせるほど。純真な乙女というイメージだった。
 それが2曲目『青い果実』で、いきなり「あなたが望むなら私何をされてもいいわ~♪」と来たものだから、腰が砕けそうになった。
 いや、私もまだ子供で、その歌詞が示す内容はおぼろげにしかわからなかったが、なんとなく大変な歌詞をうたっているのではないかと怖れに似たようなものを感じた。
 イメージチェンジが功を奏したのか、人気が上がり、この後も『禁じられた遊び』『春風のいたずら』『ひと夏の経験』『ちっぽけな感傷』と危険な歌を次々にヒットさせた。私はそんな彼女に嫌悪に似たものを感じ距離を置いた(って、全く一方的な話ですね)。
 しかし、その中でも『ひと夏の経験』は内容はきわどくても「あなたに女の子の一番大切な~ものをあげるわ」というフレーズが胸に響いた。それにメロディが素晴らしかった。
 
 距離を置いた理由は、そういう危険な感覚を抱いていたということが大きかったが、もう一つ理由がある。それは、彼女の楽曲にはテーマ(アピール点)があって、強烈なフレーズやメロディをサビや出だしに持ってくることが多い。
 たとえば、『禁じられた遊び』では出だしが「怖くない あ、あん、あん 怖くない あなたとだったら 何でもできる~」と、当時、いや今でも「あ、あん、あん」が許せない。
 その他、『横須賀ストーリー』も出だしで「これっきり、これっきり、これっきりぃ~ですか~」、『プレイバック Part2』では、サビで「バカにしないでよっ! そっちのせいよ」、『絶体絶命』では「はっきり片を付けてよ! はっきり片を付けてよ! はっきり片を付けてよ!……やってられないわ」など、強烈過ぎてのめり込めないものを感じた。(山口百恵のファンになったのは彼女の引退後だった)

 さて、ようやく冒頭の『美・サイレント』に辿り着いた。この『美・サイレント』も企画性が際立った楽曲で、サビの部分の4文字伏字は注目度を上げるための小細工に思え、その前の「美・サイレント、美・サイレント、美・サイレント、美・サイレント」のリフレインの音感も字面も受け入れ難い感じがして、彼女のファンになった後でも、この曲だけは遠ざけていた。
 しかし、恥ずかしながら、最近になってようやくこの曲の素晴らしさに気が付いた。半年ほど前に、『GOLDEN☆BEST 山口百恵 コンプリート・シングルコレクション』を購入したが、その中に引退後に編集し直した『美・サイレント (リアレンジ)』を聞いたとき、心がしびれた。その時に初めてこの曲の歌詞に耳を傾けた。
 阿木さん、素晴らしい!(でも、原曲の方のサビの部分は今でも好きじゃないです)

 話は後戻りするが、私が彼女のファンになったのは、彼女の引退してかなり経ってから。それまでは、先述した乙女の純潔を売り物にする歌詞の内容や強烈なサビに加えて、彼女の歌唱力に大いに疑問を持っていた。
 ところが、ある時、彼女は歌が非常にうまいことに気が付いた……

『山口百恵 考』その2に続きます。(後日、本タイトルを『その1』に変更します)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年最後の放電?(レコード大賞+紅白歌合戦に思う)【補足あり】

2010-12-31 17:19:54 | 芸能
 21世紀になってから、まったく音楽感覚についていけなくなっています。テレビを観る機会は多い方だと思う(スポーツ・ドラマをよく見る)のですが、年末の音楽祭等を観るたびに、知っている曲が減ってきています。
 ネット配信が主流になっているのでしょうか、ここ数年は、全世代、全世帯に共通する曲が数少なくなってきているようです。今年に限ると、「ありがとう」(いきものがかり)ぐらいでしょうか。「I Wish For You」(EXILE)は世界バレーのテーマソング?なので知っていましたが、バレーボールのテーマには曲調が……。
 視聴率稼ぎのせいか、どの局もここ数年、過去の思い出の名シーンや名曲がプレイバックされます。懐かしいとい感じるとともに、「やっぱり、昔の曲の方がいいよなあ」と思うのは、時代感覚が遅れているせいなのでしょうか?

 さて、わざわざ、記事に取り上げた理由は2点あります。

1.『トイレの神様』(植村花菜)って、私、4、5日前に知りましたが、それって私だけ?(凄い評判だったそうですが…)
2.近藤真彦が最優秀歌唱賞って、レコード大賞も自ら権威を捨てたの?
 まあ、「レコード」と言っている点で、すでに苦しいのですが。
 彼の熱唱ぶりを観ていて、「ジャイアンコンサート」を思い出したのは、私だけなのでしょうか?

【補足】
NHK紅白歌合戦をチラチラ観たのですが、審査員紹介で引いてしまいました。NHKドラマ(今年+来年)の出演者がオンパレードでした。「各界を代表する今年の顔」ではありませんでした。

ちなみに妻は、司会の松下奈緒さんを見て「誰?」と言っていました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『Qさま!!』『雑学王』

2010-04-12 23:56:20 | 芸能
『Qさま!!』
 これは、子どもたちと張り合ってます。
 父親の威厳を示そうと思うのですが、娘がなかなか手ごわい。漢字は私も結構自信あるのですが、娘に少し押され気味、歴史はほぼ互角、地理は私が圧倒、世間一般常識は優勢、芸能は劣勢と、なかなか伯仲しています。

 受けると類似番組が増殖するのがテレビ業界。一時期、クイズ番組が乱立しましたが、最近は少し淘汰されてきたようです。クイズは時々するのが面白いので、毎日だとつらいですよね。
 もちろん、全部見ているわけでなく、たまたま放送されているのを観る程度です。今夜、たまたま観て、面白いと思った番組がありました。それが、

『雑学王』
 この番組、答えを聞いて、思わず「なるほど」と言ってしまうことが多いです。
 特に、ビジネス・商売に役立ちそうなことが多いです。

①正式名称は忘れましたが、「右上がり6度練習帳」。6度右に上がりの字が美しく見えるそうです。この練習帳は右上がり6度の升目が印刷されているのです。
 「なるほど」のアイデア商品ですが、最初はほとんど売れなかったそうです。それで、ノートコーナーでなく、履歴書コーナーの隣に置いたら、売上が倍増したそうです。

②温めなくてもおいしく食べられるレトルトのカレー。カレー粉ーナに置かず、ふりかけ売り場に置いたら売り上げ倍増。

③ハイボールを広げるためにとった方法が、人気ブログのブロガーを講習会に招待して、そのことをブログに取り上げてもらう。

④メーカーごとに靴のサイズの誤差を調べる。(サイズが23センチでも、メーカーによってサイズが違う)


たまたま、売り上げ倍増の工夫の問題が多かっただけかもしれませんが、なかなか、参考になります。



と、いろいろ書きましたが、一番書きたかったことはこれから。

 『雑学王』の今日の出演者(回答者)は麻木久仁子、東貴博、伊集院光、土田晃之、宮崎美子、やくみつるでした。確かに、こういうクイズ番組は博学な人が多用されますが、6名中4名が『Qさま!!』のレギュラー格。ちょっと、かぶり過ぎていません?
局は両番組ともテレビ朝日。『雑学王』は深夜からゴールデン枠(水曜)に出世していたみたいですが、この4月から月曜11時台に後退してしまったようです。(『Qさま!!』は人気があるのでしょうか?今夜は3時間スペシャルでした)
 そのせいで、同局で同日に出演者がかぶってしまったのかもしれません。クイズ番組は好きですし、出演者も好きなので、個人的には構わないのですが、お笑い番組にしろクイズ番組にしろ、同じようなメンバーというのは、いかがなものでしょうか?

 あ、でも、人気者は引っ張りだこというのは、必然と言えば必然ですね。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒井法子の謝罪会見

2009-09-18 23:14:23 | 芸能
 昨日、今日と、酒井法子が画面にあふれていました。
 夫の逮捕、失踪(逃亡)、出頭、逮捕と連日の報道。騒ぎ過ぎでしょう。

 ニュースとしてはインパクトがあり、これを取り上げないと視聴率が取れないとことなのですが、私はファンではない(どちらかと言えば嫌いだった)ので、連日の報道にはうんざりしていましたし、「もう放っておいてやれよ」とさえ思っていました。
 と言いつつ、取り上げる私も何ですが……


 で、私、疑問に思っていたことが2、3あります。

 ①酒井法子って人気があったの?(これだけ大騒ぎするほどのタレントなのか?)

 アイドル時代の酒井法子って、「マンモスうれぴー」とか言う「のりぴー語」ぐらいしか知りません。どんな歌を歌っていたか、まったく記憶にありません。
 アイドルから脱皮しかけたころ、ドラマに主演して、その主題歌の『碧いうさぎ』がヒットしたのは覚えています(この曲は好きです。手話しながら歌っていたなあ)。
 最近では、NHKの朝の連続ドラマのヒロインの母親役だったのは覚えています。

 私の酒井法子に関する知識は、それくらいです。
 私が疎いだけで、酒井法子はタレントとしてトップクラスだったのかもしれません。トップクラスだとしたら、この騒ぎ方はある程度納得ですが、どうなのでしょう?
 もう少し前の世代だとわかるのですが。松田聖子、中森明菜、小泉今日子、松本伊代、堀ちえみ、早見優、石川秀美に例えれば、酒井法子はどのくらいなのでしょう?酒井法子はアイドル不遇時代だったと思われるので、比較するのは間違いかもしれませんが。
 今回の騒動で知りましたが、東アジアではかなりの人気があったようです。
 


 ②覚せい剤使用って、どのくらいの悪行?

 覚せい剤に関わってはいけないことは、これは間違いなく明らかです。
 で、他の罪と比べるとどうなのでしょう?
 誘拐、暴行傷害、強盗、窃盗、詐欺、恐喝、名誉毀損、交通違反(運転中携帯電話の使用)などと比べてどうなのでしょう?
 一概に、罪の重さの比較はできませんが、刑の重さで比較するのも一つの目安ですね。本来は自分で調べるべきだと思いますが、どうなのでしょう?
 先日『相棒』の再放送を見たのですが、「死体遺棄」と「戸籍の詐称」とでは、時効までの期間は後者の方が長くて罪が重いと、右京さんが言っていました。

 それと、「覚せい剤の販売」と「覚せい剤の使用」とでは、どちらが重いのでしょうか?「覚せい剤の使用」と「大麻の使用」とではどうなのでしょう?行為の趣旨は同じだと思うのですが、やはり「覚せい剤」なのでしょうね。



 さて、本題の昨日の会見です。(やっとです)
以下は全文です。
===============================
 この度は一社会人として、人として決して手を出してはいけない、薬物というものに、自分の弱さゆえ負け、そしていまこのように、世間の皆様を騒がし、多くの皆様にご迷惑をかけました。

 これまでに私を支え、応援してくださった皆様にはどれほどの残念さと私の無責任な行動に、幻滅なさったことかと。このことには本当に計り知れない、決して許されることではありません。

 この罪の償いを今後、どのようにして償っていくのか、まずは自分の罪を悔い改め二度とこのような事件に手を染めることのない、そういった誓いを一生の約束として固く心に誓います。

 私が犯しましたこの度の出来事は、私を知る皆様の信頼をすぐに回復することはできるものでないことはよく分かっております。ですが、日々感じております後悔の念、取り返しの付かないことをしてしまった自分の弱さを戒め、反省をし、もう一度生まれ変わった気持ちで心を入れ替え、日々努力していきたく思っております。

 そしてこのような日々に支えてくださった方々の温かなお気持ちに、深く深く感謝しております。決して二度とこのようなことで皆様の信頼を裏切ることはありません。この気持ちを決して忘れることなく、皆様のお気持ちに恩返しをしてきたいと思います。

 至らぬ点を厳しく指摘していただき、私自身素直に拝聴して新しい一歩を踏み出していきます。今まで応援してくださった、日本や海外のファンの皆様、お世話になった会社の皆様、そしていままで支えてくださったスタッフの皆様、このたびは本当に本当に申し訳ありませんでした。

=================================

 自分の犯した罪の深さを悔い、反省する。今後更生することを誓う。そして、ファンや関係者に謝罪と、この3点のみ。
 多分、弁護士が用意したであろう原稿に沿って、謝罪の言葉を述べました。そして、彼女の涙。


 私は、あまりにも、引かれたレールに乗った会見という印象を受けました。
 「裁判を控えているので、余計なことは話させない」そういう弁護士の意図なのでしょう。それなら、書面だけの謝罪と同じようですが、ああいう公衆の面前で本人が謝罪することが重要なのでしょう。用意された文章でも、それが、本人の気持ちを表したものなら、そして心を込めた言葉なら、それで充分だと思います。

 でも、天の邪鬼な私には、素直に受け取ることはできません。
 子どもをダシにして、子どもを置いて逃走し、「壊れたので携帯は捨てた」とか、覚せい剤が検出されないよう、時間を稼いだり、髪の毛を染めたりと、隠ぺい工作の疑いが濃い行動をとった彼女の言葉をそのまま信じる気にはなれません。


 さて、この会見の言葉ですが、例によって分析します(アラ探しとも言います)。

① 「決して二度とこのようなことで皆様の信頼を裏切ることはありません」という表現は、「裏切ることはしません」というのが普通でしょう。なにか、「○○宣言」のような言い回しです。ここまで、言い切れないでしょう。第三者の書いた文だからでしょうか。

② 最後の謝罪ですが、ファンと関係者に向けて言っていますが、世間(社会)に対しては向けていません。私はファンでないので関係ないと言えば、そうかもしれないなあと思いますが、一応、有名タレントで、そのことを本人も自覚していると思われるので、今回の事件の影響を考えると、社会を無視できないと思います。
 それに、付随して言わせてもらえば、私は覚せい剤は「人格を破壊する恐ろしいもの」と認識していますが、今回の報道(昨夜の会見だけでなく、事件発覚からずっと)、覚せい剤の恐ろしさについてほとんど語られていないように思います。
 昨夜の会見の彼女も、とても覚せい剤を使用していたようには思えません。覚せい剤が軽いものに勘違いしないかと思いました。

③「今後の更生の決意」が分量的に一番多かったです。更生の決意を表したいというふうにも受け取れますが、私には芸能界への復帰の匂いがプンプン漂っているように思えました。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一番大切なもの?

2009-02-27 20:25:16 | 芸能
 今日は寒かったそうですね。
 「そうですね」と言うのは、福井では7℃あったのでそれほどではなかったです。東京は日中は2℃、最高気温を記録したのは夜中だったそうですから、どんどん寒くなっていったようです。雪も降ったそうです。
 TBSの夕方の報道番組では、3人のキャスターが「本格的な雪」と連呼していました。芝生にうっすら、車の屋根に1センチほども積もったそうです。で、「本格的な雪」だそうです。主観もありますが、3人が続けて言っていましたから、TBSの基準なのでしょうか。

 昨夜、世界ノルディックで複合団体で日本チームが金メダルを取りました。
 私は好きなので、毎晩見るか、録画して翌日観ています。中継(録画)は、深夜の0時10分からあります。で、昨日は0時10分から1時まではクロスカントリー女子リレーがあり、10分ニュースを挟んで1時10分から複合団体の中継がありました。
 私は0時ごろからBS1を観ていました。そして、中継の始まる直前、ニュースの最後にアナウンサーが
「ニュースが入りました。世界ノルディックの複合団体で日本チームが金メダルを取りました」と報じました。
 固まってしまいました。「これから観るんだよ。なんで、結果言っちゃうの!」
 こういうのはよくあります。五輪中継でも、多チャンネルで中継がされているときなど、バレーボールを見ていたら、「北島康介金メダル」というテロップが流れます。これって緊急報道する必要があるんでしょうか。ニュースバリューがあり、速報性を重んじれば、当然の行為かもしれません。どうなのでしょう?

 で、NHKにメールで問い合わせました。話が横道に逸れますが、この問い合わせメールの欄て、どの局も隅っこに小さくあるだけですよね。
 メールの内容は、上記のような説明と、これから中継する直前に、結果を言ってしまっていいものか?もう少し配慮がほしいというような内容です。
 まあ、聞き流されるだけだとは思ったんですけどね。

 下記のものが、その回答です。
  ==============================================================
いつもNHKの番組やニュースをご覧いただき、ありがとうございます。
また、このたびはご意見をお寄せいただきまして、誠にありがとうございます。
お問い合わせの件についてご連絡いたします。

スポーツの結果がこれから見ようとする前にわかってしまったら、興味も半減してしまうというご意見は、しばしばいただくご意見です。

しかしながら、○○様も『当然と言えば当然』とおっしゃっていますようにニュースとしてお伝えするには時間が経ってからお伝えすることはニュースの意味がなさなくなります。ニュースは文字通りnewsですから、その価値を損ねないようにお伝えすることを基本と考えています。

何卒、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

今後とも、NHKをご支援いただけますようお願いいたします。
お便りありがとうございました。

NHK視聴者コールセンター


※ 本メールアドレスは送信専用のため返信はできません。
  お問い合わせは所定のメールフォームからお願いします。

  http://www.nhk.or.jp/css/goiken/index.html
 ===================================================================
 予想通りの回答でした。
 私のような不満の意見は時々あるが、最新のニュースを届けるのが最重要事項なので、スポーツ中継を楽しもうとするものの気持ちなんかどうでもいいという回答です。
 しかも、回答に対する反論は、また、所定のメールフォームを使えです。面倒なので反論する気も起こりにくいです。メール内容も残しにくいですし。


 さて、これを書く少し前に、フジテレビ開局50年で50年間の歌謡曲?を総ざらいで放送していました(現在もやっています)。なんか、最近こんなのばっかりだなと思いつつ、ちらちら見て楽しんでいます。
 80年代の松田聖子やジャニーズや中森明菜などが流れると、当時を思いだしてしまいます。でも、70年代も感慨が深いです。特に山口百恵は特別です。私とは年上なので、それほど夢中になったことはないのですが、私の中では存在感は一番です。
 ご存知のように山口百恵は森昌子、桜田淳子(1973年2月デビュー)と並んで「花の中3トリオ」と呼ばれていました。二人とはややデビューが最後だった(1973年5月)せいか、デビュー当時はそれほど目立っていませんでした。
 森昌子の歌唱力とタワシ頭、桜田淳子のエンジェルハット+花が咲くような明るさ(デビュー曲は『天使も夢見る』で、『私の青い鳥』は3曲目)に比べて、どこか日陰で咲いているような印象でした。
 森昌子は演歌路線だったので、桜田淳子と比べられることが多かったです。山口百恵が脚光を浴び始めたのは2曲目の『青い果実』で「あ~なたが望むならわたし何をされてもいいわ~♪」なんて歌詞、中学生ですから、当時としてはとても過激だったんではないでしょうか。
 そして、次の年の夏(1974年6月)、5曲目の『ひと夏の経験』で大ブレークします。この曲で、一気に桜田淳子を追い抜いた感がありました。それでも、桜田淳子もその後『はじめての出来事』(1974年12月)『ひとり歩き』(1975年3月)『十七の夏』(1975年6月)とヒット曲を連発し、並走します。さらに次の年の『夏にご用心』(1976年5月)で一歩リードした感じがありました。
 ところが、翌月6月『横須賀ストーリー』の大ヒット。この後、桜田淳子も検討しましたが、両者の距離は徐々に開いていきました。その原因として、桜田淳子の「元気で明るい」というキャラだけでの限界があったようです。


 さて、山口百恵の初期のヒット曲『ひと夏の経験』の冒頭の歌詞、
「あ~な~たにお~ん~なの子ぉのいちばん~たいせつな~ものをあげるわ~♪」
とあるのですが、当時私は
「女の子の一番大切なものって、なんだろう?」
なんて思っていました。うぶでしたね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年末年始テレビ番組雑感

2009-01-03 22:52:22 | 芸能
 年始回りの隙間をぬって、『レコード大将』『紅白歌合戦』『実業団駅伝』『箱根駅伝』(録画)を観ました。どれも恒例で、惰性で観ている部分もありますが、つい観てしまいます。しかも、どれも長時間。正直、見るのは大変です。もっと他のことをしたほうがいいと思いますが……

★レコード大賞
 今年は50回目だそうです。レコードという名称は、すごく時代遅れだと思うのですが、実際に50の年月を重ねたという事実は重いものがあります。途中で名称を変えてリニューアルしなくて正解だったと思います。
 まあ、誰が大賞を取るかはまったく興味がなくて、過去の受賞シーンや歌唱シーンを見て、懐かしく感慨にふけるのが目的です。これも毎年やるので、毎回見る必要がない気もしますが、一年を終える(1年が始まる)儀式なのです。

 オープニングは例の上原ひろみ氏の大賞受賞曲メドレーだったので、ちょっと引きましたが、流石の演奏だったです。
 メモリアルシーンは例年のものと大差なかった気がしますが、いつもより時間が長かったように思いました。余分なシーンがなく、淡々と楽曲シーンを流してくれたのが良かったです。
 特別ゲストは米米CLUBとWINKと水谷豊さんでした。9年ぶり?にWINKが観れたのは嬉しかったです。女性ユニットと言えば、キャンディーズやピンクレディなのですが、この2組は、若者や若年層のアイドルというエネルギーを感じますが、WINKは彗星のように現われて、潔く散っていきました。手で持つ花火のような感じでした。どこか寂しげで儚げで、妖精や人形のようなイメージがありました。
 そういうユニットはWINKだけで、もう一度観れて嬉しかったです。
 水谷豊さんの『カリフォルニア・コネクション』も懐かしいです。『熱中時代』と言えば教師編のほうが有名なのですが、この曲は刑事編の主題歌です。
 私は教師編より刑事編のほうを、それこそ熱中して観ていた記憶があります。今見ると、アラをたくさん見つけてしまうかもしれませんね。逆に、『相棒』をあの時代に観ると、つまらないと思うかもしれません。
 この『カリフォルニア・コネクション』を歌う水谷さんの心境は少し複雑なものがあるのではと余計な心配をしたりします。(このドラマで共演したミッキー・マッケンジーさんと結婚、離婚しています)
 教師編2の『やさしさ紙芝居』も好きです。

★紅白歌合戦
 過度な期待をせず、方の力を抜いてみていると楽しめます。いろんな世代やジャンルの歌が聞けますし、ゲストや応援も豪華ですし、しつこさや嫌らしさもないです(時間がないせいもある)。

 ゲスト審査員の松本幸四郎氏の「人を中傷したり、悪口を言ったりすることは誰にでもできるが、人を感動させることはなかなかできない。そのなかなかできないことを仕事にしているんだなあと」という言葉がありました。発言の意図は別にあったと思いますが、最後の一文は余分で、《へえ、そうなのかい》と、卑屈になってしまいました。

★全日本実業団駅伝
 1秒差で3チームがゴールになだれ込むという大接戦。
 100km走って、1mの差。面白かったですが、3チームともに勝たせてあげたいと思いました。

★箱根駅伝
 そこまで、青春や人生を懸けなくてもいいのではないかと思いますが、それだけに心打たれるものがあり、面白いです。
 2区のモグス(山梨学院大学)の区間新の快走、20人抜きのダニエル(日大)の爆走、竹澤(早稲田大学)のエースの走り、途中棄権、シード権争いなどありましたが、やはり東洋大学のスーパールーキーの5区の山登りでしょう。順天堂大学の今井選手の不滅の記録をあっさり破ってしまいました。他の駅伝でも見かけて、思い切りの良い走りをするし、腰の高いスピードのある走法も魅力だなと思っていましたが、あの走りには脱帽です。

 瀬古俊彦氏、実業団駅伝・箱根駅伝と3日間連続の長時間の解説、お疲れ様でした。選手としては超一流なのですが、解説者としては疑問符がつきます。自分の経験だけを頼りの解説は、的を射ていないことが多いです。もっと、選手の走法や様子をしっかり観察していただきたいです。
 特に、箱根駅伝においては、早稲田寄りの希望的解説は止めていただきたいです。ただでさえ、早稲田びいきの放送なのに。

と、勝手なことを新年早々書いてしまうのであった。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FNS歌謡祭

2008-12-05 00:17:52 | 芸能
【いろいろな方のコメントをお聞きし、考えが変わりました。
「曲を壊した」「不快」という言葉は撤回します。本文は当時のまま残しておきます。あと、最後にコメントと、それに対するレスも載せておきます】


 録画しておいた『FNS歌謡祭』を見る。
 4時間18分、長い!
 こんな長いの見る奴がいるんだろうか……私だよ!

 4時間にすると、2時間番組2本分の予算が出るんだろうか?それとも、長ければ長いほど、システム的に視聴率が取れるのか?出演者が多いと、視聴率を取れるのか?
 個人的にはスペシャル番組としても、2時間、いえ、90分で充分。まあ、録画したんだから、聴きたいミュージシャンだけ観ればいいんだけど。
 しかも、各局で長時間のスペシャル音楽番組をやるので、これだけ出演者が多いと、どの局も変わり栄えしない。


 ああ、それにしても、年々、聴きたいと思う歌が減っていく。時代に遅れてしまっているのかな。そんな、客観的なことはともかく、昔の曲のほうがはるかに好きだ。


 今、番組開始から2時間24分、ようやく半分を過ぎたが、あと1時間50分ぐらいある。絢香が『おかえり』を唄っている。ピアノは上原ひろみさん、技術的に正しく評価はできないが、すごくうまいと思う。ノリノリで弾いている。
 ワンコーラスが終わり、間奏に入る。多分、ここが見せ場なのだろう。ノリノリだったのが、自分が編曲した部分に入ると、さらにノッテきた。
 さらにテンションが上がり、身体を揺す振り始め、鍵盤をたたくピッチも速くなる。ついには立ち上がり、テンションはますます上がり、速射砲のようになる。メロディも原曲とかけ離れ、即興曲のようになってしまった。

 すごく気持ちよさそうだった。でも、私は不快に感じた。
 私は、演奏者は100%、曲に酔ってはいけないと思う。楽しく歌う(演奏する)ことや、ノリノリで演奏するのはいいと思う。しかし、それが観客を置き去りにしたものであってはいけないと思う。「演」奏することを忘れて、曲に酔い、自分に酔ってしまっては、白けてしまう。
 絢香の曲をぶち壊してしまったように私は感じた。上原さんのコンサートならそれもいいかもしれないが。



 でも、世間では、絶賛の嵐なのだろうなあ。

----------------------------------
以下は、最近のコメントです。

Unknown (Unknown)
2011-02-06 01:16:18
上原ひろみさんの1ファンとして言わせてもらいます

音楽にはヒトそれぞれの表現方法があります。絢香さんも上原ひろみさんのスタイルを知った上での共演のはずです。しかも上原ひろみさんはジャズ界では非常に有名な方で数多くの偉大な方と共演を果たしています。素人のあなたにどうこう言われる筋合いはないですよね(笑) コメント、ありがとうございます (英)
2011-02-06 15:33:47
上原ひろみファンさん、こんにちは。
こめんと、ありがとうございます。

この記事をアップした時、上原さんのファンの方は気分を害するだろうなあと思いました。

>音楽にはヒトそれぞれの表現方法があります。絢香さんも上原ひろみさんのスタイルを知った上での共演のはずです

 ええ、表現方法は人それぞれだと思いますし、絢香さんはこれ以前にも、共演したことがあったと記憶しています。

>上原ひろみさんはジャズ界では非常に有名な方で数多くの偉大な方と共演を果たしています

 ええ、この記事を書くに当たって、調べました。彼女の世界的評価なども調べました。
 ただ、有名であっても、偉大な方と共演していても、この共演については何の関係もなく、単独の評価をしてもかまわないと思います。

>素人のあなたにどうこう言われる筋合いはないですよね(笑)

 素人ですので、正しい評価はできません。ただ、あの演奏に関して、私はあまりいい印象を持ちませんでした。うまい下手はともかく、好きか嫌いかは、素人でも感じていいはずです。
 ただ、ネットでその印象を公開するのはどうかと思いましたが、あまりに強く感じることがあったので、記事にしました。プロならあらゆる方の評価は受ける覚悟はあると思います。
 もちろん、記事を書く場合、独断的なものにならないように心がけていますが、やはり、ファンの方にとっては面白くない記事になってしまいました。
 実はもっとお叱りのコメントが来るんじゃないかと思っていました。

 さて、今回、ご意見をいただいたことは、非常にありがたいことだと思っています。ただ、二言言わせていただくと

>素人のあなたにどうこう言われる筋合いはないですよね(笑)

 こういった趣旨の意見の場合、「(笑)」をつけるのは、どうかと思います。
 私も、自嘲ををこめて「(笑)」をよく使いますが、この場合は、嘲笑です。
 さらに、私自身も匿名ですが、「Unknown」というのは、(せっかくの意見が)惜しいと思います。 今更ですが (アベル)
2011-02-14 15:08:15
プロだから観客のことは意識しないといけないのはそうだと思う。
けど、この曲を聴いてて私は観客の意識はないとはとても思えません。なによりとても楽しく感じました。技術的なこともそうですが二人とも楽しそうで感動しました。別に綾香さん自身は不快に思っていないと思います。当然リハーサルもしてるでしょうし、嫌ならわざわざ呼び寄せたりしないでしょう。
触発されてか次の織田さんも、ピアニストを意識していました。
織田さんも歌手としてなにか感じるものがあったと思います。
話がそれましたが、プロであるあまり窮屈になりすぎるのもどうかと思います。
今回の上原ひろみさんの行動には、私は不快に感じませんでした。もちろん英さんのいうこともわかりますが、綾香さんの曲は壊れてはいないと思います。

最近でも、この曲でのコラボ おかえり が私にとっては忘れられません。たまたま英さんのブログを拝見したので、コメントさせてもらいました。
過去に英さんが なるほどです (英)
2011-02-14 17:10:16
アベルさん、コメント、ありがとうございます。冷静なご意見でとても参考になります。私もあの記事の「不快」「曲が壊れる」という表現は、書き過ぎたのではないかと省みています。

>この曲を聴いてて私は観客の意識はないとはとても思えません。なによりとても楽しく感じました。技術的なこともそうですが二人とも楽しそうで感動しました。別に綾香さん自身は不快に思っていないと思います。当然リハーサルもしてるでしょうし、嫌ならわざわざ呼び寄せたりしないでしょう。

 このおふたりは、過去にも共演していて、互いに認め合っての歌謡祭でのコラボだったようです。
 ただ、この歌謡祭での上原さんの演奏は、その時のものよりさらにエキサイティングなものだったという評価もありました。また、これは私の想像なのですが、当然、リハーサルの時より本番の方がノリが良くなったのではないかとも。
 私の記憶によると、確かに絢香さんも楽しそうに歌っていたと思います。ただ、時折、困惑の表情をしていたと感じました。と言っても、私の主観ですから、まったくの誤解かも知れません。

 上原さんは世界的なピアニストで今日も大きな賞を受賞したと聞きました。彼女のピアニストとしての実力は、私が認めるまでもなくすごいものだと思います。彼女の演奏には圧倒されるものを感じましたし、素人でもすごい技術だと思います。
 ただ、「おかえり」での彼女の即興は「おかえり」という曲の範疇を超えたものだと感じました。と言っても、ずぶの素人の私ですから、まったく的外れかもしれません。
 音楽をどう感じるかは、プロ、アマを問わず自由だと思いますが、ブログで書くとなるとm少し事情が変わってきます。あの時も、反論が来るだろうと覚悟して書いたつもりですが、アベルさんの冷静な書き込みに、多少ぐらつき、「曲が壊れてなかったか?」「不快に感じた方はいなかったのだろうか?」などと、疑問形にしておけばよかったと弱腰になっています。

 今日の上原さんの受賞に際し、検索で当ブログにたどり着く方もいると予想されます。そこで、申し訳ありませんが、記事のタイトルから「絢香と上原ひろみの『おかえり』」を外させていただきます。
 アベルさんの感動を傷つけてしまい、申し訳ありませんでした。 いきなりですが… (匿名)
2011-02-15 08:15:43
上原さんがグラミー賞を受賞したニュースを見て、FNSを思い出しました。上原さんと絢香さんの名前で検索したところ、この記事を見つけました。
すごく悲しかったです。確かに演奏者は歌手を引き立てることを考えなくてはならないのだと思います。あのソロの部分前はすごく絢香さんを引き立てていたと思います。でも、あのソロから上原さんも主役になった様に感じました。それは駄目なことなんでしょうか。おかえりは私も大好きな絢香さんの曲の1つです。けれど、おかえりをベースにした2人の共同作品の様に感じ、聞いていて感動しました。同時に上原さんのことも大好きになりました。見ていて鳥肌がたちました。
私は音楽が好きなだけですが、音楽はいろんな意味で楽しみながら聞くことが1番だと思います。それには演奏者や歌い手が、楽しまなくては周りには伝わらないのでは、と思います。
確かに絢香さんの表情…しかし何を思ったのかは本人にしか分かりません。上原さんの演奏に戸惑ったのだとしたら理由も多々考えられると思います。アグレッシブすぎて上原さんに少し引いたのか、自分の歌唱力でついていけるのか不安になったのか、リハと違い本当に少し戸惑っただけかなのか…。いくらでも見ている人の都合の良いように解釈にできます。しかし上原さんが合図を出して歌い出してからは気持ち良さそうに歌っていた気がします。それが答えだと思います。
あれは、2人が主役で2人の作品だったのだと私は思いますよ!!素敵な2人の素敵な曲を聴けてすごく良かったと思ったし、上原さんを今も覚えているほど強い印象を受けたんだなと、改めて感じているのです。
いきなりのコメント失礼しました。 改めて聴きました (英)
2011-02-15 10:37:05
 匿名さん、こんにちは。
 あの記事を書いた時、あの演奏を5回ぐらいしか聴いていなかったと記憶しています。で、改めて、聴き直しました。
 実は「匿名」さんの観察眼に驚いています。

>ソロの部分前はすごく絢香さんを引き立てていたと思います。でも、あのソロから上原さんも主役になった様に感じました

 私もそう思います。

>それは駄目なことなんでしょうか

 う~ん、これは微妙ですね。おふたりのジョイントコンサートならそれでいいと思いますが、音楽祭の受賞曲ですから主役を食ってしまうほどというのは、少々疑問に感じます。
 確かに、おふたりは刺激しあって作り上げた作品と言っていいほど圧倒するものを感じました。ふたりの世界に入り込んでいる状態は、それはすばらしいことだと思いました。
 ただ、聴いていた私には、置き去り感を感じてしまいました。絢香さんは、上原さんの方を向いていたので観客にお尻を向けていましたし。
 もちろん、多くの方はすばらしい共演に酔いしれたと思います。
 上原さんの速射砲のような畳み込むような演奏と熱い思い、それに答える絢香さんの歌唱、すばらしいと思いました。

>アグレッシブすぎて上原さんに少し引いたのか、自分の歌唱力でついていけるのか不安になったのか、リハと違い本当に少し戸惑っただけかなのか…。

 私の主観ですが、改めて見直しても、綾香さんに戸惑いの表情が見て取られました。当時もこの点に引っかかりを感じました。

>しかし上原さんが合図を出して歌い出してからは気持ち良さそうに歌っていた気がします。それが答えだと思います。

 ええ、そうなんです。この合図を私は見落としていました。ほんと、よく観ていますね。感服しました。
 あと、演奏が終わったあと、綾香さんは、上原さんの方を見て、何度も胸をなでおろす動作をしていたのが、印象的でした。相当、緊張していたのだろうと推測します。

 「曲を壊した」という記述は、不適当だったと思います。悲しい思いをさせてごめんなさい。
 匿名さんの鋭い観察眼と音楽に対する愛情のこもった意見、感謝します。言い難いコメント、ありがとうございました。
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする