英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

王者の義務

2010-04-26 11:26:04 | スポーツ
 女子ゴルフのロレーナ・オチョアが引退。
 オチョアは、世界ランク1位で誰もがナンバー1と認める第1人者である。

 引退の理由は、「家族との生活を大事にしたい」、「慈善事業に力を入れたい」という理由で、故障などの肉体的なものではないらしい。
 会見では、「ナンバーワンとして引退したかった」とこの時期を選んだ理由も話したとのこと。

 引退するのは個人の自由だし、その理由も問うものではない。また、心情も理解できる。
 しかし、その世界の第1人者は、王者として君臨し続け、挑戦者の挑戦を受ける義務がある。
 ライバルや若手、世界のトップを目指すプレーヤーの多くは、王者を倒すことを目指して努力を重ねてきたはずだから。それが、「ナンバーワンとして引退したかった」と、突然引退するのでは、王者の責任を果たしていない。
 王者として君臨し続けて、そして敗れて王座を明け渡してこそ、王者の責任を果たしたことになると思う。
コメント
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