英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

名探偵モンク  ~そのシャレたジョーク~

2010-04-14 15:25:14 | ドラマ・映画
 アメリカの一話完結型の推理ドラマ。
 主人公モンクはサンフランシスコ市警の刑事だったが、妻を自動車の爆発によって亡くし、それが原因で神経症を患い休職、犯罪コンサルタントとして事件解決に当たっている。
 妻を殺害した犯人を捉えることが出来なかった強迫観念と、極度の潔癖症で、かなりの変人。反面、洞察力、推理力は非常に優れ、数々の難事件を解決している。

 基本的にはその素晴らしい推理力による事件解決がメインだが、その変人ぶりが非常に面白い。
 また、45分ドラマで、推理する材料を断片的に視聴者に見せるのだが、事件全容はなかなか明かさない。最後の5分ぐらいで、モンクが一気に解決するのだが、私もその時初めて、事件の全容が把握できる。
 あまりに超人的な洞察力・推理力、事件解決のヒントはかなりの偶然性と、ご都合主義的な嫌いもあるが、そのモンクが事件を解明していくところは、非常に爽快感を感じる。

 「見ないと損する」とまでは言えませんが、「見て損はない」と断言できます。
 2009年までに8シリーズが製作されています。今春、BS2で最新のシーズン8が放映されているので、興味ある方はご覧下さい。


 さて、このドラマの魅力は、モンクの変人性と推理力ですが、そのほかにシャレたジョークや会話があります。
 以下は先日放送された『ひまわりが散った』から。


 モンクと助手のナタリーが一冊の雑誌を二人で読んでいる。
モンク「もういい?」
ナタリー「あとちょっと」

 ナタリーが読み終えるのを、いらいらして待つモンク

モンク「もう、いい?」
ナタリー「ちょっと待ってよ、モンクさんみたいに速く読めないんだから」

 しばらくして

ナタリー「いいわよ」

 すぐさまページをめくり、あっという間に読んでしまい、ページをめくろうとする。

ナタリー「まだだって!」
モンク「もう、自分の分、買ってきたら。すぐそこにお店あるんだから」
ナタリー「買ってきたのは、私よ」
モンク「はいはい、返すから、読んで」
ナタリー「読んだら貸してあげる」
モンク「その頃には、大統領が替わっているね」

 モンクはソファをナタリーに明け渡し、その場を離れようとするが、変なにおいに気づき、ソファに座って読みふけるナタリーに問いかける

モンク「におわない?…これ、君のにおい?」
ナタリー「においってどんな?」

 ナタリーに近づき、鼻をクンクンさせる

モンク「キミ、ベーコン焼いてる?」
ナタリー「ベーコン焼いているように見える?」

 読書のポーズを強調するナタリー




場面は変わって

 ナタリーが、被害者の夫にインスタントコーヒーを差し出す

ナタリー「コーヒー、いかが?」
被害者の夫「コーヒー大好きです」
ナタリー「じゃあ、これは飲めないかも?」


というような会話が、散りばめられています。


お勧めのドラマです。
コメント
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