英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

卓球 平成22年度全日本選手権(2011年1月)③ 男子シングルス

2011-02-04 22:21:45 | スポーツ
 随分、遅くなりましたが、男子シングルスです。

 「独壇場」……男子シングルスに関しては、この言葉しか思いつきません。
 5連覇を達成した水谷隼選手の優勝インタビューの言葉が、男子シングルスを集約しています。
「4連覇することも凄いきつかったんですけれど、今まで4年間よりも今年は練習も追いこんできて、誰よりも努力して頑張ってきたと思うので、その成果が表れてよかったです」
「僕が一番日本の中で、海外の成績も残すことができてきて、みんなが僕の優勝を疑わなかったと思うので、何とか今年は、できるだけ簡単に優勝したいと思っていました」

 ほとんどどの試合も完勝で、スコア的に競ったのは準決勝の高木和戦の4-1ですが、決勝に備えていたとも考えられなくもないです。
 決勝戦の相手は張選手。準々決勝・岸川(水谷選手のダブルスのパートナー)戦、準決勝・吉田戦、ともにストレート勝ち(準決勝まですべてストレート勝ち)。特に吉田は過去2連覇している強豪でしたが、一方的に破っている。
 これは「水谷といえど、大変かもしれない」

 しかし、決勝………。
 11-7、11-8、11-5、11-3と圧倒。張選手は徐々に追い込まれ、最後には「何をしたらいいのか分からない」というような表情でした。
 水谷選手は「誰よりも努力した」と言っていましたが、やや弱点とされていた、バックを徹底的に強化したようで、そこに活路を見出すつもりだった張選手は勝つ要素が全くなかったようにさえ思いました。

「今日の初戦で丹羽選手(前日、ダブルスで敗れている)と当たることになっていたので、絶対リベンジしたいなと、もう完膚なきまでに叩きたいと思っていました。丹羽選手の一戦が、一番頑張りました
 11-2、11-9、11-2、11-2
 1点もやらない、そんな感じの水谷選手。丹羽選手は“どこに打っても返されてしまう”そう感じたのではないでしょうか。

 試合内容にしびれ、インタビューにしびれました。 
コメント
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