英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

鎌倉殿の13人 第3話「挙兵は慎重に」

2022-01-24 21:23:54 | ドラマ・映画
頼朝の叔父・行家(杉本哲太)が後白河法皇(西田敏行)の御子・以仁王(木村昴)の令旨を持参
しかし、挙兵せず
《理由》
➀以仁王に加担した源 頼政(品川徹)が主戦では、人が集まらず敗ける(表向きの理由)
②檄文を大仰に触れ回るのでは、決起が露見してしまい敗ける(時政の妻・りくの見立て)
③清盛は高齢。いずれ寿命が尽きるのを待てば良い
④頼政の下では面白くない。自分が主戦とならなければ、意味がない(頼朝の本心、政子も見抜いていた)

・静観を決めたものの、都からの2通の文(以仁王優勢、謀反は失敗)に踊らされる様は面白かった
・謀反失敗に報に、「挙兵しなくて、良うございましたね」と言う政子に対し、頼政の無念を慮って諫める頼朝だったが、口元が緩んでいた

「厄介な婿殿を貰っちまったなあ」(by 時政)
新目代・平兼隆の部下に挨拶、貢物の野菜をぶち付けられ、顔に擦り付けられる

八重(新垣結衣)の悲しみ
 川向こうで、頼朝と政子の一家団欒の様子を見せつけられる八重、見せつける政子

結局、挙兵!←いろいろな条件が重なった
①「令旨を受け取った者すべて討伐される」by 三善康信(小林 隆)➡動かざるを得ないと思った
②文覚(市川猿之助)が持参した胡散臭い義朝の髑髏
③政子の説得
④義時の勝利の目算
⑤頼朝の夢枕に法皇が現れ、助けを求める
⑥大義名分……三浦義澄(佐藤B作)に渡された法皇の使者から密命(勅旨)

 追い返される文覚が投げ捨てた髑髏を宗時が拾って渡そうとしたが、「いい、他にもまだあるから」と言って立ち去る文覚…笑えた
小林 隆さんは《人が良くてそそっかしい》役が多いような気がする。

何だかんだで、決起、挙兵か!?


第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」


【ストーリー】番組サイトより
治承4年(1180)4月、源頼朝(大泉洋)と引き離された八重(新垣結衣)は伊東祐親(浅野和之)の家人・江間次郎(芹澤興人)の元へ嫁がされていた。対岸の江間館を見つめる北条義時(小栗旬)。そんな折、頼朝の叔父・行家(杉本哲太)が北条館を訪ねてくる。怪しがる政子(小池栄子)。しぶしぶ対面する頼朝だが、行家は平清盛(松平健)へ反旗を翻した後白河法皇(西田敏行)の御子・以仁王(木村昴)の令旨りょうじを携えていた……

脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸
コメント (18)
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女流棋士考 その4「トーナメントにおける抽選の偏り③ その他の棋戦」

2022-01-24 18:04:26 | 将棋
その3「トーナメントにおける抽選の偏り② 女流名人戦予選トーナメント」
その2「トーナメントにおける抽選の偏り① 清麗戦予選トーナメント」
その1「女流棋士独断ランキング」

 清麗戦(「その2」の記事)、女流名人戦(「その3」)の他の棋戦でも、偏りを感じることがある。
第11期リコー杯女流王座戦(今期・2021年)挑戦者決定トーナメントトーナメント表
 里見女流四冠(当時)がトーナメントを勝ち上がり、西山女流王座に挑戦し奪取したが、その勝ち上がりが、いささか険しい道だった記憶がある。
 改めて確認すると、1回戦…渡部女流三段、2回戦…上田女流四段、準決勝…加藤桃女流三段、決定戦…伊藤女流三段。やはり、強力メンバーだった。
 まあ、挑戦者決定トーナメントに進出する棋士はそれ相応の実力を備えているはず。なので、「その1」で独断でランク分けしたAランクの10棋士(タイトル保持者を除く実質9棋士)に加え、B1ランク棋士がトーナメント入りするのが順当で、当たりがきついのは当然かもしれない。
 それにしても、当たりが強いなあと感じるので、一応、検証してみよう。

《里見ゾーン》
1回戦は、加藤桃女流三段加藤圭女流二段、山田久女流四段ー中澤女流初段、室谷女流三段上田女流四段渡部女流三段里見女流四冠(里見、西山はSランクとして紫太字、青太字はAランク、青字はB1ランク)
 Sランクを3点、Aランク2点、B1ランク1点とすると、合計12点
 
《伊藤ゾーン》
1回戦は、伊藤女流三段ー加藤結女流初段、中村真女流三段ー脇田女流初段、塚田女流初段ー山口恵女流二段、小高女流初段ー山根女流二段
 合計6点

 里見ゾーンの合計点は伊藤ゾーンの2倍。
 やはり、抽選にムラがあるが、有り得る範囲かもしれない。「その2」「その3」で取り上げた清麗戦、女流名人戦はもっと極端だが、人為的なものはないので、抽選の女神が気まぐれだったのだろう。

 とは言え、気まぐれが多いような気がする(もちろん、順当に強豪が散らばった棋戦も少なくない)。
 これまでも、そういう偏りを何度も観たような気がするが、ここ2,3年の組み合わせを検証する根性はない。参考までに、今期ではなく昨期(第28期)の倉敷藤花戦の挑戦者決定トーナメントのリンクを張っておきます。
 左上ゾーン(8名のうち、渡部、山根、加藤桃、千葉、鈴木、加藤圭)と左下ゾーン(甲斐、清水、中村真、塚田、上田)にランク棋士が犇(ひし)めいている。右の山は31名中、Aランクは伊藤女流三段、B1ランクも3名のみ。
 左の山を勝ち抜いたのが石本女流初段で、対戦相手は村田女流二段、北尾女流二段、香川女流三段、渡部女流三段、甲斐女流五段。対する右の山は中井女流六段が勝ち上がった。長沢女流四段、貞升女流初段、水町女流1級、ステチェンスカ女流1級、野原アマ。(段位や称号は当時のモノ)

 抽選の偏りは、今回で終わり。次は…「乱造気味の女流棋士」の予定ですが、気が重いです。(「女流棋士の濫造?➀」に改題)
コメント (2)
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