英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

鎌倉殿の13人 第12話「亀の前事件」

2022-03-29 18:48:50 | ドラマ・映画
嫉妬や虚栄心や助平心が絡み合う“鬼ばかり”がいがみ合う某ホームドラマの如き展開……
浅はかな行為が雪だるま式に大事になってしまう〇本新喜劇如き展開……


【浅はかな者たち】
頼朝……騒動の元凶
義時……今回は浅はかで迂闊、全くダメだった。八重に対する接し方も最低。あれでは、悪口・告口の嫌な男
阿野全成……もともとの原因を作った(仏の教えとかで、祐親を殺害すべきだと進言)男。今回は頼朝の妾の存在を実衣に洩らす
義経……大事(おおごと)にしてしまった超好戦男。義時も歯止め役に最悪の人物を選んでしまった
 その他、《気に入らない奴を困らせてやりたい》とか《面白い情報・秘密を人に話したい》など、政子・りく、実衣などのちょっとした悪気がどんどん転がり……炎上!

・亀との密処を焼き払われた怒りと、自分の浮気が元凶と責められ、開き直って怒る頼朝
・頼朝の浮気に怒る政子
・実行犯の兄の髻を切られ、(時政を軽んじられ政子が重宝されることが面白くないとは言え)頼朝の浮気を政子の気持ちを思いやって怒るりく
  修羅場かと思われたが……
 ………日頃、ふわふわしている時政がキレて、場が収まるというオチ



面白かったのは……
「八重さんと言えば、“じさま”(伊東祐親)はなんで、あんな事になってしまったの?」
「で、北条に家は誰が継ぐんですか?」
素朴、そして、本質を突く(痛いところを突く)突っ込む実衣
「私が何か言ったら、静まり返る決まりでもあるんですか?」



鎌倉の内実を見極めるよう頼朝から頼まれた大江広元
「義時を決して手放してはなりません。
 まだ若く、しくじりもあるが、忠義を尽くす。(彼がいれば)鎌倉は安泰だ」
と義時を評価。


 《えっ?そうなの?》
 確かに自分は二の次にして、人の気持ちを慮り、誠実に事を運ぼうとする。
 しかし、それ故、皆を強く制すること、規則を以って律することもうまく出来ない。
 更に、先を見通しての手立てを講ずることもできず、迂闊に教えてはいけないことを洩らしたりして、大騒動に至らしめてしまった……

 《彼がいれば安泰》と断じたのは大いに疑問


そして、気になるのは、広元の続けた言葉
「ただひとつ、気になったのが……」


次回へ続く……


第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」

【ストーリー】番組サイトより
北条義時(小栗旬)から父・伊東祐親(浅野和之)と兄・祐清(竹財輝之助)の死を告げられ、憤る八重(新垣結衣)。義時は八重をいさめ、源頼朝(大泉洋)から与えられた江間へと八重を送る。政子(小池栄子)が懐妊し頼朝の嫡男誕生への期待が高まる中、比企能員(佐藤二朗)が比企尼(草笛光子)を伴い鎌倉に出仕。さらに、三善康信(小林隆)から推挙された官僚・大江広元(栗原英雄)らが都から下向し、新たな関係が動き出す……

脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする