脚本が輿水氏なので期待は低めだったが、いつもより内容が詰まっていて、テンポもいつもよりは良かった(上から目線で、申し訳ありません)
それでも、テンポが良いとは言えないが、会話にコクを持たせようとすると、そうなってしまうのかもしれない。ただ、『ミステリと言う勿れ』に比べると、充足感が少なく感じてしまう……
それと、会話の流れがおかしいと感じたところがあった(後述)
それはともかく、登場人物の利害対立関係を整理してみよう
王隠堂家⇔鑓鞍兵衛(柄本明)&国家権力(警察、内閣情報調査室)
・王隠堂家の長男が、鑓鞍の差し金で党の公認を外され、落選。失意のうちに事故死したの恨み、京匡平(本宮泰風)が鑓鞍を襲撃(未遂、服役を終え出所)
・再び襲撃を計画しているらしい
・襲撃計画を警察に相談しようとした美馬(酒井美紀)に激怒し、鷹春(勝野洋)が暴行を働き、逮捕されたという事実を利用して、国家権力が自分たちを陥れたと動画で告発
・王隠堂たちの目的は、鑓鞍の生命ではなく、政治生命(落選)?
鑓鞍兵衛(柄本明)⇔片山雛子(木村佳乃)
・雛子は党執行部に弓引く行為をして、政界から退いていた
・雛子の政界復帰を阻むため、鑓鞍が雛子の選挙区に国替え
・一連の王隠堂の逮捕を利用した京の動画告発が巧妙過ぎ。王隠堂たちが計画したのではなく、雛子が裏にいるのか?
京匡平⇔津崎真茅(野波麻帆)
・8年前の襲撃で身を挺して盾となり、瀕死の重傷を負っていた
・今回も鑓鞍の指名でSPを担当。わざわざ真茅を指名したのはなぜ?
内閣情報調査室⇔公安調査庁
・今回、京の鑓鞍襲撃の情報を察知したのは公安調査庁
・公安調査庁は鑓鞍は規模縮小(格下げ)、社美彌子(仲間由紀恵)に至っては不要論を唱えているとか
・情報を内閣情報調査室に先んじて公安調査庁が察知したのには、何か意味があるのだろうか?法務省法務事務次官の日下部(榎木孝明)を登場させるため?
冠城亘(反町隆史)⇔???
・冠城が“パパ活”しているというスクープ文書(画像)が、警察庁や警視庁の各部署に送付された
・リークしたのは誰?
・冠城の相手の少女は社美彌子の娘……それにしても、育ちましたなあ…
今回はほぼ状況説明。
気になるのは、右京が”正式な仇討ち”とか、”仇討ちの資格があるのは美馬(酒井美紀)だけ”(京は助太刀としてなら認められる)ことに、こだわったこと
となると、復讐の主役は美馬ということになる。
あと、SPの津崎真茅の存在も気になる。
鑓鞍が彼女を指名したのは、何か理由があるのか?
真茅も心の内に秘めるものがあるようだが、それが京への復讐心なのか、他に思惑があるのか?……
不可解だったのは、鑓鞍が真茅を指名したことに関する右京と青木の会話
津崎真茅をSPに指名したのは“男女共同参画のアピール”の為、鑓鞍が指名
↓
(そうではなく)鑓鞍が真茅を逆指名したんだ!
……会話の流れがおかしい?
第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
第5話「光射す」
第6話「マイルール」
第7話「かわおとこ」
第8話「操り人形」
第9話「生まれ変わった男」
第10話「紅茶のおいしい喫茶店」
第11話「二人」
第11話「二人」【追記】
第12話「お宝探し」
第13話「死者の結婚」
第14話「ディアボロス」
第15話「食わせもの」
第16話「ある晴れた日の殺人」
第17話「米沢守再びの事件」
第18話「詩集を売る女」
【ストーリー】番組サイトより
出所した男が大物政治家に仇討ち!?
権謀術数が入り乱れるカオスが勃発
特命係の杉下右京(水谷豊)は最近、冠城亘(反町隆史)に“春”が来た――つまり恋人ができたのではないかと勘繰っていた。このところ、そそくさと帰ることが多くなったばかりか、“野暮用”という名目でサイバーセキュリティ対策本部・青木年男(浅利陽介)との約束を2度もすっぽかしていたのだ…。
同じ頃、8年前に鑓鞍兵衛(柄本明)を襲撃した京匡平(本宮泰風)という男が出所し、再び鑓鞍を狙っているという情報が浮上。日下部(榎木孝明)や美彌子(仲間由紀恵)が状況の把握に乗り出す。
京の動機は、書生として世話になっている東京郊外の名家・王隠堂家の長男が、鑓鞍の差し金で選挙戦に敗北し、失意のうちに事故死した件を、逆恨みしてのことだった。いっぽう、鑓鞍は総選挙を控え、国会議員への返り咲きを狙う片山雛子(木村佳乃)に対し、自ら刺客となるべく選挙区の“国替え”準備を進めていた。
一連の経緯に興味を持った右京と亘は、独自に動き始める。そんな中、王隠堂家の当主・鷹春(勝野洋)が、京と共謀して鑓鞍襲撃計画を練っていることを察知した鷹春の娘・美馬(酒井美紀)が、警察に相談。それを知った鷹春が、美馬を殴打する事件を起こし、逮捕される。この一件から、さらに鑓鞍襲撃計画が信憑性を増し、警察は警戒を強化。鑓鞍の警備も厳重になるが、鑓鞍はなぜか、8年前の事件で鑓鞍を守り、重傷を負った警視庁警備部の津崎真茅(野波麻帆)をSPに指名する。
鑓鞍襲撃計画を発端にそれぞれの思惑が交錯
出所した襲撃犯は再び鑓鞍を狙うのか!?
亘にとって“最後”の事件が幕を開ける!
ゲスト:酒井美紀 柄本明 木村佳乃 野波麻帆 本宮泰風 勝野洋
脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
それでも、テンポが良いとは言えないが、会話にコクを持たせようとすると、そうなってしまうのかもしれない。ただ、『ミステリと言う勿れ』に比べると、充足感が少なく感じてしまう……
それと、会話の流れがおかしいと感じたところがあった(後述)
それはともかく、登場人物の利害対立関係を整理してみよう
王隠堂家⇔鑓鞍兵衛(柄本明)&国家権力(警察、内閣情報調査室)
・王隠堂家の長男が、鑓鞍の差し金で党の公認を外され、落選。失意のうちに事故死したの恨み、京匡平(本宮泰風)が鑓鞍を襲撃(未遂、服役を終え出所)
・再び襲撃を計画しているらしい
・襲撃計画を警察に相談しようとした美馬(酒井美紀)に激怒し、鷹春(勝野洋)が暴行を働き、逮捕されたという事実を利用して、国家権力が自分たちを陥れたと動画で告発
・王隠堂たちの目的は、鑓鞍の生命ではなく、政治生命(落選)?
鑓鞍兵衛(柄本明)⇔片山雛子(木村佳乃)
・雛子は党執行部に弓引く行為をして、政界から退いていた
・雛子の政界復帰を阻むため、鑓鞍が雛子の選挙区に国替え
・一連の王隠堂の逮捕を利用した京の動画告発が巧妙過ぎ。王隠堂たちが計画したのではなく、雛子が裏にいるのか?
京匡平⇔津崎真茅(野波麻帆)
・8年前の襲撃で身を挺して盾となり、瀕死の重傷を負っていた
・今回も鑓鞍の指名でSPを担当。わざわざ真茅を指名したのはなぜ?
内閣情報調査室⇔公安調査庁
・今回、京の鑓鞍襲撃の情報を察知したのは公安調査庁
・公安調査庁は鑓鞍は規模縮小(格下げ)、社美彌子(仲間由紀恵)に至っては不要論を唱えているとか
・情報を内閣情報調査室に先んじて公安調査庁が察知したのには、何か意味があるのだろうか?法務省法務事務次官の日下部(榎木孝明)を登場させるため?
冠城亘(反町隆史)⇔???
・冠城が“パパ活”しているというスクープ文書(画像)が、警察庁や警視庁の各部署に送付された
・リークしたのは誰?
・冠城の相手の少女は社美彌子の娘……それにしても、育ちましたなあ…
今回はほぼ状況説明。
気になるのは、右京が”正式な仇討ち”とか、”仇討ちの資格があるのは美馬(酒井美紀)だけ”(京は助太刀としてなら認められる)ことに、こだわったこと
となると、復讐の主役は美馬ということになる。
あと、SPの津崎真茅の存在も気になる。
鑓鞍が彼女を指名したのは、何か理由があるのか?
真茅も心の内に秘めるものがあるようだが、それが京への復讐心なのか、他に思惑があるのか?……
不可解だったのは、鑓鞍が真茅を指名したことに関する右京と青木の会話
津崎真茅をSPに指名したのは“男女共同参画のアピール”の為、鑓鞍が指名
↓
(そうではなく)鑓鞍が真茅を逆指名したんだ!
……会話の流れがおかしい?
第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
第5話「光射す」
第6話「マイルール」
第7話「かわおとこ」
第8話「操り人形」
第9話「生まれ変わった男」
第10話「紅茶のおいしい喫茶店」
第11話「二人」
第11話「二人」【追記】
第12話「お宝探し」
第13話「死者の結婚」
第14話「ディアボロス」
第15話「食わせもの」
第16話「ある晴れた日の殺人」
第17話「米沢守再びの事件」
第18話「詩集を売る女」
【ストーリー】番組サイトより
出所した男が大物政治家に仇討ち!?
権謀術数が入り乱れるカオスが勃発
特命係の杉下右京(水谷豊)は最近、冠城亘(反町隆史)に“春”が来た――つまり恋人ができたのではないかと勘繰っていた。このところ、そそくさと帰ることが多くなったばかりか、“野暮用”という名目でサイバーセキュリティ対策本部・青木年男(浅利陽介)との約束を2度もすっぽかしていたのだ…。
同じ頃、8年前に鑓鞍兵衛(柄本明)を襲撃した京匡平(本宮泰風)という男が出所し、再び鑓鞍を狙っているという情報が浮上。日下部(榎木孝明)や美彌子(仲間由紀恵)が状況の把握に乗り出す。
京の動機は、書生として世話になっている東京郊外の名家・王隠堂家の長男が、鑓鞍の差し金で選挙戦に敗北し、失意のうちに事故死した件を、逆恨みしてのことだった。いっぽう、鑓鞍は総選挙を控え、国会議員への返り咲きを狙う片山雛子(木村佳乃)に対し、自ら刺客となるべく選挙区の“国替え”準備を進めていた。
一連の経緯に興味を持った右京と亘は、独自に動き始める。そんな中、王隠堂家の当主・鷹春(勝野洋)が、京と共謀して鑓鞍襲撃計画を練っていることを察知した鷹春の娘・美馬(酒井美紀)が、警察に相談。それを知った鷹春が、美馬を殴打する事件を起こし、逮捕される。この一件から、さらに鑓鞍襲撃計画が信憑性を増し、警察は警戒を強化。鑓鞍の警備も厳重になるが、鑓鞍はなぜか、8年前の事件で鑓鞍を守り、重傷を負った警視庁警備部の津崎真茅(野波麻帆)をSPに指名する。
鑓鞍襲撃計画を発端にそれぞれの思惑が交錯
出所した襲撃犯は再び鑓鞍を狙うのか!?
亘にとって“最後”の事件が幕を開ける!
ゲスト:酒井美紀 柄本明 木村佳乃 野波麻帆 本宮泰風 勝野洋
脚本:輿水泰弘
監督:橋本一