英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

GODZILLA ゴジラ(2014年公開・ワーナー・ブラザース制作)

2024-11-20 10:43:28 | ドラマ・映画
・ゴジラとムートーの戦闘シーンは見事
 ホノルル、サンフランシスコでの闘いはどちらも良かったが、モノレール走行を織り交ぜての夜間の戦闘シーンは綺麗(不謹慎?)だった。スリリングだった
 飛翔するムートー(オス)は格好良かった
・ムートーがオスとメスがパルス?(超音波?)で交信し呼び合うとか、主人公?のフォード・ブロディ大尉の父の妻との死別シーンや、原発事故の真相を追究する執念など感心、感動した


でも……
フォード・ブロディ大尉(アーロン・テイラー=ジョンソン)が主人公過ぎ。(”主人公特権”が使われ過ぎ)

 日本の雀路羅(じゃんじら)市の原発事故真相追究に固執する父と疎遠。父の主張を信じていなかったが、実際に現地に二人で探索し、父の主張が真実であり、事件の真相(特別研究機関モナークの存在など)が明らかになった。
 ムートーの発するパルス(信号)の真相に迫っていた父だが、ムートーがモナーク研究施設から脱出する際、それに巻き込まれ、呆気なく死亡。もう少しモナークの芹沢らとムートーの解明に係るのかと思った。その後は、フォードの回想などに登場することもなく、お役御免。フォードの母はもっと悲惨で、原発事故で壮絶な死を迎えたにも拘らず、フォードが母を思うシーンはなかった。
 その後、フォードはホノルルでムートー襲撃に居合わせたり、海軍に合流していろいろ作戦に参加する。ほぼ部隊が全滅する中、フォードだけは生きのび、サンフランシスコでも弾頭起爆阻止のため特殊部隊にも加わり(爆弾処理の専門家らしい)、パラシュートで降下。ムートーの巣でフォードたち特殊部隊は弾頭を発見するが、時限装置のカバーの破損状態が思ったよりも激しく、船で弾頭を洋上へと持ち去りることになった。
 この時、フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、瓦礫の中で横転しているタンクローリーのガソリンを利用し受精卵もろとも巣全体を爆破する。
 この時ゴジラは2体のムートーの連携攻撃に苦戦していたが、巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を中断したことで形勢が逆転にも貢献することとなった。 素を爆破されたうえ、核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーがフォードに迫るが、追って来たゴジラに直接放射熱線を口内に放たれ絶命する。核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、彼が救助された後で遥か遠くの沖合いで大爆発した。(ここらあたりの説明は、ウィキペディアを活用しています)
 と言う訳で、フォードが大車輪の活躍……個人的には興醒め(興冷め)。
 ムートーの電磁パルスは一帯を停電、ヘリなどの電子機器も機能不全にするなど大迷惑だったが、これも、手動で核爆弾を作動(解除)させなければならない状況を作り、フォードの活躍の場面を作っていた。

【その他の感想】
・大概、主人公一家は不運と幸運が同居する
 ゴールデンゲートブリッジでのフォードの息子の乗ったスクールバスが戦闘に巻き込まれてしまう。まあ、普通は助からないが助かる。いや無理だろう。
・ゴジラの造形が首が太く短くなっており、威圧感が増していた。
 元の造形も好きで、甲乙つけがたいという個人的感想。
 ゴジラが海中を鮫やイルカのように進行(遊泳)する際、今回の形状が自然かも


 何だかんだと疑問点は多かったが、面白かった。
コメント
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