英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年公開・ワーナー・ブラザース制作)

2024-12-17 20:30:00 | ドラマ・映画
「GODZILLA ゴジラ」(2014年公開・ワーナー・ブラザース制作)
「ゴジラvsデストロイア」(1995年公開)
「ゴジラvsスペースゴジラ」(1994年公開)
「シン・ゴジラ」(2016年公開)
 上記は、これまで書いたゴジラ映画。
 本作を含めて、5作で一番面白かったのは『シン・ゴジラ』。記事にはしていないが、『ゴジラ-1.0』がそれに迫る面白さだった。
 『ゴジラvsデストロイア』は“駄作”と言いたくなる内容だったが、劇場で見るともう少し差が縮まると思う。やはり、劇場で見るとその迫力、臨場感は段違いだろう。テレビ視聴は、冷静にストーリーを観ることができるし、わからない部分を何度も観返すことができる。その分、ストーリーの強引さや矛盾を感じてしまう。


 本作は、『BS12 トゥエルビ』の「ゴジラ70周年」ということで、11月に4週連続放送されたうちの一作。このうち『GODZILLA ゴジラ』(11/10放送)と本作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(11/17放送)を視聴。
 何が言いたいかというと、ひと月も経っているので、細かい部分は忘れてしまっているということ。大雑把な記事になると思いますが、ご了承ください。

★映像は素晴らしかった
・キングギドラの強大さはいかんなく発揮されていた。ただし、「トゥるるるる……」という怪鳴音?が利けなかったのは残念。
・“炎の悪魔”・ラドンも格好良かった。ただし、キングギドラの軍門に下り、そのキングギドラがゴジラに倒されると、今度はゴジラに摺り寄る……ヘタレというか“スネ夫振り”が清々しかった
・“怪獣の女王”・モスラは気品があった。何とかラドンを倒したものの、ギドラ(キングギドラ)の攻撃からゴジラを庇い、消滅……悲しい


【ストーリー】(『BS12 トゥエルビ』番組サイトより)
 怪獣の研究・保護を目的とする秘密機関モナーク機関の基地を武装集団が襲撃。研究者のエマ・ラッセル博士と娘のマディソンが拉致される事件が発生する。
 モナークの芹沢は、拉致の原因はエマが研究を進めていたオルカ装置にあるとにらむ。それは怪獣と共鳴する音を発生させ、怪獣を操ることをも可能にする危険な装置だった。芹沢はかつてエマと共同でオルカ装置を研究し、夫でもあったマーク・ラッセルに助けを求める。誰よりも装置の恐ろしさを知るマークは、一刻も早く怪獣を死滅させるように訴える。
 しかし、時すでに遅し。異変を察知したゴジラが姿を現したことをきっかけに、世界各地に怪獣が出現し覇権争いを始めてしまう。誘拐されたエマとマディソン、そしてオルカ装置の奪還に向けてモナークは動き出す。


★ストーリーは………しょうがないか……
・この映画に関わらず、ゴジラなどの怪獣が日本やアメリカなどを襲うという筋書きに難がある。特に、《怪獣同士が戦う》ストーリーの場合、その理由付けが難しく、ストーリーに無理が生じる。
 ただ、ゴジラは《放射性物質を求める》とか《核実験への復讐》という理由付けがあり、扱いやすい。また、モスラは《インファント島の神獣》《神官的存在の小美人》もあり、人類の味方として登場・活躍させやすいとは言える

 で、今回は“怪獣総進撃”風に仕立てたので、制作サイド(脚本)も苦労したのではないか?
 そのせいで、主要キャラの行動・意志は滅裂となってしまった


エマ・ラッセル博士
 この人が一番、理解不能。
 モナーク幹部の純古生物学者。怪獣と人類の共存を目指し、夫・マークの開発した"オルカ"を修復・改良。
 卵から孵化したモスラと"オルカ"を使い交信に成功した矢先、テロリストグループに拉致されたが、怪獣による地球環境の再生を目論むテロリストだった。

 怪獣による環境再生が実現できる確証がないが、彼女を含めたテロリスト集団は確信しているようだ。エマの娘・マディソンも彼女の考えに賛同していた。
 モナークの同僚が大量惨殺される計画に加担。さらに、南極の基地では氷塊を爆破し基地を破壊するという暴挙を行った。しかし、娘の窮地には何を置いても駆けつける……大きな矛盾だ(この段階では、テロ計画が破綻してはいた) 
 とにかく、狂信した科学者は始末に負えない。

アラン・ジョナ
 エコテロリストのリーダー(首領)
 エコテロリストは環境破壊を憂いて、歴史的建造物や美術品を汚すことで、その主張を世間に訴えようとする輩。目指すところは否定しないが、やり方を大きく誤っている。
 このジョナも同じ傾向だが、極めて暴力的で殺戮者である。尤も、こういう狂人がいないとバイオレンス映画やSF活劇は成り立たないので、必須のキャラであった。
 ただし、上述したように、「怪獣による環境再生」が本当に実現できるという確証を持っていないようだ。現に、モンスター・ゼロ(キングギドラ)がタイタン(怪獣)とは異種の存在であることを全く知らずに、目覚めさせてしまうという愚か者(本人は全く反省なし)

マディソン・ラッセル
 エマの娘。
 テロリスト集団やエマの計画に賛同しともに行動するが、その計画に誤りを感じ、阻止しようとする。
 天才少女とも言える頭脳と行動力を持つ(ちょっとスーパー過ぎ・後述)

その他の疑問点など
・モナークの存在自体が謎。
 何を目的としているのか?意味不明……研究するのが目的?
 資金はどこから?
・米軍が開発したというオキシジェン・デストロイヤー。どういう経緯で研究開発したのか、私は聞き逃してしまった。
・芹沢(演:渡辺謙)の助手のグレアムが勇敢に仲間を救出したが、その時、モンスター・ゼロに捕食され死亡……気の毒。
 ストーリー的に、必要なエピソードだったのか?

★いかにもアメリカ映画だなあ……
 アメリカの娯楽映画には、“家族愛”と“子どもの活躍”(または主人公の大活躍)が必須のようだ。(「GODZILLA ゴジラ」だは主人公が特大活躍)
 本作も「GODZILLA ゴジラ」も家族愛が大きな柱となっている。
 クライマックスでは、ワシントンD.C.にラッセル一家(マーク、エマ、マディソン)が集結し、大活躍。←個人的には要らない
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ニュースやワイドショーで…イラっと

2024-12-17 19:57:10 | 気象
12月に入って、雨降りが続く……
  武生降水量 福井  最高気温 日照
1日 13.0mm 15.5mm 11.5℃ 0.4h
2日 0.5mm 0.5mm  17.2℃ 8.5h
3日 1.5mm 2.5mm  17.2℃ 2.8h
4日 0.5mm 1.0mm  13.2℃ 0.5h
5日 9.0mm 15.5mm 10.1℃ 0.6h
6日 28.5mm 21.0mm 9.8℃ 0.3h
7日 51.0mm 31.0mm 7.8℃ 0.1h
8日 24.0mm 12.0mm 8.8℃ 0.6h
9日 0.5mm 1.0mm  9.3℃ 0.4h
10日 4.0mm 2.0mm  9.5℃ 2.4h
11日 10.5mm 4mm  8.7℃ 1.3h
12日 0.0mm 0.0mm  8.9℃ 6.7h
13日 10.5mm 20.0mm 9.6℃ 6.7h
14日 12.5mm 12.5mm 8.0℃ 1.7h
15日 39.0mm 51.0mm 6.5℃ 0.6h
16日 38.0mm 36.5mm 6.4℃ 0.2h 
 今日(17日)も18時時点で約50mmの降水があります。

 5日辺りから雨降りの毎日。しかも1日中降り続ける日が多いです。
 日照時間のデータがありますが、気象では雲量20%以上あれば「晴れ」になるので、その数値より天気は悪いです。
 12日は良く晴れましたが、北風が強く非常に寒く感じました。
 外回りが多いので、雨は嫌です。寒いのはもっと嫌です。
 というわけで、ストレスが溜まる日々です。今後も冬型の気圧配置、寒気も軟化気味で寒いようです。

 そんな心情の中……昨日のNHKニュース
【おはよう日本・気象予報士】
「今朝の東京は、すっきりと青空です」
「日本海、風がぶつかり合うところもあるので、雲が発達し、それが北陸にかかるので、北陸は降り方が強まりそうです。
 この後も、夜に駆けても、同じような雨や雪の天気です。また、山沿い、北日本の日本海は大雪の恐れもあり、12時間で最大30cmも降るようなところもありそうですから、注意してください。
 さあ、一方で太平洋側は、晴れて空気も乾燥しています。乾燥注意報が出ているところも多くなっています。
 火災が起こりやすいですから、火の取り扱いに注意。風邪もひきやすいので、風予報もしっかり行いましょう」


 「東京はスッキリとした~」がちょっと気になりますが、適切な解説です。

【ニュース7・気象予報士&アナウンサー】
「太平洋側を中心に、乾燥注意報が発表されています」(気象予報士…以下“予報士”)
「本当に火の取り扱いには十分注意が必要ですね」(男性キャスター…以下“男キャス”)
「そうですね、晴れが続いていて空気がカラカラの状態です。さらに明日も晴れる見込みです。
 天気の移り変わりを見ていきましょう。北海道から九州にかけての太平洋側と沖縄は朝から晴れが続く予想です」(予報士)
「冬らしく、日本海側とは天気の傾向が分かれますね」(男キャス)
「はい。その日本海側、北陸から九州の平地は雨、北日本では雪が、夜にかけて降ったりやんだりしそうです。
 しばらく、こうした天気傾向が続きます。雨のマークのところも、日本海側を中心に雪になる時間がありそうです」(予報士)
「あの、晴れる太平洋側も気温が低くなるんですね」(男キャス)
「はい。木曜日の最高気温は、各地、一桁の予想で、真冬の寒さになるところもありそうです。
 この原因は寒気……(略)…………………………気象情報でした」(予報士)

【番組の最後に、男性キャスタ―と女性キャスターが日常会話的なまとめをする】
「最近、コンタクトの渇きが気になって、目薬買いました」(女性キャスター)
「持ってましたね」(男キャス)
「はい、寝る時もマスク、欠かせないですねえ」(女性キャスター)
「暖房使うと、部屋の中、より乾燥しますから、濡れタオル1枚干しておくなど、ちょっとした工夫したいですね。では、また明日」(男キャス)


 聞き手と語り手の関係で、進行上の掛け合いなのでしょう。
 でも、この男性キャスタ―、あまりにも東京寄りの言葉ですよね。
 確かに、乾燥は肌の大敵ですし、火事になりやすい、火が広がりやすいという点で、注意が必要ですし、静電気も嫌です。痛いです。
 《でも、毎日、雨や雪は嫌だぁ》《洗濯物が乾かない!》《寒いの嫌です》《日差しが欲しい》のです。
 最後の締めの会話など、プンスカ、ムッスーです。

 そもそも、情報番組の気象コーナーだと、「これからしばらく、雨(雪)が続く」という(ここまでの天気はスルーされる)表現になりますが、「これまでも、雨が続いてんだよ!」と言いたくなります。

 こういう日々が続いています。

【追記】
今朝(12月17日)の「おはよう日本」
「Kさん、今日も冬らしい天気になりそうですね」
「そうですね。日本海側は雪や雨、太平洋側は晴れそうですねぇ。東京は13℃くらいまで上がっていく見込みです。日なたではポカポカ陽気となりそうですね。そして今日のポイントはこちらです」
『日本海側 雪や雨』………イラッ
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