政府の地震調査委員会は南海トラフの巨大地震が今後30年以内に起きる確率について、1月1日時点で改めて計算し、これまでの「70%から80%」を「80%程度」に引き上げた。
嫌な予測数値だ。
その数値はともかく、災害に対する備え、心構えは怠ってはいけない。
それはともかく、この数字、昨年の段階で「70%から80%」となっている。その予測が正しいのであれば、それから1年間、南海トラフ巨大地震が発生していないのだから、その分確率は高くなるように思う。
ただし、今回の「70%から80%」→「80%程度」の引き上げは、かなり大きい引き上げのように感じる。
しかし、この公表に関するもっと詳細な情報を読むと……
南海トラフの巨大地震の確率は毎年更新されていて、一けた単位で算出されていて、去年は「74%から81%」で、今年は「75%から82%」となった。
地震調査委員会では最も低い確率と最も高い確率をいずれも四捨五入している。
今年は最小の数字が75%となったため四捨五入すると80%、最大の数字も80%となり、表現が「80%程度」に変わった。
なぜ、四捨五入するんだ?
【ついでに、以前も取り上げた疑問についても再掲】(「“南海トラフ地震”に関する疑問」(2023年3月7日記事)
(この記事では、いろいろ書いたが、一番言いたかったことは最後の部分)
南海トラフの巨大地震モデル検討会(第1回:平成23年8月)の資料(4ページ目)
○ 東海・東南海・南海地震の今後30年以内の地震発生確率は極めて高い
平成23年の予測なので、既に13年は経過している。
単純に考えると「今後17年以内に南海トラフ巨大地震発生確率は非常に高い」ことになる。
しかし、こういう類の発表は「今後30年以内」なんだよね……
嫌な予測数値だ。
その数値はともかく、災害に対する備え、心構えは怠ってはいけない。
それはともかく、この数字、昨年の段階で「70%から80%」となっている。その予測が正しいのであれば、それから1年間、南海トラフ巨大地震が発生していないのだから、その分確率は高くなるように思う。
ただし、今回の「70%から80%」→「80%程度」の引き上げは、かなり大きい引き上げのように感じる。
しかし、この公表に関するもっと詳細な情報を読むと……
南海トラフの巨大地震の確率は毎年更新されていて、一けた単位で算出されていて、去年は「74%から81%」で、今年は「75%から82%」となった。
地震調査委員会では最も低い確率と最も高い確率をいずれも四捨五入している。
今年は最小の数字が75%となったため四捨五入すると80%、最大の数字も80%となり、表現が「80%程度」に変わった。
なぜ、四捨五入するんだ?
【ついでに、以前も取り上げた疑問についても再掲】(「“南海トラフ地震”に関する疑問」(2023年3月7日記事)
(この記事では、いろいろ書いたが、一番言いたかったことは最後の部分)
南海トラフの巨大地震モデル検討会(第1回:平成23年8月)の資料(4ページ目)
○ 東海・東南海・南海地震の今後30年以内の地震発生確率は極めて高い
平成23年の予測なので、既に13年は経過している。
単純に考えると「今後17年以内に南海トラフ巨大地震発生確率は非常に高い」ことになる。
しかし、こういう類の発表は「今後30年以内」なんだよね……