(ちょっとしたトラブルで、最初の6分ほど視聴できず、観始めたのは、おそらく有栖川が“自分は火村にとってどういう存在か?”と尋ね、火村の答えに不平を言って、逆に質問され、ボートのの同乗者の例えをしたところ)
有栖川が不満に思った火村の答えとは?……おそらく、「知人」とか「知り合い」だと想像。
有栖川は『ボートの同乗者』と例えた。
……火村はボートを力強く前進させるが、ボートの底を斧で叩き割ってしまうような危うさを感じる……だそうだ。
有栖川にとって、“火村と一蓮托生”という思いなのだろう。
「だったら、斧をボートに積み込ませるな」と言いたいが。
火村と有栖川、ホームズとワトソンに例えていたが、どちらかというと現代版の『SHERLOCK』(主演:ベネディクト・カンバーバッチ)の二人の関係に近いように思える。
ロジカル・デスゲーム
これは有名な『モンティ・ホール問題』で“確率の(疑似)パラドックス”の一つ。(モンティ・ホール問題は“当たりを選ぶ問題”で、諸星が出題したのは“毒を択ばない問題”という違いはある)
説明する場合、当たりを選ぶの方が直観的に理解しやすいので、この線(A、B、Cの3つ箱があって1つが当たり)で進めさせていただきます。
最初の選択をした後、出題者が≪選択しなかった2つから外れを選び明示≫した後の、当たりはずれの確率は五分五分であるように思えます。
しかし、≪選択しなかった2つから外れを選び明示≫という行為に意思が含まれているのが、カギなのです。
最初の選択で、①当たりを選ぶ…確率1/3、②外れを選ぶ……確率2/3。
逆から言うと、選択されなかった残りに、当たりが含まれる確率は2/3(①に対応)、当たりが含まれない確率は1/3(②に対応)。
つまり、選択しなかった残りの方に当たりがある確率が2/3あるということです。
「残りの方から外れを一つ除外した後、最初の選択を変更する」という行為は、箱を1個選んでいるように思われますが、実は残りの2個を選んでいるのです。
★手順を逆にすればよく分かるかもしれません。
1.「最初にAの箱を選んだあと選択を変更すると決定しておく(心の中で)」=「B、Cの箱を選択」
2.出題者がB、Cの箱のうち外れの箱を除外
こう考えると、出題者は被出題者の心理をもてあそんでいるようであるが、実は、自ら不利に追いこんでいるのです。
もちろん、最初の選択で当たりを選んでいれば、選択を変えると外れを選んでしまうことになりますが、その確率は1/3なのです。
★もう少し、極端な例を考えましょう。
「100個の箱があって1個だけ当たりが入っていて、最初の選択した残りの箱99個のうち外れの98個を除外して、残り2個にします。
さて、選択を変更してもいいですよ」
……変更しますよね。変えずに当たりを引く確率は1/100なのですから。
火村の場合、毒を飲みたくないのだから、選択を変更しなければ2/3の確率で助かる。
しかし、1/3でも、いや1/10でも……1/100でも嫌だよね。
それに、こんなデスゲームで勝っても、殺人になってしまい、諸星の思うつぼ。
グラスの中のワインを混ぜ合わせれば、致死量の1/3となり、命は助かる。(まあ、これも嫌だけど)
おそらく、この火村の行動は諸星も想定内、というか、期待していたのだろう。
“1人分の致死量”とわざわざ言っているし、
背中を向けて隙も作っているし、
グラスに注いだワインの量も少なめだった(ひとつのグラスにワインを合わせても溢れない)
それにしても……
火村に一番近い女……諸星ぃぃ~お前かあぁぁ!
諸星移送中、公安の内通者が正体を現すが、鍋島刑事(生瀬勝久)が珍しく?活躍。(第2話の「異形の客」で刑事の勘で通り魔犯を嗅ぎ分けた)
が、結局、逃亡を許す。
ライヘンバッハの滝
シャーロック・ホームズが宿敵・モリアーティ―と相討ちになった舞台がライヘンバッハの滝。
アリスとの会話で、その話が出て、思いっきりフラグが立ってしまった。
諸星と相討ち……二人とも姿を消し、火村の死を悲しむ面々。
ラストシーンで火村らしき人影が登場。
諸星はどうなった?………できれば、もう登場しないでほしい。
原作はもっと面白いはず。シャングリラを絡ませず、それぞれのエピソードを真面目に描いていけばもっと面白かったはず。
大事なことなので、もう一度言います。
「諸星は、もう登場しないでほしい」
【追記】
侮れない老夫婦
火村&諸星カップルを見て、何気ない挨拶を交わした老夫婦、ふたりのただならぬ気配を察知したどころか、諸星の正体を見抜くとは!………侮れぬ。
【ストーリー】番組サイトより
諸星(長谷川京子)が姿を消し、次なる犯行が懸念される中、不気味なメッセージを受け取った火村(斎藤工)。「ターゲットは、火村英生に一番近い女」という言葉とともに、顔を塗りつぶされた朱美(山本美月)、時絵(夏木マリ)、小野(優香)の写真が添えられていた。その送り主は、諸星と見られた。諸星のターゲットが朱美たち3人の女性と予告されたことから、警察が3人を警護することに。
火村は、アリス(窪田正孝)を危険な目に遭わせてしまったことで自責の念にかられていた。そんな火村にアリスは、火村と自分の関係をシャーロック・ホームズと助手のワトソンに例えて、命を懸けても惜しくないほどの火村への深い思いを語るのだった。
火村が下宿に帰ると、諸星が待っていた。諸星は「人を殺したいという願望をかなえさせてあげる」と火村を挑発し、さらに「殺す相手は私だ」と告げる。
諸星は火村に、あるゲームを持ちかける。そのために、3つのグラスとワイン、一人分の致死量となる猛毒トリカブトの入ったカプセルが用意されていた。
火村が抑え込む殺意を煽り、死を賭けたスリルを楽しむ諸星。火村は、諸星が仕掛けた“死のゲーム”を受けて立つ。火村と諸星、最終決戦の行方は!?そして、火村とアリスの二人を待ち受けるのは、ハッピーエンドか?バッドエンドか?
原作:ロジカル・デスゲーム(「長い廊下がある家(光文社)」収録)
脚本:マギー
演出:佐久間紀佳
有栖川が不満に思った火村の答えとは?……おそらく、「知人」とか「知り合い」だと想像。
有栖川は『ボートの同乗者』と例えた。
……火村はボートを力強く前進させるが、ボートの底を斧で叩き割ってしまうような危うさを感じる……だそうだ。
有栖川にとって、“火村と一蓮托生”という思いなのだろう。
「だったら、斧をボートに積み込ませるな」と言いたいが。
火村と有栖川、ホームズとワトソンに例えていたが、どちらかというと現代版の『SHERLOCK』(主演:ベネディクト・カンバーバッチ)の二人の関係に近いように思える。
ロジカル・デスゲーム
これは有名な『モンティ・ホール問題』で“確率の(疑似)パラドックス”の一つ。(モンティ・ホール問題は“当たりを選ぶ問題”で、諸星が出題したのは“毒を択ばない問題”という違いはある)
説明する場合、当たりを選ぶの方が直観的に理解しやすいので、この線(A、B、Cの3つ箱があって1つが当たり)で進めさせていただきます。
最初の選択をした後、出題者が≪選択しなかった2つから外れを選び明示≫した後の、当たりはずれの確率は五分五分であるように思えます。
しかし、≪選択しなかった2つから外れを選び明示≫という行為に意思が含まれているのが、カギなのです。
最初の選択で、①当たりを選ぶ…確率1/3、②外れを選ぶ……確率2/3。
逆から言うと、選択されなかった残りに、当たりが含まれる確率は2/3(①に対応)、当たりが含まれない確率は1/3(②に対応)。
つまり、選択しなかった残りの方に当たりがある確率が2/3あるということです。
「残りの方から外れを一つ除外した後、最初の選択を変更する」という行為は、箱を1個選んでいるように思われますが、実は残りの2個を選んでいるのです。
★手順を逆にすればよく分かるかもしれません。
1.「最初にAの箱を選んだあと選択を変更すると決定しておく(心の中で)」=「B、Cの箱を選択」
2.出題者がB、Cの箱のうち外れの箱を除外
こう考えると、出題者は被出題者の心理をもてあそんでいるようであるが、実は、自ら不利に追いこんでいるのです。
もちろん、最初の選択で当たりを選んでいれば、選択を変えると外れを選んでしまうことになりますが、その確率は1/3なのです。
★もう少し、極端な例を考えましょう。
「100個の箱があって1個だけ当たりが入っていて、最初の選択した残りの箱99個のうち外れの98個を除外して、残り2個にします。
さて、選択を変更してもいいですよ」
……変更しますよね。変えずに当たりを引く確率は1/100なのですから。
火村の場合、毒を飲みたくないのだから、選択を変更しなければ2/3の確率で助かる。
しかし、1/3でも、いや1/10でも……1/100でも嫌だよね。
それに、こんなデスゲームで勝っても、殺人になってしまい、諸星の思うつぼ。
グラスの中のワインを混ぜ合わせれば、致死量の1/3となり、命は助かる。(まあ、これも嫌だけど)
おそらく、この火村の行動は諸星も想定内、というか、期待していたのだろう。
“1人分の致死量”とわざわざ言っているし、
背中を向けて隙も作っているし、
グラスに注いだワインの量も少なめだった(ひとつのグラスにワインを合わせても溢れない)
それにしても……
火村に一番近い女……諸星ぃぃ~お前かあぁぁ!
諸星移送中、公安の内通者が正体を現すが、鍋島刑事(生瀬勝久)が珍しく?活躍。(第2話の「異形の客」で刑事の勘で通り魔犯を嗅ぎ分けた)
が、結局、逃亡を許す。
ライヘンバッハの滝
シャーロック・ホームズが宿敵・モリアーティ―と相討ちになった舞台がライヘンバッハの滝。
アリスとの会話で、その話が出て、思いっきりフラグが立ってしまった。
諸星と相討ち……二人とも姿を消し、火村の死を悲しむ面々。
ラストシーンで火村らしき人影が登場。
諸星はどうなった?………できれば、もう登場しないでほしい。
原作はもっと面白いはず。シャングリラを絡ませず、それぞれのエピソードを真面目に描いていけばもっと面白かったはず。
大事なことなので、もう一度言います。
「諸星は、もう登場しないでほしい」
【追記】
侮れない老夫婦
火村&諸星カップルを見て、何気ない挨拶を交わした老夫婦、ふたりのただならぬ気配を察知したどころか、諸星の正体を見抜くとは!………侮れぬ。
【ストーリー】番組サイトより
諸星(長谷川京子)が姿を消し、次なる犯行が懸念される中、不気味なメッセージを受け取った火村(斎藤工)。「ターゲットは、火村英生に一番近い女」という言葉とともに、顔を塗りつぶされた朱美(山本美月)、時絵(夏木マリ)、小野(優香)の写真が添えられていた。その送り主は、諸星と見られた。諸星のターゲットが朱美たち3人の女性と予告されたことから、警察が3人を警護することに。
火村は、アリス(窪田正孝)を危険な目に遭わせてしまったことで自責の念にかられていた。そんな火村にアリスは、火村と自分の関係をシャーロック・ホームズと助手のワトソンに例えて、命を懸けても惜しくないほどの火村への深い思いを語るのだった。
火村が下宿に帰ると、諸星が待っていた。諸星は「人を殺したいという願望をかなえさせてあげる」と火村を挑発し、さらに「殺す相手は私だ」と告げる。
諸星は火村に、あるゲームを持ちかける。そのために、3つのグラスとワイン、一人分の致死量となる猛毒トリカブトの入ったカプセルが用意されていた。
火村が抑え込む殺意を煽り、死を賭けたスリルを楽しむ諸星。火村は、諸星が仕掛けた“死のゲーム”を受けて立つ。火村と諸星、最終決戦の行方は!?そして、火村とアリスの二人を待ち受けるのは、ハッピーエンドか?バッドエンドか?
原作:ロジカル・デスゲーム(「長い廊下がある家(光文社)」収録)
脚本:マギー
演出:佐久間紀佳
>私もはせきょー諸星はいらないって思いました。
最終話まで引っ張ったわりには……。
原作の面白さを損なう設定でした。原作の面白さを尊重してほしいです。
>面白くなくてもこういう役を面白く演じられる女優さんならまだ良かったんですけど。
思い当たるのは『ビブリア古書堂の事件手帖』ですね。
今作は、演出にも問題があったように思います。
最終話まで引っ張ったわりには……。
面白くなくてもこういう役を面白く演じられる女優さんならまだ良かったんですけど。
連続ドラマだから、引っ張りたかったんでしょうね。
言葉足らずで、余計な心配をさせてしまったようです。ごめんなさい。
ドラマを見ずにコメントしました。
申し訳ないです。
実は昨年5月にスマートフォンに切り替えまして、それを機に、写真はフェイスブックにアップするようになりました。写真自体はやはりデジタルカメラの方がきれいに撮れますし、便利なのですが、アップが楽なので、ついついスマートフォンで撮るようになってしまいました。
姫踊子草(ヒメオドリコソウ)、ムスカリ、胡瓜草(キュウリグサ)、オオイヌノフグリですね。ムスカリはともかく、あとの3つはこれまで全然うまく撮れませんでした。
流石ですね、じつに鮮明に撮れています。
オオイヌノフグリは福井でもかなり前から咲いています。姫踊子草も見かけるようになりました。
あとの写真、山茱萸(サンシュユ)は無意識に観たことがあるかもしれませんが、意識してみたことはないです。名前と黄色い花という知識しかありませんでした。
李(スモモ)の花は可憐ですね。とても気に入りました。
という事で御容赦下さい( ^艸^)
春の小さな花を久し振りにアップしました。
いつもは手に馴染んだコンデジのマクロモードでの撮影ですが、
今回はミラーレスの標準ズームに、
クローズアップレンズを付け、
マニュアルモードで撮る、
というやり方に挑戦してみました。
予想していたより解像度が良くて、
やっぱりカメラの影響は大きいなと、
改めて感じた次第です。