英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

22-23 Wリーグ プレーオフ ファイナル ENEOS vs トヨタ自動車 第3戦

2023-04-20 08:12:13 | スポーツ
 何度、《もう駄目か?》《負けかなあ》と思ったことか……
 第1Q~第2Q前半は完全にトヨタのペースで、エネオスが何とか得点し追いつくといった展開。確率の非常に低かった林と宮崎の3Pが決まるとか、時折、爆発する藤本の活躍、第2Qだけで8点を上げた渡嘉敷の奮戦など、“奇跡的”と呼ぶのは失礼だが、思いもよらぬ得点で、前半をエネオス31-28トヨタと3点リードで終えることができたのは不思議だ(バスケットの内容はトヨタの方がかなり良かった)。
 
 第4Q終盤、延長戦序盤~終盤はトヨタに先行を許し、《残り数秒でブザービーターを決められ敗戦》というシーンがよぎった。おそらく、通常の試合や、この試合でも第3Q終了時ぐらいだったら、シュートを決められただろう。まあ、エネオスも、《宮崎のドライブシュート(だったと思う)~渡嘉敷リバウンド→シュート》も、何で外すんだぁ!と思ったが。
 白熱の攻防でダブルオーバータイムに突入(1993年NBAファイナルのサンズvsブルズのトリプルオーバータイムを思い出した)。解説の原田氏も指摘していたが、渡嘉敷は勿論、他のエネオスのメンバーも足が動かなくなっていたので、更なる延長戦はエネオス苦しいと思ったが、極限の戦いは、体力ではなく精神力……否、精神力では片づけられない何かが、エネオスサイドに傾いたのだろう。

 ポイントとなったプレーや賞賛したいプレーなどを交えて、詳細なゲーム展開を書きたいが、時間とエネルギーが足りない(根性がないです)ので、チームの戦術や各選手の感想のみになりそう(許してください)。
 あと、前記事でスクリーンプレーについて述べたが、スクリーンプレーのルールで知らないことがあったので、それを含めて述べるつもり。
 このゲームの得点経過などの詳細は、『BASKETBALL KING』サイトの記事「ENEOSが2度の延長戦となった死闘を制す…トヨタ自動車を退けて4年ぶりに王座奪還/WリーグPO」をご覧ください。


ENEOS サンフラワーズ  10 21 11 11 8 11  72
トヨタ自動車 アンテロープス 10 18 14 11 8  3   64


【 ENEOS サンフラワーズ】
 リング付近の渡嘉敷をオフェンスの起点としようとした方針は間違いだった
 トヨタディフェンスは渡嘉敷にタイトに当たるというモノだった。まず、シラ(或いは梅沢)がマークし、他のディフェンダーも渡嘉敷との距離を縮めて、《ボールを楽に通さない》《ボールが入ったら、即ダブルチーム》する。
 そんな状況で、渡嘉敷にボールを入れるのは難しいし、普段の渡嘉敷ならともかく、疲労が蓄積している渡嘉敷では、トヨタのディフェンスに抗してゴールを狙うのは難易度が高かった。
 渡嘉敷を起点にするというヘッドコーチの指示だったので、まず、それを第1オプションにしたが、渡嘉敷にパスを出してオフェンス失敗するか、諦めて他のオフェンスを選択しようとしたが、それからオフェンスを転回するのはスムーズにはいかないし、シュートクロックが迫った状態になってしまっていた。
 ポイントガードが、そういう状況を打開できれば良いが、ボールが止まった状態からドライブシュートを決めるのは難しい。パスを回しながら3Pシューターの林にパスを出すのもうまくいかない(おそらく、平下が徹底的にマークした)。
 宮崎に関しては、以前から《オフェンスが停滞した時に打開できない》という不満はあった(それと、利き腕でではない腕でのドリブルが苦手のようなのも気になる)。ファイナルは相手ディフェンスを切り裂くドライブシュートも影を潜めていたが、第3戦はかなり積極的に仕掛けていた(17得点)。渡嘉敷へのナイスパスもあった。
 岡本がいれば、何とか出来たような気がする。宮崎も岡本なら精神的にもボールを託しやすいし、うまくフリーになってパスを受けて3Pシュートを決めたり、動きの中で渡嘉敷にパスを通すのも可能だ。
 シューティングガードのは、3Pシュートもドライブインもできる優れたプレーヤーだが、渡嘉敷にパスをすることに拘り過ぎたきらいがある。《渡嘉敷を起点》という縛りがなかったら、星ももっと果敢にゴールを狙えたのではないだろうか?上述したが、時間的にもオフェンスの選択肢も幅があったはずだ。
 長岡は一人でも打開できるパワーと技術があり、頼もしかった。渡嘉敷とのプレーの相性も良い。それと、相手に身体を寄せてプッシングを誘い、《突き飛ばされた…ああぁ~》と飛ばされる演技が絶品だ(実際、プッシングされているが、審判も笛を吹きやすいのだろう)。プレッシャーのかかる場面での3Pシュートを決めるてくれるのも嬉しい。
 渡嘉敷は疲労困憊のうえ、厳しいマークを受ける中で、20得点、13リバウンド(3ブロック)は頭が下がる。ただ、あと2本ほどフリースローを決めて欲しかった(実際は4-9)
 苦しい状況を救ったのは高田。ディフェンスも頑張り、オフェンスも果敢にリングに向かっていった(11得点)。

【 トヨタ自動車 アンテロープス】
 ペネトレイトにジャンプシュート、そして、アシストパスにリバウンドと変幻自在の大活躍の馬瓜(20得点)。さらに、山本が要所でシュートを決め(14得点、6アシスト)、ディフェンスの的を絞らせない。更に、川井のドライブも油断できない(15得点、8リバウンド、5アシスト)。シラも渡嘉敷を良く防ぎ、6得点、5リバウンドの数字以上に働いた。(ただし、ディフェンスの時、リバウンドなどでジャンプ後、着地する際、“不可抗力”とばかり、相手オフェンスにぶつかってしまうことが多い)
 平下は得点0だったが、シュートアテンプトは3Pシュートの1回のみ。如何にディフェンスに特化していたかがわかる。リバウンド6でプレータイムはフル出場の50分(山本も50分)。
 オフェンス、ディフェンスの内容はトヨタの方が良かった。なぜ負けたのだろうか?不思議だ。
 敗因を上げるとしたら、前半早々で梅沢とシラが3ファールのファールトラブルに陥ったこと。二人のプレータイムが減ったが、それほど劣勢には感じなかった(渡嘉敷も攻められなかった)。ただ、どちらかのプレータイムがもう少し長かったら、もっと第2Qでリードできたであろう。
 それと、3Pの成功率が4-21と低かったのも一因

 3連戦でダブルオーバータイム。プレータイム40分以上は、山本、平下に加えて、エネオスは長岡(48分06秒)、林(42分46秒)、渡嘉敷(47分41秒)、宮崎(44分)、トヨタは馬瓜(45分18秒)、川井(42分27秒)。
 上記の選手だけでなく、すべての選手の健闘を讃えたい。
(スクリーンプレーについては、次回に書くつもりです)
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異次元の方向感覚……こどもファスト・トラック

2023-04-19 16:41:02 | 時事
Yahoo!ニュースより=================
政府は子連れ優先レーンを設ける「こどもファスト・トラック」等に関する初めての会議を開き、小倉こども政策担当大臣は、家族連れが行きたいところを優先し、夏に向けて取り組みを進めるよう訴えました。
政府は、夏ごろをめどに、こども政策に関する「国民運動」をスタートさせる予定で、その一環として、子連れ優先レーンを設ける「こどもファスト・トラック」の推進を盛り込んでいます。
きょう行われた関係府省庁による会議の初会合では、優先レーンに関する取り組みや検討状況が紹介されました。
小倉将信こども政策担当大臣
「子どもたちや家族連れが行きたいところを優先的に『こどもファスト・トラック』をつくっていただくよう心がけていただきたい」
小倉大臣はこのように述べたほか、各府省庁に対し、子育て世帯の外出が増える夏休みに向けて設置の取り組みを加速するよう求めました。

政府は、公共施設や商業施設、銀行など街中のあらゆる場所で「こどもファスト・トラック」を設置したい考えです。
================================


 異次元の方向感覚だ……他に優先すべきことがあるだろう

 確かに、双子ベビーカーのバス乗車やベビーカーでのエレベーター利用での不都合な状況は耳にしていて、こういう政策によって、子どもに目を向けた社会規範が築かれていくかもしれない。
 しかし、もっと切実な問題があると思う。子ども関連で言うなら、ネグレクトや虐待、それに虐めの対応は全然足りておらず、まず、そちらを優先すべきだ。
 そもそも、子どもの定義は?(何歳まで?)
 子どもと言っても、ある程度の分別や体力が備わる歳になれば、列に並んで順番を待つことはできるし、そういう経験も必要だ。
 それに、役場で手続きをする場合は、忙しい合間を縫ってきている人が多いのではないだろうか…

 困っている親子がいたら、手を差し伸べる……まあ、”親子”でなくても困っている人がいたら手を差し伸べるというのは、システムではなく心の問題だ。
 小倉こども政策担当大臣は得意気に語っていたが、関係府省庁による会議(会合)で、ブレーキを掛ける意見は出なかったのだろうか?
 子育てや学校教育関連のトップブレインが集まったのではないのか?これでは、時間と会議室と出されたであろうお茶の無駄である。
 “こども家庭庁”を新設したので、いろいろやらなければならないと思ったのかもしれないが、迷走するのは如何なものか?
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事件を起こした者の思想を取り上げ報道するのはやめた方が良い

2023-04-18 08:43:21 | 時事
 こういう奴の素性や事件の状況を報道するのは必要だろう。
 しかし、日ごろの思考や生活など、特に、政治や信条などを細かく長々と報道するのはやめるべきだ。(今回の木村容疑者は、選挙制度に不満を持っていたというが)

 事件を起こして、社会や政治への不満を世間に広めてくれるなら、《俺も俺も》と阿呆なことをする輩が出てくるのではないだろうか?
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22-23 Wリーグ プレーオフ ファイナル ENEOS vs トヨタ自動車 第2戦

2023-04-17 22:55:39 | スポーツ
(ENEOSは“エネオス”、トヨタ自動車を“トヨタ”と表記します)
 エネオスの気迫の勝利だった(もちろん、“トヨタの気迫が足らなかった”と言う訳ではありません)
 エネオスが得点を上げリードを広げると、トヨタも反撃し差を縮める。ジリジリするせめぎ合いが続き、闘志と技術がぶつかり合う好勝負だった。

 第1Q、2分40秒までで8-2とリードする上々の出だし。一旦、トヨタに差を詰められたが、長岡の3Pシュートが決まり、残り3分で20-10と10点リードするも、山本に3Pシュートを2本決められ、第1Q終了時には22-20と、結局2点差。
 第2Qは、2分30秒までは1~2点のリードを奪い合う展開から、エネオスが5点差までリードを広げる場面が3度あったが、その都度、トヨタが押し返す……。
 残り2分13秒で宮崎が3Pシュートを決め、36-32と4点差にしたものの、その後、平下3Pシュート、馬瓜2Pシュートとトヨタが反撃、逆に1点のリードで前半を終えた。トヨタ37-36エネオス
 特に、平下の3Pシュートは、あと少しでスチールできたこぼれ球を、24秒バイオレーション寸前に決められたもので、エネオスとしては《4点差を広げるぞ》という矢先だった。
 1点差なので、気にする必要はないが、かなり嫌な前半の流れではあった

 第3Qもエネオスが先手を取って8点連取。
 残り6分42秒、これまで決まらなかった林 の3Pシュートをネットに沈める。更に、高田も3Pシュートを決め、47-39とリード(トヨタは馬瓜の2点のみ)。
 しかし、ここで馬瓜が暴れる?3Pシュートを決め、次のオフェンスではファールをもらいながらシュートを決める3点プレー。エネオス47-45トヨタ。
 この後は、シラが6点を挙げる活躍。エネオスは高田が2本目の3Pシュートを決めたが、第3Qは51ー51の同点で終了
 得点は互角だが、流れはトヨタ。さらに、トヨタはチームオフェンスが機能しているのに対して、エネオスは個人の力で得点……内容に差がある。
 渡嘉敷の疲労の色が濃いのも不安


 第4Q、暗雲を吹き払うように、林が2本シュートを決める(1本は林のスティールから)。エネオス55-51トヨタ。
 しかし、この後、長岡が立て続けのファールで4ファールとなり、ベンチに下がり、再び暗雲が……残り8分30秒
 4点のリードと代わってコートに入った中田のアグレッシブさに期待するしかない。
 この後は守り合いなったが、エネオスは渡嘉敷4点、林2点を上げ、トヨタを馬瓜のフリースロー2本に抑え、61-53と8点差に広げる(残り6分56秒)。
 しかし、トヨタも良く守りエネオスに得点を許さず、山本、馬瓜が各2得点で、61-57と4点差に詰め寄る。観ていて、本当に力が入る……

 ここで、均衡を破ったのが高田。3Pシュートを決めた後、スティールからファールをもらい2本フリースローを決め、66-57。
 高田のフリースロー時に、4ファールの長岡もコートに復帰(残り3分44秒)。長岡不在の間に、逆にリードを広げたのは大きい。
 しかし、楽をさせないのが山本。3Pシュートをサクッと決める(エネオス66-60トヨタ、残り3分21秒)
 ならばと、渡嘉敷がファールをもらいフリースロー1本(1本外す)と、2Pシュート2本を気迫で決める(エネオス71-60トヨタ、残り2分18秒)
 トヨタも平下が3Pシュートを決めるが、長岡が3Pを入れ返し、勝利をほぼ決定づけた(エネオス74-63トヨタ、残り2分18秒)

 エネオス74ー65トヨタで、エネオスが勝利、第3戦に持ち込んだ。


エネオス
渡嘉敷……疲労が蓄積していて、リング下では苦戦していた。それでも、リバウンドや要所で2Pシュートをねじ込む。ミドルレンジからのジャンプシュートも冷静に決め、17得点(14リバウンド、2ブロック)
長岡……渡嘉敷が競り合ってこぼれた球を長岡が確保。ディフェンスで相手の素早い動きにも対応、3Pシュート3本も大きかった
高田……ゲームの流れを変える(踏みとどまる)3P3本は光る(15得点も大きい)。そして、山本を良く抑えていた。
宮崎……3Pシュート1本(4本外したのは許容範囲)の他、ドライブも決め、8得点。気迫のスティール3本と勝利に貢献。停滞するオフェンスを打開できなかったことと、スクリーンに引っかかり過ぎ。単独で山本に置き去りにされるシーンも気になった
……彼女ならではの難しいドライブシュートを決めきった(時折、無理攻めになったが)。渡嘉敷へのパスは拘り過ぎだが、通してもいた。
中田……多少、アグレッシブさで墓穴を掘るが、彼女のアグレッシブさは頼もしい
 
トヨタ
山本……敵に回すと本当に嫌な選手だ。要所で4本3Pシュートを決め、22得点。このゲームではリバウンド1本だったが、第1ゲームでは8リバウンド。
馬瓜……運動能力が高く、攻守にオールラウンドに活躍。19得点、5リバウンド(第1ゲームは10R)、7アシスト。そして……《後述》
シラ……ポテンシャルは高い。特に、反射速度が速く、手がよく出る。その素早さに、渡嘉敷が苦労している。
川井……ほんと職人。プレーの潤滑油で、5リバウンド、5アシスト、4得点(第1ゲームは11得点)、3スティール。
平下……流れを変える3Pシュート2本。2本中2本決めたのは良いが、アテンプトはもっとあっても良いのでは?このファイナルは、ちょっとおとなしい。

《トヨタの戦略》
《渡嘉敷を抑える》ことを徹底
 リング付近に渡嘉敷がいる場合は、身体を寄せて自由にさせない。特に、シラがいると、不用意に渡嘉敷にパスは入れられない(高さもあり、手も速い)。
 リングとは少し離れた位置だと、渡嘉敷にボールは入るが、その途端、ダブルチームでプレーをさせない。渡嘉敷はセミファイナルからの疲労がに加え、更に蓄積。
 吉田がいたら、ホットラインパスを通したかもしれないが……それでも、17得点14リバウンドの渡嘉敷には恐れ入る

トヨタのオフェンスシステム ~山本&馬瓜の巧さ~
 このカードに限らず、山本や他の選手が要所で3Pシュートを決めている
 エネオスの場合、宮崎のディフェンスのまずさもあるかもしれない。とにかく、よく振り切られていた。宮崎は抜かれることを警戒するのか、山本に対して1、2歩下がって対している。しかし、それが災いしているように思える。(あと、宮崎はスティールを狙いすぎる気がする)
 宮崎はともかく、あまりに山本がフリーになるのが不思議。少し検証してみたところ、4パターンあった(もっとあるかもしれない)。

―パターン1―
リング
         馬瓜
       (ボール保持)
                  ↑                    
        宮崎  山本 
 3ポイントライン付近でリングとは逆向きで馬瓜がボールを保持している
 山本が馬瓜の前方を横切る動きをする。
 山本をマークしている宮崎も山本と並行して動く。



 山本が馬瓜に最接近する地点でボールをパス。
 宮崎はさらに山本を追うが、馬瓜に遮られ、山本がフリーでシュート!



―パターン2―


 ボールを保持する馬瓜ステファーニーの近づきながら、馬瓜かパスを受け、ドリブルして馬瓜の横を抜ける。
 山本をマークする宮崎は馬瓜の背面を通って山本を追う。




 宮崎が馬瓜を抜けた直後、ターンしてドリブルで元の方向に移動する。
 宮崎も山本を追うが、馬瓜がスクリーンとなって負えない→山本がフリーでシュート!

 (山本のターンまでの距離が短いので、宮崎と馬瓜の距離が短く、宮崎は馬瓜をかわすスペースがない)



―パターン3―
リング
         馬瓜
       
                  ↑                    
        宮崎  山本(ドリブル又はボール保持)

  リングの方を向いている馬瓜が、相手ディフェンダーを注意しつつ攻撃を仕掛ける素振りを見せながら、やや後ずさりをする。
 そのタイミングで山本が馬瓜の後方をドリブルで動く。
 マークしていた宮崎も追うが、馬瓜がスクリーンとなる形となり、山本がフリーでシュート!

 馬瓜をスクリナーとして視るなら“ムービングピック”と見なされるが、この場合はどうなのだろう?

―パターン4―
 山本がリング前付近にいて、マークマンの宮崎も対面してマークする。
 ボール保持者は3Pラインの45°付近にいる。
 山本は、いきなりダッシュ、大きい弧を描くように動き、保持者とは逆の3ポイントライン45度付近まで動いてパスを受ける。
 宮崎は振り切られており、ノーマークでシュート!
(追いかける過程で、他の選手が壁になることが多い)



 このようにして、山本フリー状態を作るが、フリーになるには山本も俊敏な動きが必要で、そのうえで3Pシュートを決めるのは容易でない。
 トヨタのシステムオフェンスにしてやられる宮崎だが、高田は山本をよく抑えていたので、宮崎にも原因があるのかもしれない。


 ここまでは、第3戦の前に書いたもの。
 実は、馬瓜のスクリーンプレーに注意して、ファイナル第3戦を観戦したが、ある点に気がついた(第3戦の記事で書くつもりですが…)
 第2戦も高レベルの好ゲームだったが、第3戦はとんでもないゲームとなった!
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22-23 Wリーグ プレーオフ ファイナル ENEOS vs トヨタ自動車 第1戦

2023-04-16 00:11:49 | スポーツ
前半を終えて21点差は、やはり大きかった…

(ENEOSは“エネオス”、トヨタ自動車を“トヨタ”と表記します)
 立ち上がり、シュートが外れるなど、両チームともやや硬さが見られた。
 長岡のシュートで エネオスが9-6とリードしたものの、トヨタのオフェンスの方が機能しているように見えた。
 実際、その後、トヨタは点を重ねるが、エネオスの得点は伸びず、トヨタ19-11エネオスで第1Q終了。

 その傾向は第2Qになると、さらに顕著になり、前半はトヨタ38-17エネオスで終える。
 エネオスは第2Qの得点は6点に終わる。ターンオーバーは多く、シュートも入らない。ペイントゾーンにいる渡嘉敷にはパスが通らない(パスコースを塞がれていた)。スクリーンプレーでフリーのプレーヤーを作ろうとするが、スクリーンに引っかからない(解説の吉田氏、馬瓜エブリン氏は“スクリーンに当たらない”と表現)。ドライブシュートを試みるが強引で失敗……エネオスはオフェンスの形にならなかった。なので、リバウンドも取れない。
 それだけトヨタのディフェンスが良かったのだろう。
 馬瓜ステファニーは攻守に活躍。山本も急所でシュートを決めていた。

 完全にトヨタペースだった。エネオスの佐久本ヘッドコーチもハーフタイムのインタビューで「あれが悪かった。これが悪かった…」と声も小さい。しかし、解説の馬瓜氏は「エネオスには何点リードしてもセイフティーではない」と言っていた。また、「大神ヘッドコーチも後半は“0-0”のつもりで臨む」と気を引き締めていた。……だが……


 後半に入っても、エネオスのオフェンスは冴えなかったが、長岡や星(2本)の3Pのシュートが入り、渡嘉敷へのパスも通るようになった。また、ディフェンスも厳しくなり、トヨタのオフェンスが停滞するようになった。
 第3Qはエネオス18点、トヨタ11点で7点縮まり14点差となった。トヨタ49-35エネオス。

 第4Qは、更に、エネオスがトヨタのオフェンスを抑え込んだ。トヨタの梅沢とシラのファールが4となったのも大きかった。
 残り1:47で6点差(トヨタ53-47エネオス)に迫り、もしかするとと思われたが、届かず。トヨタ55-47エネオスでトヨタが先勝した。

 エネオスが逆転してもおかしくない流れだったが、シュートが入らなさ過ぎた。ドライブシュートも入らなかったが、第4Qだけで林が4-0、宮崎が2-0と3Pシュートが全く入らなかった(第4Qの3Pシュートは高田が3-2だった)。
 ゲームを通して林の3Pは6-0で4得点。宮崎は3Pが4-0、2Pも3-0で得点0。宮崎は渡嘉敷へのアシストパスもなく、停滞したチームオフェンスを立て直せなかった(以前から悪い流れを変えられない傾向はあった)。
 星も後半3Pシュートを決めたが、ドライブが決まらず、そのせいで、プレーに迷いが見られた。

 渡嘉敷は17得点、11リバウンド、4アシスト、4スティール、2ブロックと奮闘。ただ、フリースロー5-1は痛かった(指でも痛めているのだろうか?)
 頑張ったのは高田。山本に対ししつこく厳しいディフェンスでプレッシャーを掛け、8秒バイオレーションを強いて、ゲームの流れを変えた。3Pシュート2本も見事。
 長岡にはもう少し頑張って欲しかったが、ディフェンスはよく頑張った。特に、相手に身体を寄せて“突き飛ばされて”ファールをもらう……いつもながら、リアクションを含めて巧い!


 トヨタを救ったのは川井。第4Qは4得点(ゲームを通しては11得点)、2リバウンド。

 ワンサイドゲームかと思われたが、エネオスが頑張り俄然緊迫した終盤となった。
 第2ゲームも期待したい。
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転職で給料アップ?(NHKニュースのコーナー、NHK『NEWS WEB』)

2023-04-15 10:33:44 | 時事
【NHK『NEWS WEB』(3月1日)「転職で給料アップ?」より】
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AIの開発を行う都内のベンチャー企業で正社員として働く中村麗奈さん(35)。
広報担当として企業のPRやホームページ作成などの業務を行っています。

大学を卒業後して働き始めて13年。これまでに6回転職しました。
中村さん
「転職している回数をスキルとか経験値というふうに見てもらえるような会社に入りたいなと思いながら転職を重ねてきています」
中村さんが初めに就職したのは医療法人で、医療ソーシャルワーカーとして働いていました。

月の手取りは20万円ほどで、年収は300万円足らず。生活に余裕がなく、責任ある立場を任されるようになっても賃金はほとんど上がらなかったといいます。

そんな状況を打破しようと就職から5年後に転職を決意。転職先で任されたのが「広報」の仕事でした。
仕事ぶりが評価され、社内で表彰されたことをきっかけに広報の仕事が自分に合っていると実感したといいます。

以来、広報にこだわってスキルや経験を高められる会社に転職を繰り返しています。1つの会社には長くても3年。転職のたびに年収は増えているそうです。
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 アメリカなどでは、転職してスキルアップし給与アップするという話は、かなり前からあった。
 日本でも……
短期間に転職を繰り返すと人事評価が下がるーそんな考えはもう昔の話で、
転職サービスの運営会社によると去年、転職した人の年収は転職前と比べて中央値で7万円アップ。
転職後は年収が下がる傾向が続いていましたが、去年初めてプラスに転じた。
「転職で給料アップ?」より

 でも、《いろいろ教えて、すぐ、他の会社に転職されるのは嫌だな》

 そんなことを考えてニュースを観ていたが……
 連日、“チャットGPT”のニュースや特集を観ていて、その凄さ目の当たりをして、脅威を感じた。
 (私の場合、10年以上前から将棋でのAIの凄さを感じていたが)分析し解説する能力の高さは想像以上で、例えば、旅行プラン、論文、読書感想文の作成、イラストや小説なども高レベルだという。

 で、上記の中村麗奈さん……私だったら彼女を解雇(簡単にはできないか?)……チャットGPTに仕事をしてもらうかな。
 政治家もどうなのか?……どう思います、西村さん
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「Jアラート発動は適切は判断だった」というが……

2023-04-14 16:52:30 | 時事
 昨年(2022年)10月5日に「Jアラートシステム……大丈夫なのか?」という記事を書いたが、そのまま、コピーペーストしても良いのでは?と思うほどのお粗末さだ。

 そのお粗末さの原因として、まず、《Jアラートが総務省消防庁の管轄》であること。
 【以下は、「Jアラートシステム……大丈夫なのか?」での説明の再利用】

=====================================
Jアラートとは?
 総務省消防庁の『平成29年版 消防白書』の『特集10 全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達における課題と対応』のページによると、
正式名称は全国瞬時警報システムと言うらしい……“瞬時”……名前負け?
総務省消防庁の管轄……防衛省ではない
システムの概要「弾道ミサイル攻撃に関する情報や緊急地震速報、津波警報、気象警報などの緊急情報を、人工衛星及び地上回線を通じて全国の都道府県、市町村等に送信し、市町村防災行政無線(同報系)等を自動起動することにより、人手を介さず瞬時に住民等に伝達するシステム」
 つまり、有事の際に住民が適切な避難を速やかに行うために、住民に正確な情報を迅速に伝達するためのシステムであって、ミサイル警戒システムではないという事。
 「弾道ミサイル攻撃に関する情報など国民保護に関する情報は内閣官房から」とあるので、内閣官房、あるいは内閣官房にミサイル情報を伝えたと思われる防衛省が緊急情報をJアラートシステムに乗せたということになる。
=====================================

 災害の対応(救助・消火)を目的としたシステムであるため、総務省消防庁というのは妥当かもしれないが、ミサイル発射・着弾は秒を争うので、軍事的な対応は防衛省が警戒情報や警報を発するべきだ。
 Jアラートの《緊急情報を、人工衛星及び地上回線を通じて全国の都道府県、市町村等に送信し、市町村防災行政無線(同報系)等を自動起動することにより、人手を介さず瞬時に住民等に伝達するシステム》は優れているかもしれないが、情報を分析し判断する部署と、情報を発信する部署が違うのは、秒を争う事態に対しては有効ではない。
 気象災害も気象庁は国土交通省管轄で、同様な問題を感じる。



 今回も情報が貧弱というか誤りだったことが、一番の問題なのだが、総理や官房長官の説明などに大きな疑問を感じた(腹が立った)。

 岸田総理大臣:「国民の皆様の安全を最優先する、この観点から発出したものです。Jアラートの役割ということを考えたならば今回のこの判断は適切であったと政府としては考えています」

《問題点1》
「官邸危機管理センターによりますと、北朝鮮から先ほど発射されたミサイルは午前8時ごろ、北海道周辺に落下するものとみられています。北海道においては、ただちに建物の中、または地下に避難してください」(←『TBS NEWS DIG 』の記述)
「午前8時ごろ、北海道周辺に落下するとみられます。直ちに避難してください」(←産経ニュース)

 ……“北海道周辺に落下するとみられる”という表現と“北海道周辺に落下する可能性がある”では、情報に大きな差がある
 “落下するとみられる”と言っておきながら、実際には違った(どこに落ちたのか?空中分解してしまったのか?さえ不明)

 松野官房長官曰く、「ミサイルを探知した直後、レーダーから消失した。限られた情報の中でシステムが航跡を生成し、Jアラートを発出した」
 確かに、「国民の皆様の安全を最優先する、この観点から発出した」という考えは否定できない(肯定すべきかも)
 しかし、その情報、分析があまりにもお粗末。
 マスコミが、Jアラートを訂正したことの是非を問うたが、「“可能性がなくなった”という新たな情報を発出した」と説明した。確かに、新たな情報を発信することは必要だが、問題に感じたのは、《最初の情報が誤りで、訂正(修正)しなくてはならなかった》という事態なのである。
 鉄道や高速道路を停止したことで、大きな支障が生じた。それなのに、《国民の皆様の安全を最優先する》ということで、「今回のこの判断は適切であった」と言い切る総理や政府の態度はどうなのか?

《問題点2》
 これまでも、《Jアラートの情報があやふやで、遅い》ことに対して、「課題がある」と政府や議員は言っていたが、何の改善もされていない!

 発射されたミサイルについてもこの“体たらく”!
 「敵基地攻撃能力」とか言って、防衛費増額、増税。アメリカから高い買い物をしても、こんな貧弱な情報網では、何の役にも立たない。
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「節操のない議員」で検索してみたところ

2023-04-13 11:36:23 | 時事
2023統一地方選挙の前半戦が終了した。結果には、いろいろ思うことがあったが、その中で、ある議員の節操のない動きが気になったので、「節操のない議員」で検索してみた。
 「節操がない」というと、「一貫した行動基準を持たない、あるいは基準を貫こうとする意志が薄弱であるさま、貞実でないさま、などを意味する表現」なのだが、“貞実でない”を“不貞”と誤解して、《淫らな》イメージを持つかもしれないが、そうではありません。

 で、その結果…
看板なし!節操なし!地方組織なし! 「三重苦」の希望の党 ...
産経ニュース https://www.sankei.com › 政治
2017/12/14 — 来年の今ごろにはきっとこの政党は存在していないのだろう、とつくづく思う。「看板」もなければ、地方組織づくりの展望も開けず、おまけに変節を極め ...

W選挙で圧勝した大阪維新にすり寄る節操のない負け組み議員
集英社 https://wpb.shueisha.co.jp › ニュース › 政治・国際
2015/12/04 — 議員ひとり当たり約5千万円の政党助成金目当てに… また、「維新」を離党し、政策集団を結成していた小沢鋭仁(さきひと)元環境相ら4人 ...

国政新党の立ち上げ「節操がなさ過ぎる」 都民ファ都議からも疑問
朝日新聞デジタル https://www.asahi.com › articles
2021/10/04 — 国政新党「ファーストの会」を立ち上げると発表した東京都の地域政党「都民ファーストの会」。次の衆院選で国政とのパイプ役を担う国会議員を誕生 ...

立民最年少女性候補が離党&自民から岐阜県議選に出馬報道 ...
Yahoo! JAPAN https://news.yahoo.co.jp › articles
2023/01/06 — 1月5日、2021年の衆院選岐阜5区で立憲民主党から出馬した今井瑠々(るる)氏が、自民党の推薦を得て今春の県議選に立候補する意向を固めたと、複数の ...

あまりにも節操がない国会議員
fc2.com http://ntooffice.blog21.fc2.com › blog-entry-3427
2019/02/01 — 愛媛県松山市 TEL089-907-2414 土木工事,地質調査,水文調査,井戸工事.

節操のない日本の外交姿勢
塩崎やすひさ https://www.y-shiozaki.or.jp › oneself
あれだけ自民党外交部会で外務省の経済協力局長などが「唯一の被爆国としてCTBTへの署名なくしてはODAの再開はありえない」と繰り返し明言していたのに、なんという変わり ...

山田宏議員は現在、節操のない国会議員として単独トップ独走中
Twitter https://mobile.twitter.com › yusuke6669 › status
山田宏 自民党参議院議員(全国比例) · @yamazogaikuzo. ·. Aug 31, 2018. 「委員会の存在意義にも関わる」 河野太郎外相、慰安婦勧告の国連委批判 ...

『節操がない!!』 | 圭輔日記
Amebaブログ https://ameblo.jp › entry-12782872063
2023/01/05 — 国政、地方政治共に議員を目指す人物が現職・新人問わず『政党』をコロコロと渡り歩くことを報道で知ることがあり、そのような『節操のない動き』は ...

節操のない自民党元アナウンサー議員
https://ameblo.jp › masaru58 › entry-10540792948
節操のない自民党元アナウンサー議員. 2010-05-20 22:13:45. テーマ:: 政治ネタ. いいね. リブログする · ツイート · 記事を報告する. hokuto58さんをフォロー.

“節操”ない維新の政策 「都知事選」、「原発ゼロ」
日本共産党大阪府議団 http://www.jcp-osakahugikai.com › katudou
一方、維新の会国会議員団幹事長の松野頼久氏は細川氏を「勝手連的に支持」。 原発問題でも、都知事選で共同代表の1人が田母神氏に回っているのに節操がないとよく言えた ...



 けっこう古い記事が多く、相当、前の記事もある。
 今回、私はある議員の行為に憤りを伴う疑問を感じて、その憤りが妥当なものだったかを確かめるために、「節操のない議員」で検索した次第である。
 で、……該当しました。

立民最年少女性候補が離党&自民から岐阜県議選に出馬報道 ...がそれ。
 もともとは、「今井瑠々 立憲民主党から自民党へ 敵が味方に」(NHK 『政治マガジン』)

 この記事を読むと
・「10人以上に声をかけても後援会長が見つけられない。(有権者は)“後援会長もいないのに応援するの?”となってしまう。立民県連との連携も取れず、党の支持率も伸びない。このままで本当にいいのかと」(今井氏の弁)
・2022年5月、衆院選で陣営の選対本部長を務め、立民県連の常任顧問だった元参議院議員の山下八洲夫が逮捕された。現職の国会議員になりすまし、新幹線のグリーン車の特急券をだまし取ったというものだ。今井は大きな後ろ盾を失った。
 など、《立憲民主党に居ても芽が出ない》事情があったという。昨年12月には岐阜県選出で自民の野田聖子衆議院議員と東京で行われたセミナーで会い、「できる限り支援したい」などと言葉をかけられ、誘いに乗った……

 今井氏の事情は理解できないこともないが、やはり、節操がないと感じる。

 立民県連の幹部は、政策の実現ではなく、自らの当選を目的にしたものであり、「弱い者の立場に立った政治を期待し、彼女に投票した有権者への裏切り行為だ」と非難した。今井には次の衆院選に向けて、選挙区の総支部長という立場を与え、総額で650万円を支援していたという。……当然の反応だろう。今井氏は、立民の県連副代表でもあった。

 一応、今井氏の立候補会見も記しておく。
 ことし1月に開かれた今井の立候補会見での、今井は自民から推薦を受けた理由について問われ「地域の声をいかすには、1人ではなかなか難しかった。政策を実行していくには、自民党のみなさまのお知恵とお力を借りる必要があると考えた」と語った。
 17歳のころから政治家を目指していたという今井。もともと党派へのこだわりよりも、地元への貢献が重要だったと話す。
「高校生のころは、党派は別に関係なく、出られたら自民党でもと。反自民感情があって立憲から出たわけではない。ただ、国政では野党として、若くて女性で、表だって選択的夫婦別姓など多様な価値観を示さないといけないと思っていた。でも、それを言うだけじゃだめだった。地域の人のためにできることを優先したかった」

 《地域の声を活かす》ことを強調していたが、具体的な政策は示していない。
 《政策の実現ではなく、自らの当選を目的にしたもの》と批判されても仕方がない。
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いいのかなあ?公の場でそういうことを言っても……会見での西村経済産業相のチャットGPTについての見解

2023-04-12 13:53:11 | 時事
会見での西村経済産業相のチャットGPTについての見解
「(チャットGPTを)いくつか試してみましたが、国会答弁のような形には出来上がってきますので、最新のデータに基づき作ってもらえると、かなり負担軽減される可能性はありますので、ぜひ活用を考えていきたい。
 高精度な言語AIツールは、更なる性能向上によって、言葉を使う仕事などを抜本的に変える可能性がある」
《機密情報の取り扱いなどの懸念が解消されれば、国会答弁などに活用を検討していく》との考えを示した


《チャットGPTでの作業をした》というステータスを誇示したかったのか、嬉しかったのか……
チャットGPTの性能に感心したのか……
秘書の負担が軽くなるという温かい気持ちになったのか……
 ……とにかく、西村相の表情には高揚感が伺えた……が、いいのかなぁ……

・確かに労力は省けるし、“揚げ足”を取られるようなことは減るだろう……、しかし、自力(と言っても秘書が作成するであろう)で、あれこれデータや情報を精査して、深く考えて答弁を考えないと、答弁はともかく、政策は浅いものとなるし、政治家としての地力も養われない
《“言葉を使う仕事”はAIで代替が利く》と、経済産業大臣が言ってしまって良いものか
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22-23 Wリーグ プレーオフ セミファイナル デンソー VS ENEOS

2023-04-11 22:36:53 | スポーツ
 何度も何度もENEOS(以後“エネオス”と表記)の厚く高い壁に跳ね返され続けた高田。今回も……

 熱戦、好ゲーム。特に第2ゲームは、どちらに勝利の目が出るか分からない大熱戦だった。
 ただ、第1ゲームはエネオスが主導権を握り続けた印象があり、その印象が残っているのと、エネオスの2連勝という結果もあり、2試合を通じてのイメージもエネオスペースだったような気がする。

 試合経過を追うのは大変なので、随感的に……

デンソー アイリス
高田は優れたプレーヤーで、五輪でも軸となって全日本を引っ張っていた。しかし、ここ1、2年のプレーには迫力を今一つ感じない。このセミファイルでもその印象は変わらなかった。
 静かに燃えるタイプなので、チーム内にガッツや勢いを前面に押し出す選手が欲しい(五輪では馬瓜エブリンのような陽性キャラが多かった)
 陽性キャラがいないなら、チームを引っ張るポイントガードが欲しい
赤穂ひまわりは高さも巧さも早さを兼ね備えた好プレーヤー。ただ、リーグ戦終盤に捻挫をして完調ではなかったようだ。(監督によると「7割程度」というが、それ以上に働いていたが)
赤穂さくらも妹同様、好プレーヤーで、このセミファイナルも活躍していた。妹と同レベルのポテンシャルを持っているように思うので、《もっとアグレッシブに得点を取りに行けばいいのに》と思うことが多い。
 今回も、好位置でリバウンドやルーズボールを手にしても、一旦、外郭にパスを出していた。確かに、それが基本だとは思うが、点を取りに行ける時は行くべきだ。
・本川も内に外にと、オフェンスにアクセントをつけることのできる選手。2試合とも10得点で頑張っていた。
・デンソーとしては、第2ゲームでリザーブ選手が不振だったのが痛かった

ENEOS サンフラワーズ
・やはり、渡嘉敷がチームをぐいぐい引っ張った。第2ゲームの「得点できなければ、他のプレーで頑張ればいい」という言葉は、心に残った。
長岡第1ゲームでは大活躍第2ゲームは序盤でファールトラブル、プレーもあまり振るわない上、最後にはファールアウトと散々。でも、ファイナルでは活躍するはず。
切れの良い動き、プレーが光ったあのリバースシュートは凄かった
宮崎は、ここ1、2年は今一つ。特に林は不振と表現してもいいかも。宮崎は、チームの流れが悪い時、それを払拭するような敵ディフェンスを切り裂くドライブシュートが少なかった
中田は、非常に積極的な選手だが、それが仇となることも偶にあるが、今回はアグレッシブさが功を奏した。チームが沈滞しかけたところを救っていた
藤本は、逆に堅実なプレーでゲームを繋いだ。身体が流れながら打つ難しいジャンプシュートも巧い。
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