漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

29-1 受検者平均は 100.0 点

2017-07-29 16:12:37 | 熟字訓・当て字
 正式結果を改めて見ていると、過去との比較では、やはり(九)の文章題の平均点が非常に低いですね。受検者平均が書き取り 5.8 点、読み 7.4 点で(九)全体でも 13.2 点ですし、また、正確な数字はわからないですが、レーダーチャートを見る限り、書き取りは合格者平均でも6割を割り込んでいます。ちなみに、(七)の対義語・類義語が合格者平均でちょうど6割くらいの模様。全問トータルでの受検者平均が 100.0 点というのも、合格者が 67 人しかいなかった1年前の 28-1 と同じ数字です。今回、「67人」よりも少し多いのではないかと勝手に思っています(根拠はありません)が、いずれにしても難関だったことが結果からも読み取れますね。


 さて、29-2 に向けてほそぼそとでも再スタートということで、今日から手元の自作問題集の復習に手をつけました。自分がとっつきやすいところからということで熟字訓から始めましたが、いきなり「そらまめ」と「いんげんまめ」の区別が曖昧になっていて誤答する始末。勉強にブランク期間ができると、再開時にはこういうことになります。まさに継続は力なりですね。

 ということで、少しですが「【豆】のつく熟字訓」です。豆類はもちろん、豆とは関係なさそうな植物やら昆虫やら、なかなかバラエティに富んでますね。すべて「辞典」の巻末索引掲載語ですから、ぜひ全問正解したいところです。




<問題>

1. 【菜豆】
2. 【刀豆】
3. 【大豆粕】
4. 【大角豆】
5. 【鵲豆】

6. 【眉児豆】
7. 【豆汁】
8. 【豆娘】
9. 【水豆児】
10. 【鼓豆虫】

11. 【烏豆】
12. 【蚕豆】
13. 【豆腐皮】



<解答>

1. いんげんまめ    (「漢検 漢字辞典」初版 P.551/第二版 P.555)
2. なたまめ    (1125/1135)
3. まめかす    (988/996)
4. ささげ    (982/990)
 少し古いですが、12-1、22-2 で出題の過去問。
5. ふじまめ    (663/669)

6. いんげんまめ    (1277/1289)
7. ごじる    (1129/1138)
8. いととんぼ    (1129/1138)
 17-1、19-3、26-2 で出題。
9. たぬきも    (815/825)
10. みずすまし    (454/458)
 26-2 の過去問。26-2 は【豆娘】【鼓豆虫】と、「【豆】族の熟字訓」が2つ同時に出たのですね。(って、そんなの「傾向」でも何でもないですが ^^; )

11. くろまめ    (72/73)
12. そらまめ    (581/586)
13. ゆば    (1129/1139)
 「豆腐の皮」で湯葉。そのまんまです。個人的には、こういうのが面白くてなんとなく愛着を感じますが、見ればわかってしまうので出題はされづらいですかね。(笑)  でも、「『高い襟』だから【高襟】で【ハイカラ】」は2回(22-3、28-3)も出てるな・・・


 29-2 本番の10月15日まで、すでに80日を切っています。チャレンジする皆さん、頑張ってまいりましょう!




熟字訓は遊び心で

2016-11-26 20:01:48 | 熟字訓・当て字
 熟字訓に悩む1級チャレンジャーは結構多いのではないでしょうか。「悩む」と言っても、難しいからというより、本試験対策としてどこまでやるかという、取り組み方針についてですけれど。

 熟字訓の特性として、ごくごく一部の例外の語を除いては推定、想像などでの正解は難しく、「知っていれば正解できるし知らなければ誤答」、ということがあります。ということはとにかく暗記ということなのですが、どんなに一所懸命覚えても本試験での出題は10題、満点を取っても10点にしか過ぎません。その上、これまでは過去問からの出題も多く、過去問さえやっておけば少なくとも5点、多い回では8点程度の得点が期待できますから、得点戦略という観点に限って言えば、熟字訓は過去問+α程度にとどめ、他の設問対策に時間を割いた方が明らかに得策でしょう。


 ・・・などと書いておきながら、きょうは「そんなことは分かっているけど、熟字訓が好きでつい深入りしてしまう」という私のような方々(笑)のために、本試験の得点アップにはほとんど役に立たなそうな演習問題30問です。どうぞ。


<問題>

1.  【石花】
2.  【海布】

3.  【戦慄く】
4.  【落籍す】
5.  【見蕩れる】
6.  【流離う】
7.  【敏捷い】

8.  【冷笑う】
9.  【若気る】
10.  【響動めく】
11.  【弥立つ】
12.  【私語く】

13.  【其方退け】
14.  【忌忌しい】
15.  【刀背打ち】
16.  【勾引かす】
17.  【老成る】

18.  【乙張り】
19.  【揺蕩う】
20.  【心悲しい】
21.  【微睡む】
22.  【焦臭い】

23.  【目紛しい】
24.  【周章てる】
25.  【理無い】
26.  【素見す】

27.  【偽瓢虫】
28.  【十大功労】
29.  【白英】
30.  【看麦娘】



<解答>

1.  せ    (「漢検 漢字辞典」初版 P.866/第二版 P.874)
2.  め    (174/177)
 読みが仮名一文字という、印象的この上ない熟字訓。「せ」はカメノテ(岩礁海岸の固着動物)、「め」はワカメやアラメなど、食用にする海藻の総称。「せ」の方は、【石】 との表記もあり、「辞典」にも載っていますが、 【】 は漢検配当外です。

 ここからは、ここ数日興味津々の「送り仮名のある熟字訓」。
3.  わなな    (897/905)
4.  ひか    (1531/1547)
 「ひかす」とは、「芸者や遊女などの前借金を払ってやり、身請けする」こと。青空文庫で検索すると、吉川英治、永井荷風、国枝史郎、坂口安吾など、たくさんの用例が出てきます。
5.  みと    (416/419)
6.  さすら    (1550/1566)
7.  はしこ    (1303/1316)

8.  せせらわら    (1577/1593)
9.  にやけ    (660/666)
 「笑う」族の2語。どちらもとても印象的。
10.  どよ    (342/344)
11.  よだ    (1277/1496)
 「身の毛も弥立つ・・・」  最近初めてこう書くのだと知りました。
12.  ささや    (602/607)

13.  そっちの    (261/264)
14.  ゆゆ    (261/264)
 これが「ゆゆしい」で「いまいましい」は 【忌ま忌ましい】 と表記するのが正しい(「辞典」もそうなっています)のですが、一般には 【忌々しい】 で「いまいましい」と使われてますね。 
15.  みねう    (1125/1135)
16.  かどわ    (469/473)
17.  ませ    (1597/1613)

18.  めりは    (124/126)
19.  たゆと    (1514/1530)
20.  うらがな    (781/788)
 これ、「辞典」の初版では熟字訓扱いですが、第二版では 【心】 に「うら」との表外読みが認識されていて、そのため通常の読みの扱いに修正されています。第二版での修正、なかなかに肌理が細かい?(笑)
21.  まどろ    (1280/1292)
22.  きなくさ    (748/755)

23.  めまぐる    (1469/1484)
24.  あわ    (680/686)
25.  わりな    (1542/1558)
 私の語彙にはありませんでしたが、「わりない」とは「分別がない。どうしようもない。深い関係である。ねんごろなさま。」とのこと。
26.  ひやか    (914/922)


27.  てんとうむしだまし    (285/288)
28.  ひいらぎなんてん    (694/700)
29.  ひよどりじょうご    (1221/1238)
30.  すずめのてっぽう    (227/230)
 最後の4つは、仮名で8文字以上の熟字訓。意外に少ないですね。ちなみに地名だと 【費府(フィラデルフィア)】 とか 【君府(コンスタンチノープル)】(10文字!) とか、他にもいくつかあります。人名(?)で 【素戔嗚尊(すさのうのみこと)】なんてのも。
 これが7文字になると途端に数が増えて、「辞典」巻末索引だけでも30個くらいはあります。


 いかがだったでしょうか。個人的にはこんなものを抽出して眺めているとなかなかに楽しい時間を過ごせますが、冒頭に書きました通り本試験の得点戦略的にはあまり役に立ちませんので、「とにかく点を取れる勉強を!」という方は深入りなさいませんよう・・・(苦笑)



 は、島根県立大学e漢字  の漢字フォントを使用しました。



どよめく

2016-11-23 09:16:00 | 熟字訓・当て字
 最近(と言っても、ほんのここ数日のことですが)、送り仮名のある熟字訓になんとなく心惹かれて(笑)眺めています。例えば、

  【若気る】  にやけ・る
  【素見す】  ひやか・す
  【敏捷い】  はしこ・い
  【其方退け】 そっちの・け

などなどです。本試験の熟字訓の設問(現在は大問の(五)、以前は(六)ですね)でこうした問題が出題されたことはなく、覚えている限りでは、文章題の読みで唯一 【以為らく(おもえ・らく)】 が出されたことがある(17-3、21-2)程度ですから、本試験対策としては余り意味がないですが、結構魅力的な、印象に残る熟語が多いように感じます。



 さてそんな中で、きょうは 「どよめく」 という言葉の漢字表記について。

 ネットで検索すると、【響】 に 「どよめ・く」 の訓を認識しているケースがあります。goo辞書で出てきますので、デジタル大辞泉がこの読みを採用しているのですね。ただ、「漢検要覧」では 【響】 の訓は 「ひび・く」 しかなく、表外読みの欄にも何も記載がありません。当然、「漢検 漢字辞典」 も 「ひび・く」 のみです。手持ちの辞書を確認しましたが、「漢語林」 にも 「漢辞海」 にも、そして 「大漢和辞典」 にも 「どよめ・く」 との訓はありませんでした。 (もしこの字にこの訓があるのだとすると、 【響く】 と表記したら 「ひび・く」 なのか 「どよめ・く」 なのか区別がつかない(文脈で判断するしかない)ですね・・・)

 で、熟字訓です。
 「漢検 漢字辞典」 第二版では、【響動めく】 に 「どよ・めく」 の訓を認識しています。ところが念のために確認してみたところ、同じ 「漢検 漢字辞典」 でも初版での表記は 【響動く】 となっていて、送り仮名が異なっていることがわかりました。初版、第二版の両方で、 【響動む(どよ・む)】 が掲載されていることから推測するに、第二版では 【響動む】 との平仄を意識して 「どよめく」 を 【響動めく】 と修正したのでしょう。
 【響動く】 と 【響動めく】、どちらかが絶対的に正しいということはない(決められない)だろうと思いますが、単漢字の送り仮名のつけかたのルールに照らすと、なかなか興味深いです。

 単漢字の送り仮名は、「活用のある語は活用語尾を送る」のが原則(内閣告示「送り仮名の付け方」通則1)ですから、活用のある語である 「どよめく」 にこの原則を準用して漢字表記するなら、「響動く」が正しい表記でしょう。
 その一方、同じく送り仮名の付け方のルールでは、「活用語尾以外の部分に他の語を含む語は、含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。」ともされています(通則2)。少し分かりづらいですが、例えば 「うごかす」 という語は、通則1を適用するなら 「動す」ですけれど、「うごかす」 には 「うごく」 という語が含まれており、これの他動詞形が 「うごかす」 なので、元の語である 「動く」 の送り仮名を踏襲して 「動かす」 と表記する、ということです。従って、もともと 「どよむ」 という動詞があって、「どよめく」 は 「どよむ」 を含んだ言葉としてある、と考えるなら、【響動めく】  が正しいということになります。

 ごちゃごちゃと書きましたが、まあ単純に言って漢字表記の 【響動】 の部分を、「どよむ」「どよめく」いずれの場合でも 「どよ」 と統一的に読ませるのか、「どよむ」 では「どよ(・む)」、「どよめく」 では 「どよめ(・く)」 と二通りに読ませるのかの違いということですね。「漢検 漢字辞典」は、初版では後者を採用していましたが、第二版では前者に改めたのでしょう。




 ・・・などということをつらつらと考え、楽しい時間を過ごせました。

 漢検本試験にはほとんど役に立たない記事で失礼しました。 m(_ _)m
 関東地方は、今夜から雪らしいです。




読みより漢字の字数が多い熟字訓

2016-07-17 10:29:57 | 熟字訓・当て字
 夏本番も間近(と言うよりもう来ている?)ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私はと言いますと、来週の土曜日(7/23)に放送大学大学院の前期試験が控えていまして、にも関わらず来週は週を通じて出張が入っており、一体いつ勉強すればいいんだ~~状態です。(苦笑)

 幸い今週はカレンダー通り3連休なので昨日から試験勉強をしていますが、少し飽きてくるとやっぱりつい漢字の方に目がいってしまいます。28-1 を受検できないことが判明した6月の初旬以降、あまり漢字には触れておらず、こんなことでは 28-2 が思いやられるということで、今朝は少し熟字訓に目を通していました。そんな中から、きょうは「読みの文字数より漢字の文字数の方が多い熟字訓」という変なテーマで30問ほどご紹介します。(結構あるものですね。)
 どれも「漢検 漢字辞典」の見出し語かつ巻末索引に載っているものですから全問正解といきたいところです。



1. 【五倍子】
2. 【豆腐皮】
3. 【似而非】
4. 【狗母魚】
5. 【青花魚】


1. ふし   (「漢検 漢字辞典」初版 P.457/第二版 P.462)
2. ゆば   (1129/1139)
 豆腐の皮だから「ゆば」という、「そのまんま族」の熟字訓。こういうのはすぐ覚えられますね。
3. えせ   (628/633)
 23-2 では書き取り問題として出題されたという点で、珍しい熟字訓。【似非】 とも書きます。
4. えそ   (364/367)
 22-1、25-2 で出題。国字では 【魚+曾】 ですね。
5. さば   (848/855)
 19-3 で出題されています。


6. 【蕎麦葉貝母】
7. 【石伏魚】
8. 【臭牡丹樹】
9. 【胡頽子】
10. 【胡枝子】


6. うばゆり   (338/341)
 珍しい五文字熟語。国名地名以外では他には 【水蠟樹蠟虫(いぼたろうむし)】 くらい。いずれ出題されることはあるのでしょうか。
7. ごり   (866/874)
8. くさぎ   (683/689)
9. ぐみ   (450/454)
10. はぎ   (451/455)



11. 【八角金盤】
12. 【蝦虎魚】
13. 【石陰子】
14. 【海州常山】
15. 【石花】


11. やつで   (1237/1250)
12. はぜ   (157/159)
 28-1 で出題されたばかり。皆さん、できましたか?  それ以前では、24-3 でも出されています。
13. かせ   (866/874)
14. くさぎ   (174/176)
15. せ   (866/874)
 読みは一文字という、なんとも印象的な語。甲殻類の生物の名だそうです。
 「辞典」初版では 【花】 の代わりに 【】 と書いた熟語も 【石花】 と並んで見出しにも巻末索引にも載っていたのですが、第二版になって小さく「~とも書く」とだけ書かれるという記載に「格下げ」されています。【】 がそもそも漢検対象外の漢字だからでしょう。



16. 【曹白魚】
17. 【海鷂魚】
18. 【金翅雀】
19. 【老海鼠】
20. 【土当帰】


16. ひら   (932/939)
17. えい   (172/175)
 21-2 で出題。
18. ひわ   (357/359)
 25-1、26-3 と、比較的最近2度出題されています。
19. ほや   (1597/1613)
 13-3、25-3 で出題。
20. うど   (1121/1131)



21. 【蜘蛛抱蛋】
22. 【山毛欅】
23. 【大口魚】
24. 【牛尾魚】
25. 【胡枝花】


21. はらん   (1027/1035)
22. ぶな   (577/582)
 12-2 から始まって5回出題の頻出問題。最近では 27-1 で出ています。
23. たら   (988/996)
 20-1、22-2 で出題。
24. こち   (310/314)
 これも頻出ですね。最近では 25-1、27-3。
25. はぎ   (450/455)



26. 【桃花鳥】
27. 【鉄脚梨】
28. 【七葉樹】
29. 【野木瓜】
30. 【飯匙倩】


26. とき   (1134/1143)
 【朱鷺】 の方は 23-3 で出ていますね。
27. ぼけ   (1096/1106)
 【木瓜】 とも書きますが、【木瓜】 はもちろん「きゅうり」とも読み、さらに「マルメロ」とも読むのでややこしい・・。「きゅうり」、「マルメロ」、「ぼけ」は全部別の植物です。念のため。
28. とち   (639/645)
29. むべ   (1478/1493)
 【郁子】 とも書きます。どちらも覚えづらいですねぇ・・
30. はぶ   (1253/1266)
 4度出題の頻出語ですが、最後に出たのは 23-3。なのでそろそろ怪しい?(笑)




 は、島根県立大学e漢字フォント  の漢字フォントを使用しました。




梅 桃 桜

2015-12-20 21:55:34 | 熟字訓・当て字
 27-3 まであと49日。
 引き続き手元の問題のおさらいを進めていますが、きょうはその中から、【梅】【桃】【桜】を含む熟字訓をご紹介します。一つを除いては、平成15年度以降の過去問にはありませんので、新出問題対策といったところでしょうか。



<問題>

1.   桜桃
2.   楊梅
3.   梅花皮
4.   金縷梅
5.   茶梅

6.   蒲桃
7.   桃金嬢
8.   金糸桃
9.   上不見桜
10.  油桃

11.  山桜桃
12.  入梅
13.  梅桃
14.  光桃
15.  呉桃

16.  桃花鳥



<解答>

 意外に数が少ないですね。出来はいかがだったでしょうか。
 (かっこ内の数字は、「漢検 漢字辞典」初版/第二版 の掲載ページです。)

1.   さくらんぼう   (113/115)
 音読みではもちろん「おうとう」ですが、熟字訓としては「さくらんぼう」。以前にもこのブログに書きましたが、「辞典」記載の読みは「さくらんぼ」ではなくて「さくらんぼう」です。実際に出題されたとして、「さくらんぼ」と書いて誤答にされるとはとても思えませんが、まあとにかく「辞典」記載の通りに覚えておいた方が無難でしょう。
2.   やまもも   (1516/1532)
 覚えにくい熟字訓の筆頭格。なんで「もも」なのに【梅】と書くのでしょうか。
3.   かいらぎ   (1218/1230)
 今回ご紹介した中で唯一、H15以降の過去問。24-1 と 25-3 で出題されています。
4.   まんさく   (357/359)
 手持ちの過去問にはありませんが、「完全征服」には載っていますので、H14以前に出題されたことがあるのでしょう。
5.   さざんか   (1031/1039)
 【山茶花】の方が有名ですね。

6.   ふともも   (1376/1391)
7.   てんにんか   (1133/1143)
 ちょっと油断していると、16.の 【桃花鳥】 と区別がつかなくなります。個人的に苦手な問題。
8.   びようやなぎ   (357/359)
9.   うわみずざくら   (762/769)
 「熟字訓」と呼ぶには、あまりにも「そのまんま」の読みですね。(笑)
10.  つばいもも   (1486/1502)

11.  ゆすらうめ   (575/584)
 こちらは、2.とは逆に「うめ」なのに【桃】。
12.  ついり   (1188/1200)
13.  ゆすらうめ  (1219/1231)
 こちらには【梅】の字が入ってますね。
14.  つばいもも  (475/479)
15.  くるみ   (458/463)
 【胡桃】 の方が表記としては一般的でしょうか。

16.  とき   (1134/1143)