勉強を始めて1カ月ほどたつうちに徐々に問題集での点数が上がっていき、合格点の160点が取れるようになっていきました。勉強の成果で漢字や部首そのものを覚えていったからというのはもちろんなのですが、その頃から、私はあることを感じ始めていました。
それは、毎日のように勉強を続けていると、まだ書く練習をしていない、つまり例の「読めるけど書けない」はずの漢字が、初めから書ける場合が出てくるということです。理由はわからないですし、感覚的なものなので本当にそうなっているのかもわからないと言えばわからないのですが、これはその後1級に取り組むようになってからも実感しているので、おそらく事実なのではないかと思っています。
英会話学校や英会話教材などで、よく「英語脳(を作る)」という表現が使われています。英語を英語のまま感じ取る力、みたいな意味かと思いますが、それと同じで「漢字脳」とでも言うべきものがあるのでしょうか。「読めるけど書けない漢字」というのは、全体の雰囲気はなんとなくわかっているのだけれど、思い出そうとしてもピンボケの写真のようにボワっとしていて具体的な点画が出てこない、と言う感じかと思いますが、それがなぜかはっきりと浮かび上がってくることがあるのです。これは今まで感じたことのない新鮮な感覚で、ますます漢字の勉強にはまっていきました。
それからさらに1カ月ほどたって8月になる頃には、問題集では9割の180点前後をコンスタントに取れるようになり、本番でも確実に合格できる自信がつきました。この年の次回の漢検は11月でしたので、この段階で実際の試験まではまだ3カ月あることになります。そうなると、もともと1級を取りたいと思って始めたことでもあり、欲が出てきました。漢検というのは、全部の級の試験が一斉に実施されるのではなく、いくつかの級ごとに時間を区切って行われるので、隣り合った級は同じ回に同時に受検することができます。
そう思い立つと気がはやってしまうのが私の癖で、一旦はすぐには無理と思っていた準1級も、2級と同時に取り組んでみることにしました。漢検協会から出版されている「完全征服 準1級」「漢検 漢字辞典」「漢検 四字熟語辞典」を購入し、2級と並行して準1級の勉強を始めました。
それは、毎日のように勉強を続けていると、まだ書く練習をしていない、つまり例の「読めるけど書けない」はずの漢字が、初めから書ける場合が出てくるということです。理由はわからないですし、感覚的なものなので本当にそうなっているのかもわからないと言えばわからないのですが、これはその後1級に取り組むようになってからも実感しているので、おそらく事実なのではないかと思っています。
英会話学校や英会話教材などで、よく「英語脳(を作る)」という表現が使われています。英語を英語のまま感じ取る力、みたいな意味かと思いますが、それと同じで「漢字脳」とでも言うべきものがあるのでしょうか。「読めるけど書けない漢字」というのは、全体の雰囲気はなんとなくわかっているのだけれど、思い出そうとしてもピンボケの写真のようにボワっとしていて具体的な点画が出てこない、と言う感じかと思いますが、それがなぜかはっきりと浮かび上がってくることがあるのです。これは今まで感じたことのない新鮮な感覚で、ますます漢字の勉強にはまっていきました。
それからさらに1カ月ほどたって8月になる頃には、問題集では9割の180点前後をコンスタントに取れるようになり、本番でも確実に合格できる自信がつきました。この年の次回の漢検は11月でしたので、この段階で実際の試験まではまだ3カ月あることになります。そうなると、もともと1級を取りたいと思って始めたことでもあり、欲が出てきました。漢検というのは、全部の級の試験が一斉に実施されるのではなく、いくつかの級ごとに時間を区切って行われるので、隣り合った級は同じ回に同時に受検することができます。
そう思い立つと気がはやってしまうのが私の癖で、一旦はすぐには無理と思っていた準1級も、2級と同時に取り組んでみることにしました。漢検協会から出版されている「完全征服 準1級」「漢検 漢字辞典」「漢検 四字熟語辞典」を購入し、2級と並行して準1級の勉強を始めました。