漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

漢検は時事問題

2013-07-07 19:21:22 | 雑記
 今回の試験で私が一番印象深かった 【肉醬】

 きょうこの話しをした友人から、大分県の醸造元が平安時代の「肉醬」の味の復活に取り組んでいるという記事を見たとの情報が寄せられました。ネットで調べたら、確かに昨年10月に地元紙などで報道されているようです。

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_135069306986.html

 で、さらに4月にはNHKの「首都圏スペシャル」で日本の発酵食品が特集されて、その中でも「ひしお」が取り上げられていたようです。

http://www.nhk.or.jp/shutoken/special/20130426.html


 今回の出題者がこのどちらか(あるいは両方)を見ていた可能性は高いんじゃないでしょうか。そう言えば漢検って、時事問題だなと思う出題が結構ありますよね。


 やはり何にでも関心を持って見聞きするのが、漢検にも役立つのかもしれません。




 この週末から、直前期には手控えていた Web 問題集サイトでの復習にも復帰しました。ブックマークの先頭に記載している「漢字検定試験(漢検)講座」です。問題数・内容・機能とも、無料のサイトとは思えないレベルで、私は2級のときからお世話になっています。準1級までは、このサイトだけでも合格レベルに達するでしょう。(一部の高機能を使う場合は有料ですが、無料の機能だけで十分に役に立ちます。)
 1級は、問題数は約4,000。読み問題が、「漢検 漢字辞典」には載っていない字義としての読み(「漢字必携(要覧)」には載ってるけど「辞典」には載ってないやつです。)に偏重しているのがピュアな受検対策としては少し残念ですが、それでも基礎を養うには良いツールだと思います。特に、間違った問題が一定の期間をおいて繰り返し出題される仕組みは白眉。手書き文字の認識機能まであって、書き問題にも対応。私の今の力の90%くらいはこのサイトで養ったと言っても過言ではありません。

 なんか宣伝のようになってしまいました(汗)が、もし利用していない方がいらっしゃいましたら、お薦め(お勧め、か??)です。4級~1級に対応しています。

「シコツ」

2013-07-07 07:57:01 | 雑記
 以前、「シコツ」という言葉について書きました。


 【指骨】  手の指の骨。
 【趾骨】  足の指の骨。
 【肢骨】  手足の骨。


 今朝「辞典」を眺めていて、もうひとつ見つけたので追記です。


 【篩骨】  頭蓋骨の一部。 小さい穴が篩(ふるい)のように開いているのだそうな。




<「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページ>

 【趾骨】 P.613
 【篩骨】 P.621

(【指骨】【肢骨】については、【趾骨】の中で参考として触れられています。)