今日勉強していて、【低徊趣味】 という四字熟語が夏目漱石の言葉であることを知りました。(高浜虚子著「鶏頭」の序文で漱石が唱えた。)
そういえば今年の春ごろ、漱石の「それから」を数十年ぶりに読み返して、漢検1級で勉強した漢字と用法がかなり出てくることに気づきました。普段事実上「漢検のための勉強」になってしまっているけれど、そのおかげでまた一段、漱石の作品を身近に感じられたのですが、それ以外にも、漢検で勉強したことがきっかけで、自分の世界が広がっていることがかなりあるように思います。
そんな「発見」があるのも、漢検に取り組む魅力の一つですね。
<「漢検 四字熟語辞典」初版の掲載ページ>
【低徊趣味】 P.345
(「低徊」は「低回」、「彽回」とも書きます。)