漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

夏目漱石

2013-07-09 21:09:59 | 雑記

 今日勉強していて、【低徊趣味】 という四字熟語が夏目漱石の言葉であることを知りました。(高浜虚子著「鶏頭」の序文で漱石が唱えた。)

 そういえば今年の春ごろ、漱石の「それから」を数十年ぶりに読み返して、漢検1級で勉強した漢字と用法がかなり出てくることに気づきました。普段事実上「漢検のための勉強」になってしまっているけれど、そのおかげでまた一段、漱石の作品を身近に感じられたのですが、それ以外にも、漢検で勉強したことがきっかけで、自分の世界が広がっていることがかなりあるように思います。

 そんな「発見」があるのも、漢検に取り組む魅力の一つですね。

 

<「漢検 四字熟語辞典」初版の掲載ページ>

【低徊趣味】  P.345

(「低徊」は「低回」、「彽回」とも書きます。)