漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

難化も楽しむ

2013-07-27 09:05:51 | 雑記
 今朝は過去問を眺めています。

 以前のものと最近のものを見比べると、やはり難化は明らかですねぇ。
 例えば類義語。平成18年の方がずっと易しく見えるのは、過去問として何度も見ているからだけではないですよね?


<平成18年度第1回>

 【逡巡】 ≒ 【遅疑】
 【卑猥】 ≒ 【婬靡】
 【跋扈】 ≒ 【猖獗】
 【末世】 ≒ 【澆季】
 【雁書】 ≒ 【尺牘】


<平成25年度第1回>

 【音物】 ≒ 【苞苴】
 【読経】 ≒ 【諷誦】
 【崩御】 ≒ 【登遐・登霞・登仮】
 【僻陬】 ≒ 【辺陲・辺垂】
 【倥偬】 ≒ 【繁劇】


 しかし、これが何か他の試験だったら、同じ「1級」なんだから難易度変えるなよぉ、と思うだろうと思うのですが、漢検に限ってはそういう感情が起きないところが不思議です。

 難化傾向も含めて楽しんでいけるよう、実力を増し続けたいですね。