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漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

漢検ジャーナル

2014-05-07 20:41:11 | 雑記
 私のところにも漢検ジャーナルが届きました。1級合格者欄に久しぶりに自分の名前が載っていますが、やはり気分の良いものです。毎回かかさずちゃんと載せてもらえるよう、頑張っていきたいものですね。


ひさご と ふくべ

2014-05-07 19:15:27 | 雑記
 そもそも自分の語彙にない言葉だと、漢字の読みも一段と覚えにくいものですが、私にとってはこの 「ひさご」 「ふくべ」 もそれに属する言葉です。意味を調べると、大きく言って 「ヒョウタンやトウガンなどの総称」 と 「ヒョウタンの中身を除き、酒や水などを入れる容器にしたもの」 の2つの意味があり、「ひさご」と「ふくべ」は同じもののようです。

 漢字はどうかと言うと、この読みを持つ漢検配当漢字は4つ。(かっこ内は、「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページ。)


【匏】  (1391)
 「辞典」の訓 : ひさご
 「要覧」だけにある訓 : ふくべ

【瓠】  (452)
 「辞典」の訓 : ひさご、ふくべ

【蠡】  (1584)
 「辞典」の訓 : ひさご、にな
 「要覧」だけにある訓 : ほらがい
 四字熟語 【管窺蠡測】 の 【蠡】 ですね。
 なお、「辞典」のこの項には、「容器」の方の意味しか書いてありません。「ひさご」とは読むけれど、【蠡】 と書いた場合は容器の意味で、ヒョウタンやトウガン自体の意味には使われないのでしょう。

【瓢】  (1294)
 「辞典」の訓 : ひさご、ふくべ
 こちらは準1級配当。

 上記の通り、「ひさご」との訓は4つ全部にありますが、「ふくべ」との訓は 【蠡】 だけにはないのですね。4つとも「ひさご」とも「ふくべ」とも読むのだったら覚えやすいのになぁ・・