もえもあへぬ こなたかなたの おもひかな なみだのかはの なかにゆけばか
燃えもあへぬ こなたかなたの 思ひかな 涙の川の なかに行けばか
こちらとあちら双方の思いは燃えることもできずにいる。仲を分かつ涙の川が間を流れているからであろうか。
「こなたかなた」の語が印象的な一首。和泉式部の詠んだ次のような類歌もあります。
みをわけて なみだのかはの ながるれば こなたかなたの きしとこそなれ
身を分けて 涙の川の 流るれば こなたかなたの 岸とこそなれ
もえもあへぬ こなたかなたの おもひかな なみだのかはの なかにゆけばか
燃えもあへぬ こなたかなたの 思ひかな 涙の川の なかに行けばか
こちらとあちら双方の思いは燃えることもできずにいる。仲を分かつ涙の川が間を流れているからであろうか。
「こなたかなた」の語が印象的な一首。和泉式部の詠んだ次のような類歌もあります。
みをわけて なみだのかはの ながるれば こなたかなたの きしとこそなれ
身を分けて 涙の川の 流るれば こなたかなたの 岸とこそなれ