あしひきの やまだのそほつ おのれさへ われをほしてふ うれはしきこと
あしひきの 山田のそほつ おのれさへ われをほしてふ うれはしきこと
よみ人知らず
山田の案山子よ、お前までもが私を妻に欲しいというのか。困ったことだ。
「そほつ」は「案山子」の意で、ここではみすぼらしい者、身分の卑しい者の比喩。見目麗しく、身分も高い女性が詠んだ歌ということになるでしょうか。品の良い詠歌とは言い難いですが、だからこその諧謔歌ということなのでしょう。
あしひきの やまだのそほつ おのれさへ われをほしてふ うれはしきこと
あしひきの 山田のそほつ おのれさへ われをほしてふ うれはしきこと
よみ人知らず
山田の案山子よ、お前までもが私を妻に欲しいというのか。困ったことだ。
「そほつ」は「案山子」の意で、ここではみすぼらしい者、身分の卑しい者の比喩。見目麗しく、身分も高い女性が詠んだ歌ということになるでしょうか。品の良い詠歌とは言い難いですが、だからこその諧謔歌ということなのでしょう。