「初めての合格のために」の続編、一旦今回で区切りとしたいと思います。そこでこれまでのまとめと、少しの追記を。
<最初に揃えるもの>
(1) 「漢検1級 完全征服」
(2) 「漢検1級 分野別精選演習」
(3) 「漢検1/準1級 過去問題集」(「平成22年度版」以降)
(4) 「漢検 漢字辞典」 (できれば初版・第二版両方)
(5) 「漢検 四字熟語辞典」
<取り組み>
第1ステップ
上記(1)~(3)を徹底的にやり尽くす。ただし、以下の部分は除きましょう。
(1)のうち、「熟字訓・当て字」の地名・国名問題。
(2)のうち、「熟字訓・当て字」の地名・国名問題 及び 「複数の漢字表記」分野。
また、(1)(2)の四字熟語問題には下位級配当のものも含まれています(特に(1)にはかなりの数)ので、「漢検 四字熟語辞典」で配当級を確認し、下位級配当のものは学習対象から外しても良いと思います。ただ、再び出たりもするので、余力があれば、あるいは下記の「ステップ3」の段階では、やっておきたいところです。
第2ステップ
第1ステップ部分を忘れてしまわないように復習を繰り返しつつ、1級配当四字熟語を網羅。第1ステップに出てこなかった1級配当四字熟語を「漢検 四字熟語辞典」で拾いながら、
・読み
・意味
・出されそうな方の2文字(熟語によっては4文字とも)の書き取り
をマスターしていく。
その際、「覚えなくてよい(よさそうな)もの」を除外して「覚えることを減らす」のも効率化のためには大切。
第3ステップ
第2ステップまで終えたら、もう合格は秒読みです。これまでの成果を復習で維持しつつ、「+α」の取り組みを。
・過去問を隅々まで渉猟。読み問題は書けるように。問われていない箇所もできるように。
・リピーターのブログなど、ネットを活用して少しずつ1級漢字と語彙、故事・諺を増強。
・その際、訓読みは「辞典」初版に掲載されているものに注力。
・ネットで公開されている模擬試験問題にチャレンジ。
・知らない熟語に出会ったら、「その漢字が使われている知っている熟語」を想起する練習を。
<その他>
☆ 本試験は毎回受ける
こんなことを書くと協会の回し者のよう(笑)ですが、ある程度勉強が進んで本試験にチャレンジしたら、以後は毎回受検しましょう。初回チャレンジが余りにも「手も足も出ない」状態だったら改めて力を溜めてから、というのも良いと思いますが、100点以上取れていたら以後は合格まで継続して受検することをお勧めします。理由は、
・結果的に合格まで数回を要したとしても、実力の伸びが証明でき、モチベーション維持に役立つこと。
・自宅での問題演習とは異次元の緊張感、真剣度で問題に取り組めること。
・「問題を解く勘」が養われ、維持できること。
・回を重ねることで、普段通りの力が本試験でも出せるようになって行くこと。
です。
☆ 焦らず地道に根気よく 自分なりのモチベーション維持方法で
1級合格にはどのくらいの期間の勉強が必要でしょうか? 当然、漢検の勉強に割ける時間が人によって違いますから何とも言えませんが、長く苦しい道のりであることは確か。ちなみに私の場合は、準1級に合格してから正味1年ほどでした。その間、どうやってモチベーションを維持するかが、合格への最大のポイントでしょう。こればかりは他者のアドバイスはほとんど参考になりません。自分なりの方法が必要であり、またそれがもっとも効果的です。相当の時間と労力を要することは始めからわかっているのですから、焦らず地道に力をつけて行きましょう。
さて、このシリーズもこれで終了です。すでに勉強を重ねてきている皆さん、ぜひ6月の本試験で合格を果たしましょう! これから1級の勉強を始める皆さん、漢検対策に専念できる方なら10月、そうでない方でも来年2月の本試験での合格は十分可能です。頑張って行きましょう!!
<最初に揃えるもの>
(1) 「漢検1級 完全征服」
(2) 「漢検1級 分野別精選演習」
(3) 「漢検1/準1級 過去問題集」(「平成22年度版」以降)
(4) 「漢検 漢字辞典」 (できれば初版・第二版両方)
(5) 「漢検 四字熟語辞典」
<取り組み>
第1ステップ
上記(1)~(3)を徹底的にやり尽くす。ただし、以下の部分は除きましょう。
(1)のうち、「熟字訓・当て字」の地名・国名問題。
(2)のうち、「熟字訓・当て字」の地名・国名問題 及び 「複数の漢字表記」分野。
また、(1)(2)の四字熟語問題には下位級配当のものも含まれています(特に(1)にはかなりの数)ので、「漢検 四字熟語辞典」で配当級を確認し、下位級配当のものは学習対象から外しても良いと思います。ただ、再び出たりもするので、余力があれば、あるいは下記の「ステップ3」の段階では、やっておきたいところです。
第2ステップ
第1ステップ部分を忘れてしまわないように復習を繰り返しつつ、1級配当四字熟語を網羅。第1ステップに出てこなかった1級配当四字熟語を「漢検 四字熟語辞典」で拾いながら、
・読み
・意味
・出されそうな方の2文字(熟語によっては4文字とも)の書き取り
をマスターしていく。
その際、「覚えなくてよい(よさそうな)もの」を除外して「覚えることを減らす」のも効率化のためには大切。
第3ステップ
第2ステップまで終えたら、もう合格は秒読みです。これまでの成果を復習で維持しつつ、「+α」の取り組みを。
・過去問を隅々まで渉猟。読み問題は書けるように。問われていない箇所もできるように。
・リピーターのブログなど、ネットを活用して少しずつ1級漢字と語彙、故事・諺を増強。
・その際、訓読みは「辞典」初版に掲載されているものに注力。
・ネットで公開されている模擬試験問題にチャレンジ。
・知らない熟語に出会ったら、「その漢字が使われている知っている熟語」を想起する練習を。
<その他>
☆ 本試験は毎回受ける
こんなことを書くと協会の回し者のよう(笑)ですが、ある程度勉強が進んで本試験にチャレンジしたら、以後は毎回受検しましょう。初回チャレンジが余りにも「手も足も出ない」状態だったら改めて力を溜めてから、というのも良いと思いますが、100点以上取れていたら以後は合格まで継続して受検することをお勧めします。理由は、
・結果的に合格まで数回を要したとしても、実力の伸びが証明でき、モチベーション維持に役立つこと。
・自宅での問題演習とは異次元の緊張感、真剣度で問題に取り組めること。
・「問題を解く勘」が養われ、維持できること。
・回を重ねることで、普段通りの力が本試験でも出せるようになって行くこと。
です。
☆ 焦らず地道に根気よく 自分なりのモチベーション維持方法で
1級合格にはどのくらいの期間の勉強が必要でしょうか? 当然、漢検の勉強に割ける時間が人によって違いますから何とも言えませんが、長く苦しい道のりであることは確か。ちなみに私の場合は、準1級に合格してから正味1年ほどでした。その間、どうやってモチベーションを維持するかが、合格への最大のポイントでしょう。こればかりは他者のアドバイスはほとんど参考になりません。自分なりの方法が必要であり、またそれがもっとも効果的です。相当の時間と労力を要することは始めからわかっているのですから、焦らず地道に力をつけて行きましょう。
さて、このシリーズもこれで終了です。すでに勉強を重ねてきている皆さん、ぜひ6月の本試験で合格を果たしましょう! これから1級の勉強を始める皆さん、漢検対策に専念できる方なら10月、そうでない方でも来年2月の本試験での合格は十分可能です。頑張って行きましょう!!