後半です。
(六)熟字訓・当て字 8/10点
ここは満点を7回続けていたのですが、とぎれてしまいました。また、8点というのは過去最低を更新です。残念・・・
5 【稲架】 はさ/はざ
意味は「刈ったイネを干すために木やタケを組んだ設備。稲掛け。」(辞典初版 P.1142/第二版 P.1152)
「辞典」の見出しにはありますが、巻末の「熟字訓・当て字索引」にはない熟語で、こうした出題は 24-2 の【儒艮(じゅごん)】以来。平成15年度以降全体でもわずか5例目です。個人的には索引掲載語を網羅していればそれで良しとのスタンスですので、これはできなくても仕方のない問題でした。
10 【没分暁漢】 わからずや
4文字熟語は、少なくとも平成15年度以降では初めての出題。と言っても、「索引」にある熟語ですから、これは正解しなければいけない問題でした。学習済みではありましたが、どこかに「4文字熟語は出ない」との油断があったのかもしれませんね。思い出せませんでした。
昨年度は(四)の語選択・書き取り問題で3文字熟語の出題が続いていましたが、今年度は4文字の熟字訓が続くのでしょうか(笑)。 【八角金盤(やつで)】 や 【側金盞花(ふくじゅそう)】 など、要注意かもしれません。
(七)熟語の読み・一字訓読み 10/10点
ここは満点でした。(一)で 【攤飯】、(七)で 【摶飯】 と、「たんぱん」が2つ出されたのが目を引きましたね。【摶飯】 は 25-1 に続いての出題でした。
(八)対義語・類義語 14/20点
(八)は難易度の高い出題が続いていますね。
2 【先人】 ⇔ 【後昆】
まったくわからず。 【昆】 に「よつぎ」という意味があり、【後昆】 も「辞典」の「下付き」には小さく載っていましたが、これを正解するのは今の私には無理でした。
3 【興隆】 ⇔ 【陵夷】
一つくらいは正解できた問題も紹介しましょう。25-2 で同じく 【興隆】 の対義語を問う出題があり、その時の正解は 【陵遅(りょうち)】 でした。その時はこの熟語を知らず、出来なかったのですが、「辞典」には 【陵遅】 と同じ意味だとして 【陵夷】 も載っており、当時それを確認していたので今回は正解できました。「辞典」を調べるときには、直接調べたかったものに加えて、その周辺にも目を通しておくと良いですね。
6 【喊声】 ⇔ 【鯨波】
「【喊声】は鬨(とき)の声のことだな」と思い、また、熟字訓としての 【鯨波(とき)】 は十分学習していたにもかかわらず、選択肢の 「げいは」 から 【鯨波】 が思いつかず・・・。これも勉強から遠ざかって、感覚が鈍っていたからに他なりません。悔し~~
9 【流浪】 ⇔ 【播遷】
これはまったくわかりませんでした。「辞典」にない熟語ですので、個人的にはできなくても仕方のないところ。
【播遷】:遠くさすらうこと。
(九)故事・諺 10/20点
10問中5問不正解と散々。出直しが必要です。
2 大は棟梁と為し、小は スイカク と為す。 【榱桷】
24-3 で出題済で、過去問そのままの問題を落とすという痛恨の間違いでした。「たるき」と読む字を二つ並べて書くということは明確に覚えていたのですが、【榱】を【】 と書いてしまいました。漢検配当外(JIS第三水準)の漢字ですが、これも 「たるき」 と読み、音読みも 「スイ」 なので正解にしてくれても良いんじゃないかと思ったのですが、甘かったですね。(笑)
4 ウショウ を飛ばす。 【羽觴】
まったくわからず。
5 神明に オウドウ なし。 【横道】
これも諺としては初見でしたが、【王道】 か 【横道】 か迷って結局誤答。もっと良く意味を考えれば、このどちらかだったら 【横道】 でしたね。残念。
6 ランジャ の室に入る者はおのずから香ばし。 【蘭麝】
これは謎の誤答。間違えるはずのない問題ですが、きっと一文字目を木へんで書くとか、そういったうっかりミスがあったのでしょう。集中力を欠いていた証ですね。
9 別れては シンショウ の闊(はる)かなる有り。 【参商】
これもお手上げでした。ただ、【参商】 は「辞典」の見出し語(初版 P.580/第二版 P.585)ですから、「辞典」の熟語を渉猟し尽くされた方であれば、諺自体を知らなくても正解できたかもしれません。
(十) 文章題 22/30点
22点は、25-2 で19点だったとき以来の不出来。書き取りの内2問は誤答やむ無しですが、それ以外はできてしかるべしで、26点は取らなければいけなかったです。
2 エン として・・・ 【宛】
前後の文脈から 「あたかも、さながら」 の意味であることを読み取れれば正解できる問題ではありましたが、今の私には難しかったです。
3 チョウトン 【朝暾】
【暾】 の日へんをつけずに誤答。「なんか変だなぁ」とは思ったのですが、正解の字体は浮かばず。これも勉強不足が祟りました。
7 キョウコク 【頃刻】
これも難しかったですね。普通(?)に「ケイコク」なら書けたかもしれませんが・・・。ただ、原典には振り仮名などはふられていなかったのと、「辞典」も見出しは「ケイコク」で「キョウコクとも読む」との記載ですので、これは漢検の出題者があえて「キョウコク」として出題したのかもしれません。もしそうなら、かなり意地の悪い出題ですねぇ・・・
ご興味のある方は、以下から原典をご確認ください。
近代デジタルライブラリー 「日本風景論」 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/762818/1
コマ番号 77/143
ク 【刳る】 えぐ・る
正解したつもりだったのですが×。もしかすると「けず・る」とでも書いたのかもしれません。いずれにしても不注意。
コ 【鏤む】 ちりば・む
【鏤んでいる】 との出題にひっかかって「きざ・んでいる」と解答して×。「ん」は音便で、終止形で書けば「鏤む」ですし、そもそも文脈から意味をきちんと考えれば正解できる問題でした。これも集中力の欠如です。
ということで、全体に情けないばかりの出来栄えでしたが、それでも辛うじて160点に達したのは本当に幸運でした。次回の本試験は、仕事の関係で受けなければならない試験(合格率は20%台で、かなり難しいのです)と時期が重なっていて受検できる状況ではないのですが、今回ぎりぎりひっかかったことで、やはり継続したくなってきてしまいました。漢字教育士講座の受講も進んでいないので見送った方が無難なのは間違いないのですが、どうしましょう・・・
申込〆切までまだ時間がありますので、迷いながら良く考えたいと思います。
(六)熟字訓・当て字 8/10点
ここは満点を7回続けていたのですが、とぎれてしまいました。また、8点というのは過去最低を更新です。残念・・・
5 【稲架】 はさ/はざ
意味は「刈ったイネを干すために木やタケを組んだ設備。稲掛け。」(辞典初版 P.1142/第二版 P.1152)
「辞典」の見出しにはありますが、巻末の「熟字訓・当て字索引」にはない熟語で、こうした出題は 24-2 の【儒艮(じゅごん)】以来。平成15年度以降全体でもわずか5例目です。個人的には索引掲載語を網羅していればそれで良しとのスタンスですので、これはできなくても仕方のない問題でした。
10 【没分暁漢】 わからずや
4文字熟語は、少なくとも平成15年度以降では初めての出題。と言っても、「索引」にある熟語ですから、これは正解しなければいけない問題でした。学習済みではありましたが、どこかに「4文字熟語は出ない」との油断があったのかもしれませんね。思い出せませんでした。
昨年度は(四)の語選択・書き取り問題で3文字熟語の出題が続いていましたが、今年度は4文字の熟字訓が続くのでしょうか(笑)。 【八角金盤(やつで)】 や 【側金盞花(ふくじゅそう)】 など、要注意かもしれません。
(七)熟語の読み・一字訓読み 10/10点
ここは満点でした。(一)で 【攤飯】、(七)で 【摶飯】 と、「たんぱん」が2つ出されたのが目を引きましたね。【摶飯】 は 25-1 に続いての出題でした。
(八)対義語・類義語 14/20点
(八)は難易度の高い出題が続いていますね。
2 【先人】 ⇔ 【後昆】
まったくわからず。 【昆】 に「よつぎ」という意味があり、【後昆】 も「辞典」の「下付き」には小さく載っていましたが、これを正解するのは今の私には無理でした。
3 【興隆】 ⇔ 【陵夷】
一つくらいは正解できた問題も紹介しましょう。25-2 で同じく 【興隆】 の対義語を問う出題があり、その時の正解は 【陵遅(りょうち)】 でした。その時はこの熟語を知らず、出来なかったのですが、「辞典」には 【陵遅】 と同じ意味だとして 【陵夷】 も載っており、当時それを確認していたので今回は正解できました。「辞典」を調べるときには、直接調べたかったものに加えて、その周辺にも目を通しておくと良いですね。
6 【喊声】 ⇔ 【鯨波】
「【喊声】は鬨(とき)の声のことだな」と思い、また、熟字訓としての 【鯨波(とき)】 は十分学習していたにもかかわらず、選択肢の 「げいは」 から 【鯨波】 が思いつかず・・・。これも勉強から遠ざかって、感覚が鈍っていたからに他なりません。悔し~~
9 【流浪】 ⇔ 【播遷】
これはまったくわかりませんでした。「辞典」にない熟語ですので、個人的にはできなくても仕方のないところ。
【播遷】:遠くさすらうこと。
(九)故事・諺 10/20点
10問中5問不正解と散々。出直しが必要です。
2 大は棟梁と為し、小は スイカク と為す。 【榱桷】
24-3 で出題済で、過去問そのままの問題を落とすという痛恨の間違いでした。「たるき」と読む字を二つ並べて書くということは明確に覚えていたのですが、【榱】を【】 と書いてしまいました。漢検配当外(JIS第三水準)の漢字ですが、これも 「たるき」 と読み、音読みも 「スイ」 なので正解にしてくれても良いんじゃないかと思ったのですが、甘かったですね。(笑)
4 ウショウ を飛ばす。 【羽觴】
まったくわからず。
5 神明に オウドウ なし。 【横道】
これも諺としては初見でしたが、【王道】 か 【横道】 か迷って結局誤答。もっと良く意味を考えれば、このどちらかだったら 【横道】 でしたね。残念。
6 ランジャ の室に入る者はおのずから香ばし。 【蘭麝】
これは謎の誤答。間違えるはずのない問題ですが、きっと一文字目を木へんで書くとか、そういったうっかりミスがあったのでしょう。集中力を欠いていた証ですね。
9 別れては シンショウ の闊(はる)かなる有り。 【参商】
これもお手上げでした。ただ、【参商】 は「辞典」の見出し語(初版 P.580/第二版 P.585)ですから、「辞典」の熟語を渉猟し尽くされた方であれば、諺自体を知らなくても正解できたかもしれません。
(十) 文章題 22/30点
22点は、25-2 で19点だったとき以来の不出来。書き取りの内2問は誤答やむ無しですが、それ以外はできてしかるべしで、26点は取らなければいけなかったです。
2 エン として・・・ 【宛】
前後の文脈から 「あたかも、さながら」 の意味であることを読み取れれば正解できる問題ではありましたが、今の私には難しかったです。
3 チョウトン 【朝暾】
【暾】 の日へんをつけずに誤答。「なんか変だなぁ」とは思ったのですが、正解の字体は浮かばず。これも勉強不足が祟りました。
7 キョウコク 【頃刻】
これも難しかったですね。普通(?)に「ケイコク」なら書けたかもしれませんが・・・。ただ、原典には振り仮名などはふられていなかったのと、「辞典」も見出しは「ケイコク」で「キョウコクとも読む」との記載ですので、これは漢検の出題者があえて「キョウコク」として出題したのかもしれません。もしそうなら、かなり意地の悪い出題ですねぇ・・・
ご興味のある方は、以下から原典をご確認ください。
近代デジタルライブラリー 「日本風景論」 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/762818/1
コマ番号 77/143
ク 【刳る】 えぐ・る
正解したつもりだったのですが×。もしかすると「けず・る」とでも書いたのかもしれません。いずれにしても不注意。
コ 【鏤む】 ちりば・む
【鏤んでいる】 との出題にひっかかって「きざ・んでいる」と解答して×。「ん」は音便で、終止形で書けば「鏤む」ですし、そもそも文脈から意味をきちんと考えれば正解できる問題でした。これも集中力の欠如です。
ということで、全体に情けないばかりの出来栄えでしたが、それでも辛うじて160点に達したのは本当に幸運でした。次回の本試験は、仕事の関係で受けなければならない試験(合格率は20%台で、かなり難しいのです)と時期が重なっていて受検できる状況ではないのですが、今回ぎりぎりひっかかったことで、やはり継続したくなってきてしまいました。漢字教育士講座の受講も進んでいないので見送った方が無難なのは間違いないのですが、どうしましょう・・・
申込〆切までまだ時間がありますので、迷いながら良く考えたいと思います。
本試験から1ヶ月以上も経ってしまっていまさらという感じもしますが、「ピッタリ160点」という綱渡り的な合格となった 27-1 について、いつものように振り返ってみたいと思います。ごく基本的と思われる問題もたくさん落していてリピーターとしては恥ずかしい部分もあるのですが、きちんと勉強を継続していないといかにダメかという意味で参考にしていただけるかもしれないと思い、記事にすることにしました。
個人的な感覚として、学習が不足していると記憶が薄れて誤答するというのに加えて、試験本番中に正解を「絞り出す」という部分が非常に弱くなる気がしています。そんなことにも多少触れながら振り返ります。
(一)読み 24/30点
ここ最近、少し苦手意識が出てきてしまっている設問です。難化しているのは確かですが、きちんと勉強し、かつ、当日の気力が充実していればもう少し取れなければいけないでしょう。
4 【粥文】 いくぶん
「しゅくぶん」と書いてしまいました。【粥】は、「おかゆ」の意味では「しゅく」、「ひさぐ」「売る」の意味では「いく」。意味による音の読み分けとしては基本的な部類でしょう。十分わかっていたはずの事項ですが、さっそく「勉強不足」を露呈しました。
11 【艱窘】 かんきん
【窘窮(きんきゅう)】 【窘迫(きんぱく】 など、何度復習したことでしょう。ああそれなのにそれなのに・・・「かんくん」と書いてしまって×。情けなし。
14 【碓舂】 たいしょう
「ついしょう」と読んでしまう癖が出て×。さきほどの 【粥】 もそうですが、準1級漢字の総復習が必要かもしれません。
19 【串殺】 せんさつ
【串】 の表外読みをまったく知りませんでした。これはそもそもの学習不足。表外読みは訓読みと並んで、まだまだ知識に「穴」があります。
21 【找す】 さおさ・す
これも一体何度学習したことやら・・・。家での学習・復習では間違えた記憶がないのですが、いざ本試験に出されたら何故か「さ・す」と書いてしまいました。あ~あ。
22 【痂】 かさぶた
最近恒例の「一文字で送り仮名のない訓読み」問題。相変わらず網羅できていません。
(二)書き取り 26/30点
点数だけ見るとまずまずではありますが、リピーターなら、今回は少なくとも28点は取ってしかるべき問題レベルでしょう。過去問そのままの問題も多く、かなり易しかったと思います。
3 ヘンテコ 【変梃】
一度 【変梃】 と正解を書いたのですが、何故か突如頭に「天手古舞(てんてこまい)」が浮かんで来てしまい、迷ってしまった挙句に「変手古」と書いて×。なんだかなぁ・・
13 カツラ 【鬘】
これは痛恨のミスで、【鬟】 と書いてしまいました。以前に、「送り仮名のない訓読み」対策で 【鬟(わげ/みずら)】 がなかなか覚えられなくて苦労したのですが、その時に印象に残り過ぎていたのでしょうか。
(三)国字 10/10点
さすがにここは満点でした。
(四)語選択・書き取り 6/10点
ここも情けない点数。ここ数回と違って非常に易しい問題でした。リピーターなら当然満点を取るべきでしょう。
2 余分な字句を削って表現を整える。 【刪定】
「過去問そのままじゃん。『さんじゅん』だな。・・・ん、選択肢にないな・・・。あ、『すいこう』があった。これだこれだ」 というわけで、選択肢の「さんてい」に気づいてすらいないという体たらく。
3 月の満ち欠け。また、栄枯。 【盈虧】
これは 【虧】 の字体がどうしても思い出せず。典型的な復習不足ですね。
(五)四字熟語 30/30点
これで、ここ5回の本試験での点が 30-28-30-28-30 と、得点源になっています。ことに今回は、平成15年度以降の過去問からの出題が7問もあって、易しかったですね。 【必求壟断】 は「漢検 四字熟語辞典」にも「漢検 漢字辞典」にも載っていませんが、消去法と意味(利益を独占しようとする)から、十分に正解可能でしょう。
というわけで、前半は 110 点中 96 点。非常に易しかったと思うので、最低でも100点以上はとらなければいけない問題でした。なんだか書いていて改めて情けなくなってきました(笑)が、「その2」に続きます。後半は間違いのオンパレードです。(汗)
個人的な感覚として、学習が不足していると記憶が薄れて誤答するというのに加えて、試験本番中に正解を「絞り出す」という部分が非常に弱くなる気がしています。そんなことにも多少触れながら振り返ります。
(一)読み 24/30点
ここ最近、少し苦手意識が出てきてしまっている設問です。難化しているのは確かですが、きちんと勉強し、かつ、当日の気力が充実していればもう少し取れなければいけないでしょう。
4 【粥文】 いくぶん
「しゅくぶん」と書いてしまいました。【粥】は、「おかゆ」の意味では「しゅく」、「ひさぐ」「売る」の意味では「いく」。意味による音の読み分けとしては基本的な部類でしょう。十分わかっていたはずの事項ですが、さっそく「勉強不足」を露呈しました。
11 【艱窘】 かんきん
【窘窮(きんきゅう)】 【窘迫(きんぱく】 など、何度復習したことでしょう。ああそれなのにそれなのに・・・「かんくん」と書いてしまって×。情けなし。
14 【碓舂】 たいしょう
「ついしょう」と読んでしまう癖が出て×。さきほどの 【粥】 もそうですが、準1級漢字の総復習が必要かもしれません。
19 【串殺】 せんさつ
【串】 の表外読みをまったく知りませんでした。これはそもそもの学習不足。表外読みは訓読みと並んで、まだまだ知識に「穴」があります。
21 【找す】 さおさ・す
これも一体何度学習したことやら・・・。家での学習・復習では間違えた記憶がないのですが、いざ本試験に出されたら何故か「さ・す」と書いてしまいました。あ~あ。
22 【痂】 かさぶた
最近恒例の「一文字で送り仮名のない訓読み」問題。相変わらず網羅できていません。
(二)書き取り 26/30点
点数だけ見るとまずまずではありますが、リピーターなら、今回は少なくとも28点は取ってしかるべき問題レベルでしょう。過去問そのままの問題も多く、かなり易しかったと思います。
3 ヘンテコ 【変梃】
一度 【変梃】 と正解を書いたのですが、何故か突如頭に「天手古舞(てんてこまい)」が浮かんで来てしまい、迷ってしまった挙句に「変手古」と書いて×。なんだかなぁ・・
13 カツラ 【鬘】
これは痛恨のミスで、【鬟】 と書いてしまいました。以前に、「送り仮名のない訓読み」対策で 【鬟(わげ/みずら)】 がなかなか覚えられなくて苦労したのですが、その時に印象に残り過ぎていたのでしょうか。
(三)国字 10/10点
さすがにここは満点でした。
(四)語選択・書き取り 6/10点
ここも情けない点数。ここ数回と違って非常に易しい問題でした。リピーターなら当然満点を取るべきでしょう。
2 余分な字句を削って表現を整える。 【刪定】
「過去問そのままじゃん。『さんじゅん』だな。・・・ん、選択肢にないな・・・。あ、『すいこう』があった。これだこれだ」 というわけで、選択肢の「さんてい」に気づいてすらいないという体たらく。
3 月の満ち欠け。また、栄枯。 【盈虧】
これは 【虧】 の字体がどうしても思い出せず。典型的な復習不足ですね。
(五)四字熟語 30/30点
これで、ここ5回の本試験での点が 30-28-30-28-30 と、得点源になっています。ことに今回は、平成15年度以降の過去問からの出題が7問もあって、易しかったですね。 【必求壟断】 は「漢検 四字熟語辞典」にも「漢検 漢字辞典」にも載っていませんが、消去法と意味(利益を独占しようとする)から、十分に正解可能でしょう。
というわけで、前半は 110 点中 96 点。非常に易しかったと思うので、最低でも100点以上はとらなければいけない問題でした。なんだか書いていて改めて情けなくなってきました(笑)が、「その2」に続きます。後半は間違いのオンパレードです。(汗)