流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

石神井城址

2013-03-08 | 史跡・旧跡
練馬区石神井台に所在する石神井公園内に「石神井城址」があります。
石神井城は、平安時代から室町時代まで石神井川流域に勢力を張った豊島氏
の後期の居城でした。
豊島氏(としまし)は、南武蔵(主に現代の東京都周辺)に勢力を持っていた武家
として、平姓秩父氏の一族でした。
同氏は、武蔵国豊嶋郡から発展し、平安時代から室町時代にかけて国人系領主
として存続しました。


築城年代は不明ですが、石神井川流域の開発領主として勢力を伸ばした豊島氏が、
鎌倉時代後期に居城の一つとして築城したといわれています。


「石神井城 主郭跡」
石神井城の中心部だそうです。
内部(内郭)は平坦で、有事の際に利用する建物があったと考えられている場所。


「土塁(どるい)・空濠(からぼり)」
壕と土塁が良く残っている場所だそうです。
この状態を残すため、立ち入り禁止の処置がされています。


「石神井城址史跡碑」
文明9年(1477年)、扇谷上杉氏方・太田道灌に攻められ落城、廃城となりました。
翌年の文明10年(147年)、豊島氏は没落します。

ふるさと文化館を見学した後、偶然に立ち寄った当地にて、歴史ある城址に出会う
ことが出来ました。
江戸城を築城した武将として有名な太田道灌が攻めた城と思うと、石神井城の
当時における重要性を感じることが出来ますね。(^_^)
コメント
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