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陰(かげ)

最後は札幌出身の熊谷紗希さんのゴールで決め、見事な世界一、なでしこジャパン。

それにしても、二度追いついた根性は素晴らしかった。



やっぱり、これからは女性の時代なんだなぁ、と。



これから、帰国して、あちこちのマスコミに呼ばれて、でも、試合に出て輝く事ができた選手ばかりで
なく、サブで、ベンチで、日本で、残念ながら今回は応援にまわった選手のみなさんにも、是非光りを
当ててあげてほしいと思う。

澤さんや宮間さん達はもちろん素晴らしいけど、周りで一緒に闘った選手達はもっと素晴らしい。











昨日、「第1回北海道臓器移植者のつどい」に、妻と二人参加してきた。






今回は、既存の腎臓移植者の会に、肝臓移植者の会が加わった、最初の会ということで、両者の患者と
医療関係者が一同に介する場となった。





講演会のS村先生の話しを聞いて、改めて、移植で助かったことが奇跡のように感じられ、その反面、
運悪く亡くなってしまう多くの人たちのことも考えさせられた。

昨日も何人か、生体移植の方の話しを聞き、移植の話しが出てからドナーとなる方の出現、いざ移植
を決断し、実際に移植手術となるまでの過程の厳しさを思い知った。


みんな、あの修羅場を、生と死の境目を感じてきたし、自分だけで完結できない、なんとも言えない
思いを感じてきたのだろうと思うと、何故か不思議な気持になってしまった。







昨日も何度も話しの中に出てきたけれど、移植者の立場・・・どうも一種の罪悪感というか、大手を
振って自分の立場を表明できない雰囲気・・・この向上、これは早急の改善課題だと思う。


自分も少なからず思うことだけど・・・端的に言ってしまえば、自分よりもドナーの姉が、常に元気で、
思い通りの生活ができ、できるなら自分よりも長生きしてほしい、これはきっと、生体移植で救命され
た人間にある、共通の感覚ではないだろうか。







澤さんの後ろには、たくさんの陰があり、その存在こそが重要で、今の移植医療にも、たくさんの、
光りの差さない努力が、ある。
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