怒涛する 千代の流れが 陣を立て
馬糞 Bafun
七月一日、2009年の博多祇園山笠が始まった。
怒涛のしぶきのように雨が降った。
恵みの雨である。
千代流れの舁き山は、愛の兜飾りを立てた直江兼続の
勇姿である。
愛とはまさに、神仏の心である。
武人が立てる愛であるならば、それは、正義であり、
命をかけて守る気概であろう。
現代日本から失われて久しい精神である。
それにしても、毎年、千代流れの人形師の腕は博多で
一番であろう。
美しく、躍動美にあふれている。
今年も、千代の走りが楽しみである。
飾り山 銀河の雨に 清められ
馬糞 Bafun
博多祇園山笠は、無病息災を願う祭りである。
誰に願うのか。
神仏に願うのである。
神仏は愛そのものだからである。
しかし、神仏といっても、唯一神ではない。
神々にも立場があり、役割があり、序列がある。
軍神、商業神、医療の神、縁結びの神・・・。
それでも、人を愛する卓越した存在である。
人は、神を誹謗中傷するべきではない。
神を不都合に思うその理由は一体何なのか。
支配欲か、罪悪か、嫉妬か。
宗教なき文明はなかったことを、なぜだろうかと考え
てみることだ。
愚か者の分際で、宗教まるごとを冒涜するようなこと
はやめることだ。
キリストがアメリカ人に命じて原爆を落としたわけで
はない。
日本の神々が戦ったのは、日本を愛するが故であった。
ただし、偽装された反社会的邪教には注意が必要だ。
博多祇園山笠も、神聖な仏神の恵みであることを忘れ
てはなるまい。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi
※博多祇園山笠2009ニュース
→ http://www.nishinippon.co.jp/hakata/yamakasa/