木漏れ日に 日の月影は さざなみぬ
馬糞 Bafun
46年ぶりという皆既日食報道に煽られて、博多の部分
日食を自転車で追いかけた。
つい、太陽を直視したら、残影が部分日食になってい
た。
太陽が最大に陰る時間帯には、さすがに薄暗く、恐る
べきことが起こる予兆でもあるような、かつてない感覚
だった。
公園に出ると、カメラを手にした人たちがうろうろと
していた。
しかし、なかなか、日食の姿がカメラには写らない。
あきらめて、筥崎宮の花庭園に行ったが、閉園だった。
参道には、たくさんのテントを設営している最中だっ
た。
何があるのだろうか。
神社のアジサイ園に出たが、もう終わっていた。
木漏れ日を見ると、漣のように日食を映している。
滅多に見ない光景だ。
紫陽花の残り花を見て、ふと見上げた空に、くっきり
と7割程度の日食が見えた。
はじめて見る部分日食だった。
さあ、この夏、何が起こるのか。
星占いでなくとも、人の心に影響を与えないではおく
まい。
予定されていたこととはいえ、太陽と月とが直列した
引力が、博多を通ったということが、節目のときを告げ
知らせているかのように思われ
るのである。
次の皆既日食は、26年後の2035年9月2日だという。
さて、その頃、日本は独立国家として存続しているか
どうか。
その命運が、大胆な発想の転換を実行する若者たちの
維新事業にかかっている。
その代表が、マスコミに差別され、無視されながら戦
っている『幸福実現党』に他ならないと確信する。
それほどに異色でなければ、この国は救えない。
アメリカの輝きを覆うオバマ政権の日食が、今、アジ
アに影を落としつつあるということを知らなければなら
ない。
【国際政治の常識~ 戦争の備えと覚悟なくして平和なし】
日高義樹の「不幸を選択したアメリカ」を本の山から
発掘して読み終えた。
ワシントンレポートで知られるジャーナリストである
が、特別に愛国者というほどはなく、親日ではないキッ
シンジャーの考えを柱としていたことからも、アメリカ
の利害を知る手がかり程度にしか見ていなかった。
オバマ政権の危険性は、早くから承知していた。
しかし、中立的な日高レポートの警告は切実だった。
オバマ政権へのチェンジは、アメリカの国益にも大き
く影を落としつつある。
結果、台湾、日本の危機が急速に高まっている。
なぜなら、オバマは、戦争を嫌っているからだ。
マイノリティーは武力的支配を嫌う。
しかし、国際政治は法治主義の社会ではない。
もともと、法治主義とは、暴力装置を持った権力に支
えられている。
国家の独立を支える秩序もまた、戦力である。
国際政治の秩序を支える暴力装置とは、圧倒的な戦力
である。
その役割をアメリカが担ってきた。
ところが、オバマは、これを解除しようとしている。
韓国からも、精鋭部隊を半減し、さらに撤退しようと
している。
台湾からも手を引き始めている。
すると、世界は無秩序な弱肉強食の戦乱の世となる。
北朝鮮や中国の野望が大胆な実力行使の機会を狙って
準備している。
日本国家存立の危機ということが、日高レポートにも
繰り返し警告されているのである。
平和ボケした日常からは、こうした国家の危機など、
馬鹿げた話にしかすぎまい。
だから、犠牲者は必要だろう。
さて、そこから間に合うのかが問題だ。
オバマからチェンジするまでの三年余を持ちこたえら
れるか。
おそらくは、事態は急変するだろう。
心配するのは、緩やかな下降のことではない。
ドルはさらに下落するだろう。
アメリカ国際は大幅に価値を失うだろう。
原油価格はさらに高騰し、不足するだろう。
中国は保護貿易を強行し、軍事力をさらに強化するだ
ろう。
しかし、それは緩やかな、糖尿病のようなものだ。
今、問題なのは、緊急事態というべき危機の到来であ
る。
さらには、「糖尿病」を食い止める手立てを講じてお
く必要もある。
今やらなければ手遅れという事態が迫っている。
それが分からなければ、今回の総選挙はさらに危機を
招くことになるだろう。
非常事態宣言を発する。
戦闘態勢として、企業経営を考え、教育を考え、行く
末を考えて行動せよ。
日本が闇に沈むとき、世界も闇に沈むことになる。
その責任を負っていると言うことである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi