土株に ウンラン群れて ひこばゆる
梅士 Baishi
五月の連休が近くなると、マツバウンランが春雨のよう
に群れて林立する。
霞のようにゆれる薄紫の花が、何かしら切ない。
どちらかというと、パステル画の風景である。
今朝の気温はなんと21℃。
雨でも降るのだろうか。
ウンランのように細い細い雨ならば、紫の花が咲くであ
ろう。
【 疑わしい生涯教育論 】
生涯スポーツと言えば、いつでもどこでもその人に合っ
たスポーツに親しむ健康運動の習慣をいう。
健康と生きがいのための国民皆スポーツという考え方で、
理念としては結構なことである。
同様に、ユネスコが提唱して始まったと言う生涯学習論
も、いつでもどこでも、その人に合った教育が受けられる
環境づくりという教育政策を言うらしい。
生涯是勉学であるから、一見結構な政策方針のように
見える。
ところが、「学歴から生きがいへ」という生涯教育政策は
「ゆとり教育」として展開されてきたようである。
子供の自主性に任せる教育が「生涯学習」の観点から
大事だと言うのである。
「学歴低下などという批判に動揺しているが、方向性は
間違っていないから粛々と進めよ」というのが生涯学習論
推進派の考えのようである。
公民館などを利用した社会人教育の推進もまた生涯教
育の成果だと主張する。
しかし、文科省や教育委員会などの公務員の天下り先
をつくる「公務員のための生きがい教育」に見える。
反日左翼勢力による愚民化政策に見える。
生きがいとは、競争や試練の中から生まれるものだ。
子供に必要なのは、ますます高度化する知識と体力の
養成である。
ゆとり、と称する質、量の軽薄化なのではない。
教育改革に必要なことは、安全に安心して学べる環境で
ある。
暴力犯罪の温床となり、被害者が学校からも警察から
も守られない無法地帯となっている学校に法秩序を入れ
ることである。
学校が倒産するかもしれない、教員の仕事を首になる
かもしれないという競争原理を入れて質の向上を図らせ
ることである。
社会人教育というならば、もっと自由化された図書館を
増やし、24時間解放することだ。
自学自習と言うことであれば、自習する環境をつくるこ
とである。
公民館など公務員の天下り先として造られている施設で
ある。
全て、民営化して自習施設にすることだ。
「生涯学習」という言葉に騙されてはならない。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi