あじさいに 傘や女も 絵のような
中村 梅士 Baishi
六月も下旬に差し掛かった。
気温は21℃。
今朝も数珠つなぎの雨である。
博多には大雨、雷注意報が発表されている。
草木が生長する雨季である。
山には雨の中、合歓木が満開の頃である。
マメ科の樹木である。
タイには、さまざまなマメ科の木が豊富に生えている。
その実はとてもおいしいものもあれば、強毒性のもの
もある。
「ジャックと豆の木」という英国の童話がある。
豆の木というのがピンとこなかった。
豆と言えば、エンドウ豆やサヤマメなどの野菜しか思
い浮かばなかったからだ。
豆の木が本当にあるのだと分ったのは、タイでのこと
だった。
そういえば、日本にも、藤やネムの外にも萩やニセア
カシアなど、豆科の木に気付くようになった。
草の豆、樹木の豆・・・。
豆の木にはジャックと豆の木以来の不思議さを感じる。
さて、今日も天を突く豆の木を登るとしよう。
学生たちはまさに金の卵である。
サッカー、ワールドカップロシア大会の初戦で、なん
と、2-1でコロンビアに勝った。
終始、ボールを支配していたのは日本だった。
コロンビアにレッドカード退場者が出たとはいえ、想
定外の日本の圧力の強さを物語るだろう。
しかし、もっと得点できたはずである。
ゴールに慎重になり過ぎている印象があった。
まだ、メンタルに課題が残ると思う。
終盤に出た本田選手が試合運びにはまだ問題があると
言っていたのは分かる気がする。
日本選手はサッカーに限らず、自分たちの実力にたい
する過小評価がリミッターになっている。
メンタルが弱いのだ。
恐れを知らない新参者ならよいが、過小な分際をわき
まえたマイナー思考が邪魔をしていると思える。
巨額のゲンナマが飛び交う国際スポーツにおいて、ド
ーピングはパワーが出ること、見つかりにくいこと、組
織のバックアップがあることから、容易にはなくならな
い。
貧困はゲンナマの誘惑に弱い。
今のままでは、ドーピングはなくならない。
しかし、唯一の希望がある。
それは、日本だけはドーピング汚染がないことだ。
その日本選手が、火事場の馬鹿力というべき潜在能力
を発揮できるようになったら、ドーピングに勝てるかも
しれないということだ。
潜在力を発揮するメンタルトレーニングにこそ、活路
があるのではないか。
ワールドカップの日本チームの活躍はそうした可能性
を感じさせるものだった。
無我夢中の攻撃力に期待したい。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party