山傘衆も 夏至の長さを さるかむと
中村 梅士 Baishi
今日は夏至である。
気温は21℃、天気くもり、空気が湿っている。
日の出は5時9分と、既に1分遅くなった。
日の入りは、19時32分。
とうとう夏のてっぺんに立った。
博多祇園山笠まであと10日と迫ったが、千代も東も
そろそろけつに火が付くころではないか。
山笠の男衆が、水法被を決め込んでさるき回っている。
さるくとは、徘徊するということである。
夏至の日の長さに褌締めて磁場を作るのである。
夏至記念に、少し早く出勤するとしよう。
今日はわが夏至祭り。
午後7時を過ぎても、夕陽がさんさんと差している。
日が長いと言うことは、夜行性の生き物ではない限り、
嬉しいことである。
夏の暑さには閉口するが、日が長いということが幸せ
な季節である。
本来ならば、山登りを楽しみたいところである。
あの世の山登りではきつくないだろうし、汗もでない
だろう。
あの世に登山やスポーツの醍醐味はあるまい。
この世の喜びなのである。
しからば、スポーツはこの世の特権といえる。
この世の価値は、何かをやるにしても、求めるにして
も、困難であり、得難い所にこそある。
してみれば、思い通りに行かないこの世の人生こそは、
この世ならではの価値だと言うことになる。
難しいことがこの世の価値であるならば、失敗を恐れ
ることはない。
それこそは、この世の楽しみというべきだからである。
さて、夏至の日も、あと5分で暮れる。
夏至の三賀日を楽しみたい。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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